エクセルで行列の非表示を再表示に一括でするには、まずセルを全選択してください。
右クリックのショートカットメニューから「再表示」のボタンをクリックして、非表示になっている部分を表示させます。
操作はとっても単純で簡単なので作業効率もアップするでしょう。
エクセルの誤操作防止に非表示機能を用いることはとても便利です。
しかし、私は複数の行列を非表示にした後、すべての非表示を再表示する際に、個別で作業を行っていたらとても時間がかかってしまいました。
そのような時は、一括で非表示を再表示する方法を使ってみてください。大幅な時間短縮になりますよ。
一括で非表示を再表示にするショートカットキーや、個別で再表示する方法もご紹介します。
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エクセルで行や列の非表示を再表示に一括でする方法
エクセルシートの行列の非表示を再表示に一括でする方法は、まずセルの全選択して右クリックのショートカットメニューから「再表示」を左クリックしましょう。
下記で図を使って解説しますので、じっくり確認してくださいね。
エクセルの行や列の非表示、再表示はとても便利な機能ですよね。
私は以前仕事で日常的にエクセルで大きな表を使っていました。表に計算式を使うことも多く、行列の非表示は必要不可欠な機能でした。
作業の際には消したり誤操作させないために頻繁に、計算式に必要な数字の入った行や列を非表示にして、見えないようにしていました。
表示自体がとてもすっきりしますし、マウスやクリックの誤操作で数字を変えてしまう危険性がなくなるからです。
計算式に使っている数字を変える際には、再表示する必要があります。
私は、ひとつの表で複数の行列を非表示にしていたので、非表示部分を探して再表示することに時間をかけてしまっていました。
めんどくさいなあ
そのようなときは、これから解説する非表示を再表示に一括でする方法を使ってみてください。
簡単にすべての行と列を再表示できますので、時間短縮につながりますよ。
①エクセルシートを全選択する。
②行または列の上で右クリックし、ショートカットメニューから再表示する。
①今回は、「B列」「D列」と「2行目」「4行目」が非表示になっている表を例に説明していきます。
まずエクセルシートの左上隅を左クリックして、セルを全選択します。
セル全体に薄くグレーの色がついていたら、選択できているので確認してください。
②列番号の上(画像の緑色ぶぶん)にマウスのポインタを持っていき、右クリックしてショートカットメニューから「再表示」ボタンを左クリックします。
非表示になっていた「B列」「D列」が一括で再表示されました。
③続いて、行番号の上で右クリックしてショートカットメニューから再表示します。
④行の非表示も一括で再表示され、元のエクセルシートに戻りました。
個別で再表示するより、簡単に素早く作業できるので試してみてくださいね。
ショートカットキーを使えば作業の時短になる
エクセルで非表示部分を一括で再表示するには、マウスを使ってツールを選択する以外に、ショートカットキーを使う方法があります。
簡単にすべての行と列を再表示できますので、時間短縮につながりますよ。
列:Ctrl+Shift +0
3つのボタンを同時に押すだけなので、マウスを使うより何倍も早く作業ができますよ。
中には1行目やA列が非表示になっている場合もあると思います。
表の端にある1行目やA列は他の行列と比べて選択しにくいですが、ショートカットキーを使えば、簡単に選択が可能ですよ。
私個人的には、仕事でエクセルを日常的に使っているときに、少しでも作業を効率化させることを考えていました。
肩こりもちの私は、できるだけパソコンに向かう時間を少なくしたかったのです。
エクセル作業がとても速い同僚にその秘訣を聞いてみたら、できるだけキーボードから手を離さずに作業することだと教えてもらいました。
ここでは、キーボードからなるべく手を離さずに作業できるショートカットキーをご紹介します。
ショートカットキーは覚えるまでが大変ですが、覚えてしまえば作業時間が劇的に短くできます。
ショートカットキーを繰り返し使用して、覚えてくださいね。
行列を一括で再表示するショートカットキーについて解説
それでは、さっそく図を使って行列を一括で再表示するショートカットキーを説明していきます。
①セルの全選択する。
②キーボードの【Ctrl+Shift+9】のあと【Ctrl+Shift+0】を押す。
①「B列」「D列」「2行目」「4行目」が非表示になっている表を例に説明していきます。
エクセルシートの1行目とA列の間にある「緑色の三角形」を左クリックして、セルを全選択します。
またはショートカットキー【Ctrl+A】でもセルの全選択が可能です。
