読み聞かせは大人が行ってあげるのも良いですが、多くの絵本を無料で楽しめる専用アプリやサイトがあります。
アプリ内にはたくさんの絵本が並んでいるので、毎回新しい絵本に出会えるのも魅力です。
私は小学校低学年と年中の子供がいますが、読み聞かせるのは思ったより時間がかかりますし、同じ本を何度も読んでいると、だんだん私は飽きてきてしまいます。
そんな時、小学校低学年までの子供向けに無料で読み聞かせができるアプリがあると知り、実際に使用し始めました。
読み聞かせてくれるだけでなく、アプリには我が家にはない絵本がたくさんあり、低学年と年中の我が子それぞれに合った物語を簡単に選べるのでとても便利です。
今回は、小学校低学年までの子供にも読み聞かせができる無料サイトと、読み聞かせによる効果をご紹介します。
読み聞かせできる小学校低学年まで対象の無料アプリ3選
私はできるだけ時間がある時には、読み聞かせをしようと思っているのですが、家にある本は限られていますよね。
子供たちは同じ本を繰り返し「これ読んで!」と持ってきますが、何度も同じ本を読んでいると、私は飽きてしまいます。
子供が望む本を、何度も繰り返し読み聞かせることも大切だと分かってはいるのですが…
そんな時は読み聞かせ専用のアプリを利用するとよいです!
アプリであれば、たくさんの絵本が揃っているので、小学校低学年も対象の物語があるでしょう。
今からご紹介するアプリであれば、たくさんの読んだことのない本を読めます。
我が家にも絵本はいくつかありますが、そこまで多くはありません。そのため、アプリで本を選べるのはとっても嬉しいです。
またこれであれば、大人も飽きずに本を読むことができますよね。さらに音声付きで読み聞かせまでしてくれるものもありますよ!
さっそくおすすめの読み聞かせアプリをご紹介したいと思います。
絵本ひろばは1000作品以上の絵本が楽しめる
絵本ひろば
「絵本ひろば」は、なんと1,000作品以上の絵本が無料で読み放題となっています。
なんと言っても、作品数が多さが魅力のアプリです。
しかし作品数だけでなく、さらに嬉しいのは会員登録をしなくても【ほんだな】という履歴機能が使えるのです。
【ほんだな】には一度読んだ本が収納され、お気に入りの絵本の保存や読まなくなった本は削除もできます。
そして【ほんだな】に入っている本はオフラインでも楽しめるのです!
私は時々子供たちと実家に泊まりに行くのですが、実家は残念ながら通信環境があまり良くありません。
そんな時でも、絵本ひろばの【ほんだな】機能があればいつでもどこでも絵本を楽しめるのです。
読みたい絵本をタップするとこちらの画面が出てきます。ジャンルや本のあらすじ、読まれた回数を知れます。
絵本ひろば
絵本ひろばに掲載されている絵本は一般の方が投稿した絵本で、絵も話もステキなものがたくさんあります。
書店には売られていない絵本もありますので、1,000冊以上の絵本の中から我が子にぴったりな絵本を見つけてみるのも楽しいかもしれませんね。
1,000冊もあれば、小学生でも未就学児でも楽しめる絵本がきっとありますよ。
今まで見たことない絵本をたくさん発見できるので、大人である私も、子供と物語を選ぶ際はとてもワクワクします。
プロの絵本作家が手がけているPIBO
PIBO
「PIBO」は、プロの絵本作家100名以上が手がける良質なオリジナル絵本や、昔話の名作絵本360冊以上を楽しめる無料アプリとなっています。
初めてアプリをダウンロードすると7日間の無料お試し期間があります。
お試し期間が終わると読み放題の有料会員に登録をするか、登録しないままの1日3冊まで読める無料会員。
私は普段寝かしつけの際に読み聞かせをしていますが、本を読む時間は大体10~15分程度ですので無料会員で読める3冊でちょうどいいくらいです。
制限があるので、もう寝てほしいのに「次の本、読んで!」と言われることもなく、助かっています(笑)。
また小学生であれば自分で操作もできるようになりますが、3冊という制限があることで使いすぎも防げますね。
絵本は表紙から選び、タップすると絵本のあらすじや注目ポイントを簡潔に教えてくれます。
PIBO
対象年齢や本の内容が書かれており、本を選ぶ際の参考になりますよ。
また、こちらのアプリは絵本を探すだけでなく、全作品にプロの声優さんの音声が付いています。
そのため私が読んであげなくても、自動で音声による読み聞かせをしてくれるのです!
