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エクセルで行や列の非表示を解除して再表示させる方法は3つ!再表示されない場合はシート保護の解除も行なってみよう

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エクセルのワークシート内で、行や列の非表示を解除する方法は主に、「個別で解除」「一括で解除」「1行目やA列の解除」の3つがあります。

細かい設定は異なりますが、「ショートカットメニュー」と「リボン」の操作で非表示部分を解除します。

今回は、エクセルの非表示箇所を解除する3つの方法を、図を用いて操作手順をお伝えします。

さらにキーボードだけで素早く切り替えができるショートカットキーを使えば、エクセルの作業効率がアップするでしょう。

私も実際に使ってみると、スムーズに操作ができましたよ!

しかし手順通りにエクセルを操作しても非表示を解除できない場合があります。

そんな時に確認すべきポイントとして、「フィルターの有無」や「シート保護」の機能についてもご説明しますのでぜひご覧ください。

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エクセルの非表示を解除する方法は3つある

エクセルのワークシート内で、非表示にした行や列を再表示させる方法をご紹介します。

エクセルで非表示を解除する方法は主に3つあります。

  • 行、列単位で個別に解除する方法
  • 複数の非表示箇所を一括で解除する方法
  • 1行目やA列の非表示を解除する方法

どれも操作自体は簡単ですが、データの特性に合わせて使い分けると良いでしょう。

エクセルを日常的に使用されている方は、非表示や再表示についてご存じかもしれません。

しかし、たまにしか使わない機能だと忘れてしまうこともあるのではないでしょうか。

私はあまりよく調べずにエクセルを使い、後になって効率の悪い作業をしていたと気付いて驚いたこともあるので、いろいろな操作方法を学びたいと思いました。

それでは非表示を解除する方法を見ていきましょう!

非表示の行や列を個別に再表示させる基本的な方法

エクセルの非表示を解除して、行や列を再表示させる基本的な方法です。

非表示になっている行や列を個別に再表示できます。

「ショートカットメニューの操作」と、「リボンの操作」の2つをご覧ください。

今回は2,3行目が非表示になったシートを例として使用いたします。

非表示の行を再表示させる方法
  • 1
    非表示の行番号の上下の行(1~4)を選択する
  • 2

    「ショートカットメニューの操作」の場合

    選択した行の上で右クリックして表示されたメニューから【再表示】をクリックする
  • 2
    「リボンの操作」の場合

    【ホーム】タブの①【書式】→②【非表示/再表示】→③【行の再表示】を順にクリックする

    リボンとは、エクセル操作で使うボタンが集まった部分です。

    「ホーム」等のタブをクリックすると、リボン上のボタンがタブに沿った機能に切り替わります。

「リボン」は「メニュー」や「ツールバー」に代わるものだったのね。

私はエクセルの「リボン」に馴染みがなかったので「紐のリボン」しか浮かばず、しばらく悩んでしまいました。

また「ショートカットメニューの操作」と「リボンの操作」は両方とも覚えやすいですが、私は「ショートカットメニュー」の方が作業回数の少ない分、使いやすいと感じました。