②シート全体がグレーに色づいて選択されていることを確認したら、キーボードの【Ctrl+Shift+9】を同時に押しましょう。
非表示になっていた「2行目」「4行目」が一括で再表示されたことを確認してください。
③そのままの状態で、キーボードの【Ctrl+Shift+0】を押しましょう。
非表示になっていた「B列」「D列」が一括で再表示されました。
手をマウスに持ちかえる回数をおさえて操作が完了です。
ショートカットキーを使って、簡単に一括で再表示することができました。実際にやってみると、やはりキーボード操作のみだと作業が早いです。
私自身も非表示や再表示をよく活用しているので、このショートカットキーはすごく役に立っているのを実感しています。
もちろん、順番を逆にして【Ctrl+Shift+0】のあとに【Ctrl+Shift+9】をしても再表示できますよ。
ショートカットキーが使えず再表示できないときの対処法
列のショートカットキーがうまく操作できない方がいるかもしれませんが、対処法があります。
私は、はじめて列の再表示にショートカットキーを使おうとしたとき、再表示できませんでした。
列のショートカットキーは、パソコンとエクセルのバージョンの組み合わせによっては、実行できないことがあります。
私の使っているパソコンはWindows10で、エクセルはMicrosoft365です。
しかし、対処すれば使えるようになりますので、ショートカットキーが使えなかった方は試してください。作業時間は1分です。
①パソコン画面の左下にあるwindowsマークを左クリックしましょう。
表示されるメニューの中からWindowsシステムツールを左クリックします。
②ドロップダウンメニューからコントロールパネルを左クリックすると、ポップアップウィンドウが出て来ることを確認してください。
③時計と地域に表示されている「日付、時刻、数値形式の変更」を左クリックすると、地域ポップアップウィンドウが出てきます。
④言語設定を左クリックすると、言語ポップアップウィンドウが出てくることを確認してください。
⑤「キーボード」を左クリックし、キーボードポップアップウィンドウを出します。
⑥「言語バーのオプション」を左クリックし、テキストサービスと入力言語ポップアップウィンドウが出てくることを確認してください。
⑦キーの詳細設定タブからキーシークエンスの変更を左クリックすると、キーシークエンスの変更ポップアップボックスが出てきます。
⑧キーボードレイアウトの切り替えで、チェックを【Ctrl+Shift(T)】から割り当てなしに変更し
OKを押してください。
この設定を行えば列の再表示にショートカットキーが使えるようになるでしょう。
私は、PCにトラブルなどで思うように操作ができないと一気にやる気がなくなってしまうタイプです。
集中力がきれちゃうんだよね
しかし、少し調べて問題解決すれば、その後ずっと快適になります。
手間がかかりそうに見えますが、すぐに解決できますので試してみてくださいね。
行列を個別で再表示するには前後を挟んで選択する
行や列を個別で再表示する方法は、前後を挟むように範囲選択した後、ホームタブから「再表示」ボタンをクリックしましょう。
ホームタブのセルセクションには、行列の表示非表示だけでなく、セルや行列の書式にかかわる色々な機能がまとめられています。
私は、よくどこのタブにどんな機能があるのか分からなくなるのですが、わからなくなったらとりあえずホームタブから探してみます。
よく使う機能が集まっているので、使い方を覚えてくださいね。
それでは、行や列を個別で再表示する方法を解説していきます。
①非表示になっている行の前後で範囲選択する。
②ホームタブから再表示する。
①「2行目」「3行目」が非表示になっている表を例に説明していきます。
「1行目」の行番号にマウスのポインタを持っていき、右矢印になったら左クリックします。そのまま、「4行目」の行番号までドラッグして指を離してください。
非表示行の前後の行が範囲選択され、グレーに色付いていることが分かります。
②ホームタブのセルセクションにある書式ボタンを左クリックしてください。
ドロップダウンメニューが出てくるので、「非表示/再表示」にマウスのポインタを持っていきます。
③行の再表示がでてくるので、左クリックしてください。
非表示になっていた「2行目」「3行目」が再表示されます。
列の再表示の場合も、同じように非表示列の前後を範囲選択して、ホームタブから列の再表示を選択すれば再表示できますよ。
右クリックのショートカットメニューから再表示する方法を知りたい方は下の記事を参考にしてくださいね。
両矢印でダブルクリックしても一気に再表示できる
非表示の行や列を個別で再表示させる方法には、前後の行や列エオ選択する以外に、ダブルクリックして再表示する方法もあります。