実際に子供と絵本を読んでみたところ、優しい女性の声で朗読してくれるので、子供と一緒に聞き入ってしまいました。
大人が読んであげるのもいいですが、私は子供と「次どうなるんだろうね?」とか「これなんだろう?」とかコソコソと話をしながら見るのも好きです。
そのため、子供といろいろ絵本の内容についてお話をしながら読むことのできる、音声付きの絵本の機能はうれしかったです♪
昔話を読み聞かせるならe童話
e童話
「e童話」は、日本の昔話から世界の昔話までいろいろな童話を楽しめるサイトです。
絵本の種類は他のアプリと比べて少なめですが、メジャーな昔話がそろっています。
私は子供と本を読むのが好きなのですが、思いのほか有名な物語を読んでいないことに、最近気が付きました。
日本の昔話だと「桃太郎」や「ツルの恩返し」、世界の昔話では「マッチ売りの少女」や「みにくいアヒルの子」などです。
私自身が昔話をあまり知らなかったこともあり、小学生である我が子には経験として読んでほしいな。との思いでアプリをダウンロードしましたよ。
子供たちに好きな本を選ばせるのも良いですが、昔ながらの物語を大人が選んで読んであげるのもたまには良いかもしれませんね。
e童話
絵本を選ぶと、右下の三角のボタンをタップすることで読み進められます。
童話は古くから伝わる物語で、長年愛されているものが多いので、そのような作品を子供に触れさせるのも良いですね!
日本昔話は他にも読み聞かせる方法がありますので、下記記事も参考にしてみてください。
感性を豊かにする寝る前におすすめ小学生にも読める絵本3選
読み聞かせなどでいろいろな物語に触れることで、感性が豊かになるとも言われています。
絵本はすごく短い文章で表現されていますが、大人の私が読んでみると、改めて考えさせられるような内容がたくさんあります。
子供も私とでは考える内容が違うと思いますが、物語に対して何かしらの感想を持ってくれます。
この行動こそが、感性を豊かにするポイントであると言えるでしょう。
我が家では小学生の子供と、年中の子供とでも感じる内容が異なるので、すごく面白いですよ。
低学年から高学年、年中から年長と年齢が上がるにつれてもきっと違う捉え方になると思うので、これからがすごく楽しみです。
そこでここからは読み聞かせにおすすめの本をご紹介したいと思います。
私も読み聞かせに使っているおすすめの本をいくつかご案内しますので、良かったらご参考にしてください。
100万回生きたねこ
「100万回生きたねこ」は有名な絵本で、私も子供の頃読んだ記憶があります。
主人公のねこが100万回の生と死を繰り返す中で、最終的に大切なものや愛を見つけます。
私自身大人になって改めてこの絵本を読んだとき、悲しさと同時に「美しい」とも感じました。
100万年も しなない ねこが いました。
100万回も しんで,100万回も いきたのです。
りっぱな とらねこでした。
100万人の人が, そのねこが しんだとき なきました。
ねこは, 1回も なきませんでした。読むたびにちがう気持ちになる、りっぱなとらねこの、ふしぎな物語。
講談社BOOK倶楽部
私はこの絵本が好きで、自分の子供にも読み聞かせ用に購入しました。
小さいお子さんにとっては少し難しい内容かもしれませんが、私は子供にこの絵本も読み聞かせをしています。
大きくなるにつれて、ねこが死んだ悲しさだけでなく、いろいろな感想を言うようになりました。
あらすじの紹介にもありますが本当に「読むたびにちがう気持ちになる」のです。大人の私でもそうです。何度も繰り返し読んであげたい絵本です。
ぐりとぐら
「ぐりとぐら」も有名な絵本なのでご存知の方も多いでしょう。
かわいいぐりとぐらが大好きで、私自身よく母に読んでもらっていました。
森で暮らすぐりとぐらは仲良しでいつも2人一緒です。困難にぶつかっても一緒に知恵を絞りながら解決していきます。
ぐりとぐらのシリーズは「挑戦」や「好奇心」などといった部分を育んでくれるのではないかと個人的には感じています。
「これが出来ないなら別の方法で試してみよう」や「これをやってみたらどうかな?」など、ワクワクする内容が描かれています。
また、ぐりとぐらに登場する大きなカステラが話題になっていますね!
