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エクセルで非表示の行や列が再表示できない場合の対処法を徹底解説!非表示部分以外の可視セルのみコピーする方法も覚えよう

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エクセルで非表示の行や列が再表示できない原因は、先頭の行や列が非表示になっている場合やシートに保護がかかっている場合などが考えられます。

先頭の行や列が非表示の場合、ドラッグでセルを選択するか名前ボックスを利用すれば再表示できます。

それでも再表示できない場合はシート自体がロックされている可能性があるため、シート保護の解除を行いましょう。

私はこの「非表示/再表示」の機能を使い始めたとき、非表示にした後に再表示できない事態になり困った経験があります。

今回はエクセルで非表示の行や列が再表示できない原因と解決方法をショートカットキーも含めて解説します。

また、再表示と非表示を簡単に行えるボタンの設定や、非表示部分をコピーしない便利な可視セル機能も一緒に覚えてエクセル作業の効率アップに繋げましょう!

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エクセルで非表示にした行や列が再表示できない原因と改善策

エクセルで非表示にした行や列が再表示できない原因のひとつが先頭の1行目やA列が非表示になっている場合です。

私は非表示機能を頻繁に使って作業するので急に再表示できないとなると困りますし、作業が遅れて焦ってしまいます。

ここでは、なぜ非表示の行や列が再表示できなくなるのかを画像を交えて説明します。

まず、非表示になっている行や列を再表示する基本の操作は以下の通りです。

  1. 非表示になっている行や列を挟むように前後をドラッグして選択する
  2. 右クリックからショートカットメニューを開き、【再表示】をクリックする

では、先頭の行や列が非表示になっている場合はどうでしょうか。

この表では1~5行目が非表示になっていますね。

この場合、1行目より前の行が存在しないので、挟むように選択できずショートカットメニューから再表示をクリックしても再表示はできません。

この場合は少し違う操作が必要になります。再表示には2通りのやり方がありますので詳しく解説していきます。

先頭の行や列から全セル選択ボタンの境目までを選択する

まず、1つ目の方法が、非表示になっている部分の後ろの行や列から全セル選択ボタンにかからないギリギリの境目までドラッグし、選択する方法です。

この表は1~5行目が非表示になっているので、6行目からその一つ上の全セル選択ボタンと列番号がある境目あたりまでドラッグして選択します。

つまり、6行目から見えない1行目までをドラッグで選択する状態です。

選択後右クリックでショートカットメニューを開き、【再表示】をクリックすれば1~5行目が再表示できます。

ここで、左上の全セル選択ボタンの上で右クリックをしてしまうと表全体の選択になってしまうので注意してください。

簡単な作業ではありますが、個人的に初めのうちは繊細なマウステクニックが必要だなと感じました。

この方法を試してみて、最初は全セル選択ボタンの上で右クリックをしてしまっており、何度もセルが全選択され手間取りました。

操作に慣れれば通常の方法と大きな変わりはないので簡単に再表示できるようになりますね!

非表示になっている行や列番号を名前ボックスに入力する

非表示になっている先頭の行や列を再表示させる2つ目の方法は、名前ボックスに再表示させたい行や列の番号を入力する方法です。

この表は1~5行目が非表示になっているため、左上の名前ボックスに【1:5】と入力し、Enterキーを押すと1~5行目の非表示行が選択されます。

このまま画面上の【ホーム】タブ内にある【書式】をクリックしてメニューを開きましょう。

そしてプルダウンから【非表示/再表示】を選択、【行の再表示】をクリックすると1~5行目が再表示されます。

ドラッグする方法に比べて確実ではありますが、文字入力とマウス操作をするの少し時間がかかってしまうかもしれません。

私自身もこの方法は少し手間に感じました。

しかし、非表示の中でも再表示させたい部分だけをピンポイントで表示させられるので、大きな表などで使える方法だと思いました。

また、表によっては複数の非表示箇所を一括で再表示させたい場合もあるでしょう。

一括で再表示させる方法は下記記事で詳しくまとめていますので、チェックしてみてください。

1行目やA列が非表示の場合は一括表示で再表示させる

エクセルで非表示にした行や列が再表示できないとき、1行目やA列目が非表示の可能性があります。

1行目やA列は一番端の行や列になるので、他の行や列の非表示と異なり、再表示に少し手間がかかりまよね。

操作をうまく行わないと再表示できないのです。

しかし、下記の方法を使えば1行目もA列も簡単に再表示できます。

  1. [Ctrl]+[A]キーで表示されているシート全体を選択する
  2. 全体がグレーに色付いているか確認
  3. 右クリックでショートカットメニューを表示させる
  4. ショートカットメニューから【再表示】を選択