マウスを移動させることなく、クリック操作で作業が完了できると楽ですよね。
私はマウスを移動して、ポインタを目的の位置になかなか移動できないことがあります。
マウスの反応が悪いときなどは、ポインタがどこに表示されているか分からなくなってしまうのです。
マウス移動が少ないと、そのようなトラブルがなくてすむのでストレスがたまらず作業できますよ。
①非表示行の行番号の位置にマウスのポインタを持っていく。
②ポインタが両矢印のときにダブルクリックする。
①「2行目」「3行目」が非表示になっている表を例に説明していきます。
非表示行になっている前後の行番号の間は二重線になっています。その位置に、マウスのポインタを持って行ってください。
②マウスのポインタが上下に向いた両矢印になったタイミングで、ダブルクリックすると非表示行が再表示されます。
ここで注意していただきたいことは十字矢印ではなく、両矢印の時にダブルクリックすることです。
十字矢印と両矢印は似ていますが、間違えると再表示されないので注意してくださいね。
さらに、行や列を簡単に再表示と非表示で切り替えられる方法もあります。ぜひ下記の記事も参考に、扱うデータに合わせて機能を使い分けてくださいね。
隠れているシートもショートカットで簡単に再表示
隠れている複数の非表示シートを一括で再表示するためには、右クリックのショートカットメニューを使いましょう。
私は、計算式で使う数字を無意識に変えてしまったことがあります。
そんなときに、計算式で使う数字の入った列や行を非表示にして隠してしまえば、意図せず数字を変えてしまう可能性が低くなります。
とてもおすすめの機能ですが、行や列単位で非表示にしなければいけないところがデメリットです。
私は行や列単位で非表示にしたくない場合は、違うシートに計算式で使う数字を書き込み、シート自体を非表示にする方法を使っていました。
シートを再表示すれば計算元をまとめて確認できるのでおすすめです。
複数のシートを非表示にしたときに、一括で再表示する方法も覚えると便利ですよ。
①表示されているシートにマウスのポインタを持っていく。
②右クリックして再表示を押す。
③再表示したい複数のシートをCtrlキーで選択する。
①現在、シート名「2」「3」「4」の3シートが非表示になっている状態です。
表示されているシートの上にマウスのポインタを持っていってください。矢印マークになったら右クリックします。
ショートカットメニューから再表示を左クリックすると、再表示ポップアップウィンドウがでてきます。
②再表示したいシートを左クリックし、Ctrlを押しながら次の再表示したいシートを左クリックします。
非表示シートの2、3、4が選択され青く色付いていることを確認して、OKを押すと再表示されます。
この時、再表示できるシートが選択できない場合があります。
これは「ブックの保護」が有効になっており、ロックがかかっているかもしれません。
その場合の対処法については下記記事を参考にして見てくださいね。
再表示に成功すると、上記図のように、シートが表示されますので確認してください。
一括で表示しないと、余計な時間がかかってしまいますので一括で再表示する方法を活用して見てくださいね。
まとめ
- エクセルで非表示を再表示に一括でするには、セルを全選択した後、行と列それぞれで右クリックのショートカットメニューから再表示する。
- ショートカットキーを使って一括で再表示するには、セルの全選択後、Ctrl+Shift+9(行)、Ctrl+Shift+0(列)を押す。
- 列の再表示にショートカットキーが使えない場合、コントロールパネルからキーボードの設定を変更すると使える可能性がある。
- 個別に非表示を再表示したい場合は、非表示になっている行列を挟んだ前後の行列で選択し、ホームタブの書式メニューから再表示できる。
- 非表示行にマウスのポインタを合わせて、両矢印のときにダブルクリックすると再表示される。
- 右クリックのショートカットメニューで再表示コマンドを実行した後、再表示したい複数のシートをCtrlで選択すると一括で再表示できる。
エクセルで非表示になっている行や列が複数ある場合、セルを全選択しショートカットメニューから「再表示」を選ぶと一括で表示できますよ。
エクセルで行列の非表示を再表示に一括でする方法を知っておくと、大きな表を使っているときには作業時間が短縮できるのでおすすめです。
右クリックのショートカットメニューを使う方法とキーボードのショートカットキーを使う方法をご紹介しましたが、どちらも簡単にできます。
エクセルのいろいろな解決方法を知っていると、考えることなく指が動くようになってきます。
様々な方法を試して、あなたに合ったやり方を探してくださいね。
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