福音館書店のサイトでは、ぐりとぐらのカステラを再現できるレシピも紹介されていますよ。
読み聞かせと合わせて、子供と一緒にカステラ作りを楽しんでみてはいかがでしょうか♪
しぜんとかがくのはっけん!366
「しぜんとかがくのはっけん!366」は一見すると図鑑のようですが、子供たちの「なんで?」に答えられる豆知識が詰まった一冊となっています。
1つ1つのページの文字も少なめで読みやすく、いろいろなお話があり飽きずに読めます。
この1冊で動物や植物、宇宙など自然や化学に関する14カテゴリについて書かれているのも嬉しいポイントです。
14カテゴリあるので、子供が興味を示すものを探してみるのにも便利かもしれません!
さらに、読んだところに印をつけらるよう、カレンダーとシールも付いています。
子供たちはシールを貼るのも楽しいようで、毎日「読んで」と本を持ってきます。
大人の私でも「へー、そうなんだ!」と知らなかったことを知ることができて、私も毎日読むのを楽しみにしています。
読み聞かせアプリを寝る前に使う方法
寝る前の読み聞かせは、子供が大好きな家族の声を聞くことで安心して寝れるようになると言われています。
これは幼い子供でも小学生であっても共通しています。
また寝ている間にも脳が働き、想像力や語彙力を豊かにしてくれるとも言われますので、事前に絵本を楽しむことで、たくさんのこと絵を吸収してくれるでしょう。
安心すると同時に、一定の速度で行う読み聞かせは心を落ち着かせ眠りへと導くと言われています。
私も夜寝る前に本を読むと、どうしてかすぐに眠くなってしまいます。
これは布団に入って、ゆったりとした時間の中で単調な作業を行うからでしょう。
個人的には本を読んで眠るとすごく心地よく、朝もスッキリ起きれるような気がしています。
読み聞かせも同じで、子供が安心して眠るにはすごく大切な時間なのです。
そこで、寝る前に読み聞かせアプリを使う方法をお伝えします!
- ステップ1一緒にお布団に入る
一緒にお布団に入ると温もりを感じられるのでより子供が安心します。
- ステップ2アプリを開いて一緒に絵本を選ぶ
アプリはスマホやタブレットを用いるので、布団に入った状態で今日読む物語を一緒に探せます。
一緒に選べば、子供に読んでもらいたい絵本へ導くこともできますし、子供の好みも把握できます。
- ステップ3読み聞かせスタート
音声版の読み聞かせ良いですが、可能な限り実際に読んであげましょう。
聞き馴染んだ声の方が子供は安心します。音声版の聞き慣れない声は子供の眠気を覚ますことも考えられるので、音声版は昼間の使用が良いでしょう。
- ステップ4子供の反応を見ながら読み進める
読み聞かせ中は子供の反応も一緒に見てあげると良いです!
絵本の内容に対して子供がどんな反応をするのかを観察すると、子供の考えがわかったり成長を感じられますよ。
また、反応に応じてあげることでコミュニケーションにもなります。
- ステップ5子供が寝るまで繰り返す
読み聞かせは子供のペースに合わせて行うのが良いです。
すごく簡単な手順にも見えますが、子供が安心して眠るためにもとても大切なのです。
アプリを使えば旅行先や帰省中でも、どこでも寝る前に絵本が読めるのは嬉しいポイントですよね。
絵本を持ち歩く感覚で、どこでも読み聞かせを楽しんでくださいね!
特におすすめの絵本アプリみいみを実際に使ったレビューもまとめましたのでぜひご覧ください。
読み聞かせは想像力や語彙力アップの効果が期待できる
読み聞かせをすると、以下のように子供にとっていろいろな効果が期待できます。
- 物語の世界に触れることで、知的好奇心が刺激される
- 物語のいろいろな場面を想像することで、想像力が育つ
- いろいろな言葉に触れ、語彙力が育つ
- 登場人物の気持ちを考えるなど、感情が豊かになる
- 色彩豊かな絵を見ることで、感性が豊かになる
- 子供とのコミュニケーションの手段
このように、読み聞かせをして悪いことは一つもないのではないかというくらい、子供にとっては嬉しいことだらけなのです。
小学生になると勉強も始まるので、読み聞かせで想像力や語彙力の向上が期待できるのは嬉しいですよね。
私はこの中でも特に、子供とのコミュニケーションの手段として読み聞かせの時間を大切にしています。
子供とゆっくり話す時間がとれなくても、読み聞かせを通していろいろな話をすることができます。
コミュニケーションが取れることはもちろん、こんなにたくさんの良いことがあると知れば、進んで読み聞かせをした方が良いですよね!