今回は「行」の非表示を解除しましたが、「列」の場合でも同様に非表示にされている列番号の前後の列を選択し、これらの操作を行いましょう。

シート全体を選択して複数の非表示箇所を一括で解除

エクセルで非表示になっている複数の行や列を、一括ですべて再表示させる方法もあります。

複数の非表示がある場合に活用できるので便利ですが、「行」と「列」は別々に解除する必要があります。

こちらも「ショートカットメニューの操作」と、「リボンの操作」の2つをご覧ください。

非表示の行や列を一括で再表示する方法
  • 1
    A列の横にある「すべて選択」のボタンをクリックし、シート全体を選択する

    非表示部分は2~6行と9~13行、C~E列とG~J列です。

  • 2
    「ショートカットメニューの操作」の場合

    行の再表示は数字の上、列の場合はアルファベットの上で右クリックし、表示されたメニューから【再表示】をクリックする
  • 2
    「リボンの操作」の場合

    【ホーム】タブの①【書式】→②【非表示/再表示】→③【行の再表示】または③【列の再表示】を順にクリックする

    「行」と「列」両方の非表示を解除する場合は、別々に①~③の操作を行いましょう。

何箇所も行や列が非表示になっていると、一箇所ずつ選択して再表示していくのは手間がかかって大変です。

私はエクセルを使用することはあっても、非表示や再表示といった機能は日常的に使用しません。

もし私がこの方法を知らなければ、いざ複数個所の非表示を再表示するときに1つずつ時間をかけて解除するだろうと思いました。

個別で非表示を解除する方法とほとんど変わりませんので、一括でシートを選択する方法もあると覚えておくと良いですね。

非表示部分の一括解除については、下記記事でさらに詳しく書かれていますのでぜひ確認してみてください。

1行目やA列の非表示を解除して再表示する方法

シート左端の、1行目やA列の非表示を解除して再表示させる方法を解説いたします。

エクセルを使用していて、1行目やA列を非表示にした後「再表示の方法が分からなくなってしまった」という経験はないでしょうか。

非表示にした行や列を再表示する際は、非表示にした行(列)を挟むように、前後2つの行(列)を選択する必要があります。

しかし、1行目やA列を非表示にすると、非表示部分の上側(左側)には行(列)がないため、選択ができなくて困ってしまいます。

一括で非表示を解除すればいいのかしら?だけど必要のない箇所も再表示されちゃうわ。

1行目やA列を再表示させる方法3つを、1つずつ確認していきましょう。

マウスポインタや名前ボックスを使って再表示できる

非表示にされた1行目やA列を再表示させるために、先程と同じく「ショートカットメニューの操作」や「リボンの操作」を行います。

ワークシートは1~4行とA、B列を非表示にしています

ショートカットメニューの操作(マウスポインタ)
  • 1
    シート全体を選択するボタンの下や右にマウスポインタを近づけるとポインタの形状が「左右の矢印」に変わる
  • 2
    ポインタの形状が「左右の矢印」の状態で右クリックをして表示されたメニューから【再表示】をクリックすると1行目やA列が再表示される

マウスポインタを使用した方法は、ポインタを合わせる位置がとても重要です。

正確の場所にポインタがないとメニューが表示されませんので、操作しながら表示ポイントを探してみてくださいね。

次に範囲選択を行なって1行目やA列を再表示させる方法をご紹介します。

ショートカットメニューの操作(範囲選択)
  • 1
    非表示になっているA、B列を再表示するためにC列全体の選択後、C列を越えてもう少し左まで選択範囲を広げる

    C列の左の枠線が消えるとA、B列を選択している状態となる
  • 2
    右クリックし、表示されたメニューから【再表示】をクリックする

    行を再表示させる場合は5行全体の選択後、5行を越えてもう少し上まで選択範囲を広げると1~4行を選択できます。 

範囲を選択する方法は、マウスポインタよりも大胆に作業できるのがポイントと言えるでしょう。

大雑把な私は、範囲選択をする方法の方が楽だなと感じました。

名前ボックスを使ったリボンの操作
  • 1
    非表示の1~4行を再表示させるため数式バー左の「名前ボックス」に非表示列を含むセル範囲「A1:A5」と入力する

    「Enter」キーを押すとセル「A1:A5」が選択されます。

    A、B列を再表示させる場合は、「名前ボックス」に「A1:C1」と入力し「Enter」キーを押すとセル「A1:C1」が選択されます。

  • 2
    【ホーム】タブの①【書式】→②【非表示/再表示】→③【列の再表示】を順にクリックすると再表示される

この3つの方法を試してみて、私が一番簡単だと思ったのはやはり作業回数の少ない「マウスポインタ」の操作でした。

しかし「左右の矢印」を表示させたまま、右クリックしてショートカットメニューを出すのが意外にもスムーズに出来ず、近くにある「全て選択ボタン」を押してしまうのです。

私が「非表示にされた1行目やA列を再表示させる方法」として選ぶなら、2つ目の「範囲選択」の操作だと思いました。

1行目やA列まで選択をする方法が分かれば、通常のショートカットメニューの操作と一緒ね!