この方法であればややこしい操作が必要なく、1行目やA列を簡単に再表示できます。

さらに、1行目やA列以外にも非表示がある場合は、1回の操作で一括再表示させられるので作業の効率がアップする操作と言えるでしょう。

私は作業しやすいよう、作業中は不要な部分を非表示設定にしていましたが、閉じる前に一括再表示を行うようにしていました。

この作業を行なっておけば、次の作業の際や、他の人がデータを使用する際にも、不要な作業を減らせますよ!

しかしその代わり、この操作では非表示のままにしたい箇所も、再表示されてしまいます。

そのため、データの内容によっては、一括再表示させない方が良い場合もあります。

作業工程も少なく簡単なのがメリットですが、使用できるデータかどうか、作業前に内容の見極めは必ず行なってくださいね。

解決できない場合はシート保護の解除をしてみよう

ドラッグや名前ボックスを使って再表示させようとしても、再表示できない場合はシートが保護されている可能性が高いです

その場合は一度、シート保護にロックがかかっていないか確認を行いましょう。

【校閲】タブの【シートの保護】が【シート保護の解除】という表示になっていればシートに保護がかかっています。

そのまま【シート保護の解除】をクリックすれば解除できますが、パスワードが必要な場合があるので注意してください。

私は人から引き継いだエクセルのデータがパスワード付きで保護されていていたことがあります。

パスワードの入力を求められた場合、パスワードはロックをかけた人に聞くしか方法がありませんので、データ作成者に問い合わせましょう。

ロックがかかっているということは見られたくないデータや書き換えられたくないデータの可能性があるので事前に確認も行うと良いですね!

シート保護の解除については、下記記事で詳しくご紹介していますので、合わせて参考にしてくださいね。

行や列を簡単に非表示にするショートカットキーをご紹介!

エクセルの行や列を随時非表示や再表示させる方法は、何度も非表示・再表示を繰り返す場合、マウスを使ってクリックする操作が手間になりますよね。

私はマウスの操作をやりすぎて手が痛くなってしまったことがよくありました。

その手間を少しでも少なくできる、便利なショートカットキーをご紹介します。

行や列を非表示にするショートカットキー

行の場合は、[Ctrl]+[9]キー
列の場合は、[Ctrl]+[0]キー

この時、必ず非表示にしたい行や列を選択してからショートカットキーを使ってください。

複数の行や列を選択すると、まとめて非表示もできます!

非表示の時と同じく、再表示させたい行や列の前後を選択してからショートカットキーを使ってください。

ショートカットキーを使うとマウス操作を減らすことができ、作業を簡単に進められます。

私はショートカットキーが覚えられないのでずっと使わずに作業していたのですが、今回ショートカットキーを使ってみると今までよりずっと早く進められるので驚きました。

よく使う操作はショートカットキーを覚えて効率よくエクセルを使用できるといいですね!