さらに読み聞かせは文部科学省も効果を公認していますので、積極的に取り入れたみてください。
子供が生まれる前から読み聞かせをはじめても良い!
赤ちゃんは7~8か月くらいになると耳の器官が出来上がるので、生まれる前でも声が聞こえています。
そのため、早ければ赤ちゃんがお腹の中にいるときから読み聞かせを始めても良いのです。
あなたは読み聞かせをいつから始めましたか?私は、子供がお座りをするようになったくらいからでした。
これは後から知ったのですが、実は赤ちゃんがお腹の中にいるときから読み聞かせをする方もいらっしゃるそうです。
もちろん、赤ちゃんが生まれてからでも、いつから読み聞かせを始めても遅いということはありません。
しかし、生まれたばかりの赤ちゃんはほとんど眠っていますし、産後はお母さんも体力が戻らずきついですよね。
私も産後は、体力を使い果たしてヘトヘトでした。無理に読みきかせを始めなくても、子供さんとあなたのペースで大丈夫です。
赤ちゃんは3~4か月頃からぼんやり目が見えるようになります。6~7ヶ月では音の聞き分けができるようになり、音のする方を見るようになります。
そして、8ヶ月になるころには目ももっと見えるようになってきます。
目がぼんやりとしか見えていないときは、近くで本を見せてあげるなど、赤ちゃんの成長に合わせた読み聞かせをしてあげるのが良いですね。
小学校高学年の子供とは読み聞かせがコミュニケーションになる
特に小学生の高学年になれば読みも程度できるようになりますが、あえて「読み聞かせ」を行うことで、子供とのコミュニケーションになります。
読み聞かせは「いつまで」と決まりはなく、小学生に上がって高学年になっても、またそれ以上であっても子供が望めばいつまででも読み聞かせをしてあげてください。
小学生になると字が読めるようになり、自分で本も読むようになりますが、子供が「読んで」と言えば、読んであげた方が良いです。
自分で本を読むのも楽しいですが、字を覚えたての頃は字を目で追い、理解することに疲れてしまいます。
本を読んでもらうことで、本の内容に集中できるのでより楽しく感じられるのです。
子供が小さい時には「抱っこ、抱っこ」と言っていたのに、大きくなるにつれて言わなくなりますよね。
読み聞かせも抱っこと同じように、子供にとっては自然と必要なくなる時が来ます。
「抱っこして!」と言われていた時は「重たいし、疲れるな…」と思っていたのに、今は「抱っこ」と言われないのを少し寂しく思う時もあります。
そのため、必要とされている今、読んであげられるだけ読んであげようと思い、私は毎晩子供への読み聞かせの時間を一緒に楽しんでいます。
小学生の読み聞かせについて別途詳しくご紹介していますので合わせてチェックしてみてください。
まとめ
- 「えほんひろば」は1,000冊以上の絵本が読み放題。会員登録をしなくても【ほんだな】機能が使え、オフラインで絵本を楽しめる。
- 「PIBO」は360冊以上の絵本を楽しめる。会員登録しなくても3冊までは読める。また、全作プロの声優による音声付き。
- 「e童話」は全部の物語が無料で楽しめる。日本の昔話から世界の昔話までメジャーな物語がそろっている。
- 読み聞かせにおすすめの本「100万回生きたねこ」「ぐりとぐら」「しぜんとかがくのはっけん!366」をご紹介。
- 寝る前の読み聞かせは子供の安眠につながる
- 読み聞かせは、赤ちゃんがお腹の中にいるときからでも始められる。子供の年齢に合った絵本の読み聞かせをすることが大切。
- 読み聞かせをすると子供にとって良いことがたくさんある。子供が望めば小学生になっても読み聞かせをしてあげた方が良い。
読み聞かせ専用アプリを使えば、たくさんの物語から選べるので、大人も子供も楽しい読み聞かせの時間を過ごせます。
さらにアプリであれば、幼い子供だけでなく小学校低学年の子供やそれ以上の子供でも楽しめる作品が見つかりますよ。
「読み聞かせをしないといけない」と思うと、義務のようになってしまい、読み聞かせが楽しくなくなってしまいますよね。
子供はあっという間に大きくなります。読み聞かせをしてあげられるのも、人の一生で考えるとほんの一瞬です。
便利なアプリやサイトを利用して、読み聞かせを素敵なコミュニケーションの時間にしてくださいね。