また1行目やA列の非表示についての口コミを調べていると、非表示が解除できない原因の一つに「ウィンドウ枠の固定」がありました。

エクセルでシートによってA列とかA、B、C列の3つの列が表示されません。

教えて!goo

ウィンドウ枠の固定は一覧表などの作成に向いているエクセルならではの機能で、作業の際はとても便利ですよね。

「ウィンドウの固定」の設定をオンにしていると、上手く行や列が選択できないので、非表示部分が解除されない自体になるのです。

ウィンドウ枠の解除方法は、「表示」タブから「ウィンドウ枠の固定」、「ウィンドウ枠固定の解除」ですので、もしものときはお試しくださいね。

その他にも、解除できないときに確認したいことがあるので見てみましょう。

再表示できない場合はフィルターやシート保護の解除を確認

行や列の非表示を解除する手順は間違っていないのに、再表示できない場合があります。

そんなときは、原因として考えられるポイントが2つありますのでご確認ください。

フィルターが選択されている

非表示になっている行や列が、非表示の設定ではなくフィルターの絞り込み機能により非表示にされている場合があります。

フィルターによって絞り込まれた結果で非表示になっているときは、再表示をクリックしても再表示されないのです。

「データ」タブの「フィルター」が選択されていないか確認が必要ね

フィルターが選択されている状態であれば、「フィルター」をクリックして解除すると非表示にされていた行(列)が表示されますよ。

また非表示設定されている行(列)と、フィルターの絞り込みによって非表示にされている行(列)の見た目は同じです。

私は「非表示」と「フィルター」の非表示に見分けがつかないから紛らわしいのだなと感じました。

自分が作成したものであればすぐに気付けそうですが、他の人から引き継いだデータなどであれば注意が必要ですね。

シートに保護がかかっている

非表示を解除しようとしても、ショートカットメニューの再表示の項目が薄い色になりクリックできないときはシートに保護がかかっている可能性があります。

シート全体に保護がかかっているため行や列を再表示できません。

このような場合は「校閲」タブから「シート保護の解除」をしましょう。

ワンクリックでとても簡単にシート保護の解除をできます。

シート保護の解除については、下記記事でも詳しく紹介していますので合わせて参考にしてみてください。

しかし、いざ解除というときに自分の知らないパスワードの入力画面がでてくる場合があります。

設定がされていたらパスワードの入力が必要になるわ

パスワードの設定に心当たりがなく、数名とデータを共有している場合などは、自分以外の誰かが設定した可能性が高いでしょう。

パスワードの入力画面が表示されたら、パスワード作成者に問い合わせてみましょう。

パスワードに関しては、設定した方のみが分かるので事前に確認を行なってみてくださいね。

非表示の解除ができないときに「フィルターの選択」や「シートの保護」の可能性に気付ければすぐに対処ができるので覚えておきたいポイントだと思いました。

もし「フィルターの選択」や「シートの保護」の確認を行なっても非表示を解除できない場合は、下記記事も参考にしてみてくださいね。

エクセル作業の時短にはショートカットキーを覚えよう

今回は、Windowsでエクセルの行や列の「非表示」や「再表示」をさせるためのショートカットキーをご紹介いたします。

キーボードで操作ができるショートカットキーを覚えると、切り替えが素早くなり効率の良い作業ができるようになりますよ。

まずは行の非表示や再表示をするショートカットキーです。

【行の非表示】
「Ctrl」+「9」

【非表示にした行の再表示】
「Ctrl」+「Shift」+「9」

非表示にしたい行のセルを選択し、「Ctrl」キーを押しながら「9」キーを押します。

再表示の場合は、非表示にしている行とその上下の行を選択した状態で「Ctrl」キーと「Shift」キーを押しながら「9」キーを押しましょう。

私は「1行目やA列の再表示」もショートカットキーでできるのか疑問に感じました。

先程のように1行目やA列を選択してショートカットキーを使ってみると、問題なく再表示できたので便利でいいなと思います。

複数のセルを選択している場合も、選択しているセルの行や列がまとめて非表示になるわよ。

続いて列の非表示や再表示をするショートカットキーです。

【行の非表示】
「Ctrl」+「0」

【非表示にした行の再表示】
「Ctrl」+「Shift」+「0」

列の非表示も「行」と同じく、非表示にしたい列のセルを選択し、「Ctrl」キーを押しながら「0」キーを押します。

再表示の場合は、非表示にしている列とその左右の列を選択した状態で「Ctrl」キーと「Shift」キーを押しながら「0」キーを押してくださいね。

私は使用頻度の高いショートカットキーしか覚えられていないので、これからたくさん覚えていきたいです!

まとめ

  • エクセルのワークシート内で非表示にした行や列を解除して再表示する方法は3種類あり、「一箇所ずつ個別で解除」「一括で解除」「1行目やA列の解除」である
  • 「一箇所ずつ個別で解除」の場合は、非表示の行(列)番号の上下(左右)の行(列)を選択し、「ショートカットメニュー」または「リボン」の操作で「再表示」をする
  • 「一括で解除」の場合は、A列の横にある「すべて選択」をクリックしてシート全体を選択後、「ショートカットメニュー」または「リボン」の操作で「再表示」をする
  • 「1行目やA列の非表示解除」は「マウスポインタ」「範囲選択」「名前ボックス」のいずれかを使用して操作を行う
  • 「マウスポインタ」と「範囲選択」はショートカットメニューから、「名前ボックス」は非表示列を含むセル範囲を名前ボックスに入力してリボンから操作を行う
  • 非表示になっている行(列)が非表示の設定ではなくフィルターの設定で非表示にされている場合は「データ」タブの「フィルター」で解除する必要がある
  • シートに保護がかかっていると非表示の解除ができないため「校閲」から「シート保護の解除」をする必要があるが、パスワード設定されている可能性がある
  • 非表示や再表示をさせるためのショートカットキーを使用すれば、切り替えが素早くなり効率的な作業が行える
  • 行(列)を非表示にさせるキーは「Ctrl」+「9(0)」、再表示は「Ctrl」+「Shift」+「9(0)」である

エクセルで行や列の非表示を解除する方法は主に、「個別で解除」「一括で解除」「1行目やA列の解除」の3つがあります。

一言で「行や列の非表示を解除する」といっても、非表示の状態などによって解除方法に違いがありましたね。

私は個別で行う解除方法しか知らなかったので、今回いろいろなパターンを学べたことは新鮮でとても興味深かったです。

あなたのエクセル作業に合った効率アップが期待できる「非表示の解除方法」が見つかると嬉しいです。よろしければ一度お試しください♪

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