非表示のままコピーしたいときは可視セルのみを選択する

エクセルの非表示機能について調べていると、データに非表示の部分がある場合、そのデータをコピーして貼り付ける時に問題が起こることがわかりました。

エクセルで、非表示にしたはずの行が、 そのエクセルデータ自体をコピペして使うときに勝手に再表示されてしまうのですがどうしたらいいのでしょうか、、

yahoo知恵袋

必要ない部分を非表示にしたはずなのに、そのままコピーされたしまったら作業が2度手間になってしまいますね。

非表示にしたまま普通の方法でコピーすると、非表示箇所も一緒にコピペされてしまうのです。

上記のように2~6行目が非表示になっている表をこのままコピーして貼り付けてみます。

すると、非表示の所も一緒にコピーされてしまいました。これでは後から削除するのが大変ですよね。

表示されている箇所だけをコピーする場合は「可視セル」機能を活用しましょう。

見えているセルのことを可視セルと呼び、可視セルだけをコピーすれば見えている部分のみコピーして貼り付けられます。

まず、①コピーしたい範囲をドラッグして選択し、②【ホーム】タブをクリックします。

③【ホーム】タブ右端の【検索と選択】から④【条件を選択してジャンプ】を選択しましょう。

【選択オプション】のボックスが開くので、その中の【可視セル】にチェックを入れて【OK】をクリックします。

この設定で、見えている部分セルだけが選択された状態になりました。

ここで「Ctrl」キー+「C」でコピーして、「Ctrl」キー+「V」で貼り付ければ、非表示箇所が見えないままコピーできました。

また、ショートカットキーを使って可視セルを選択することもできます。

可視セル選択ショートカットキー

「Alt」キー+「;」キー

「Alt」キー+「;」キーで可視セルを選択したうえで、「Ctrl」キー+「C」キーでコピーし、「Ctrl」キー+「V」キーで貼り付ければマウスでの操作を減らせますね。

私は可視セルを選択するまでの操作が少し面倒だなと感じましたが、このショートカットキーを使えば時間短縮になりますよね!

ボタンのみで非表示と再表示を切り替えられるグループ化が便利!

エクセルの非表示と再表示は一箇所ずつ随時行いますが、作業中に何度も非表示/再表示を繰り返す場合は少し操作が面倒だなと感じました。

その場合はグループ化して折りたたむ方法が有効です。この方法を使うと非表示になっている場所が分かりやすく、非表示/再表示の切り替えがスムーズにできます。

さらにボタンで非表示と再表示をワンクリックで行えるのも嬉しいポイントです。

この表の2~6行目をグループ化して折りたたんでみましょう。

①折りたたみたい行を選択します。今回は2~6行目をドラッグして選択し、②【データ】タブを選択します。

③【データ】タブ内にある、【アウトライン】の中の【グループ化】をクリックします。

2~5行目がグループ化されました。左の「-」ボタンを押すと折りたたまれ非表示になります。

再表示させたい場合は「+」をクリックで再表示されます。

この方法を使うとマウスの操作やショートカットキーを使わなくてもボタン一つで切り替えられるのでとても便利だと感じました。

頻繁に非表示と再表示を切り替えなければいけない時はこの方法が便利ですね!

グループ化はエクセル作業の効率アップには欠かせないので、グループ化については下記記事を参考にしてください。

まとめ

  • エクセルで先頭の行や列が非表示になっている場合、基本の操作では再表示できない。
  • 非表示の行や列を再表示させる基本の操作は非表示の前後の行や列をドラッグして選択し、右クリックから再表示を選択する。
  • 先頭の行や列が非表示の場合は後ろの行や列から全セル選択ボタンのギリギリの境目の所までドラッグして選択して再表示させる。
  • 非表示になっている行や列の番号を名前ボックスに入れて選択し、再表示する方法もある。
  • 再表示の操作をしてもメニューの「再表示」の文字色が薄く選択できない時はシートに保護がかかっている可能性がある。
  • 【校閲】タブから【シート保護の解除】をクリックすれば解除できるが、表の作成者がパスワードを設定している場合がある。
  • 非表示/再表示を切り替えるにはショートカットメニューを使うと効率よく作業できる。
  • 非表示の部分をコピーしたくない場合、可視セルを選択してコピーすれば見えているデータだけをコピペすることができる。
  • 非表示機能ではなく、グループ化して折りたためばボタンひとつで非表示と再表示を切り替えられる。

今回は、エクセルで非表示の部分が再表示できない場合の原因と再表示のさせ方を解説しました。

エクセルで非表示の部分を再表示できない場合は、ドラッグで非表示箇所を選択するか、名前ボックスを用いて再表示させましょう。

作業中に再表示できないとなると焦ってしまいますが、ひとつずつ原因を確認していけばそれに合った対処法があります。

少し手間に感じる操作もありますが、ショートカットキーやグループ化などの機能を使えば時間を短縮でき、効率よく作業を進められることがわかりました。

非表示の機能はエクセルを使う上で便利な機能です。ぜひ、自分に合った方法を見つけて効率よくエクセルを使ってくださいね!

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