0歳から社会人までと幅広い年齢で習うことのできる公文は、各自のレベルから始めることができ、各自のペースで進めていくことができます。
私が小学生位の時も周りに通っている子がいましたし、帰り道に公文の教室がありました。
最近は小さいうちから習い事をしている子も多く、幼少期から通わせたいと考えている人もいるでしょう。
幼稚園にも入り、落ち着いてきた年中から公文を習わせようと考えているなら3aレベルがおすすめです。
公文を知らないと3aレベルといってもどのレベルなのかぴんとこない方が多いと思います。
3aレベルはどの程度のレベルなのか、教材はどのような内容なのかなど気になることを調査しました。
公文には幼児でも学習したいと思わせるような魅力がたくさん詰まっていましたので1つずつ紹介していきます。
公文の3aレベルは年中から始めるのがおすすめ!
公文の3aレベルは年中位から取り組むのにちょうどいい程度の内容になっています。
年中は3aがおすすめっていうけど他の年齢はどれくらいのレベルになるのかしら?
公文の進度一覧基準表によるとだいたい次のようなレベルで分かれています。
年齢 | レベル |
年少未満(3歳未満) | 5a |
年少(3歳位) | 4a |
年中(4歳位) | 3a |
年長(5歳位) | 2a |
小1 | A |
学年より半年先のレベルを学習する位が基準となっています。
この表からみても年中で3aのレベルを始めることがちょうどよさそうですね。
教科は「算数」、「国語」、「英語」の3教科のうち選択して通うことになります。
最初は好きそうな教科や興味をもちそうな1教科から始めて慣れてきたら他の教科を追加するのもいいですね。
私は公文に通ったことはありませんが、幼少期には知育玩具を使ったり、ひらがなを書いたりして遊んでいた記憶があります。
私の両親にも幼いうちから学習をさせたいという思いがあったのでしょう。
そのような幼いうちから学習させたいという思いを実現するのにも、公文はとてもおすすめな習い事だといえます。
次からは教科ごとにどのような教材内容なのか、何を学ぶのかを紹介していきます。
公文3aの算数は数字の数える力と簡単な計算力を学ぶ
算数は計算力も必要になってくるので、幼少期には難しい教科だと思います。
しかし、難しいと思わせないようにスモールステップで進んでいくことのできる教材となっていました。
読み書きで数字に親しみをもち計算問題へ進む
算数の最初の学習は数字を数えたり書くことから始まります。
3aの教材の1/3位が0から120までの数字の読み書きにあてられており、続いて、足す1から足す3までの計算を学んでいくようです。
実際の教材を調べてみました。まず、数字の読み書きとなります。
KUMON
そして、こちらが足す1の計算問題となります。
KUMON
最初の数字の読み書きでは、かわいいイラストがあり楽しみながら算数を進めていけるようになっているのが印象的です。
逆に、計算問題になるとシンプルで数字が見やすいデザインになっており、気が散らないようにと考えられていることがうかがえます。
私もこの教材を見た時には序盤のイラストに目がいってリラックスするような印象をうけました。
勉強という感じが薄らぐことで子供のとっかかりにもいい影響を与えそうだなと思います。
計算問題でつまずいても乗り超えられるサポートがある
計算問題は足す3までとはいえ、幼児には難しいんじゃないだろうか、途中で嫌になってしまわないだろうかという不安もありますよね。
しかし、公文の口コミから次のように子供が嫌になってしまわないようなサポート体制があることが分かりました。
計算が解けると先生が褒めてくれるのでさらに自信がついてやる気が出たみたいです。
つまずいた問題を何度も繰り返し学習させてもらえるおかげで理解できるようになったわ。
先生が、1人1人を見守って教えてくれるおかげで、つまずいても理解するまで根気よく頑張れるんですね。
私も計算ドリルが苦手だったので、褒めてもらいながら学習したらもう少し苦手意識がなくなっていたかもとうらやましく思いました。
公文3aの国語は読んで理解する力がつく
公文では、国語力はすべての学びの基礎になるとのことで「読んで分かる力」をしっかりと見につけることができるようになっています。
確かに、これからの算数の文章問題を理解する力や英語での文章を組み立てる力など、どの教科にも「読んで分かる力」が必要になってきます。
私も小学校の頃は、算数の文章問題が苦手で、答えを導く前に文章をきちんと理解して計算にもっていく段階でつまずいていました。
読書が好きになってからは、徐々につまずくことが減ってきたので「読んで分かる力」が身についていったからだろうなと思います。
3aの国語教材の中身を紹介します!
3aの国語では、ひらがなを正しく書くことができるようにひらがなの練習から始まります。
なぞって書く、例文を見ながら写して書くという小さなステップをいくつも経て読み書きを学びます。
その後、ようすことば(形容詞)、うごきことば(動詞)を読み書きしながら、読んで分かる力を深めていきます。
次は実際の教材になり、こちらが最初のひらがなの練習のページになります。
KUMON
こちらが最後の方の学習ページになり、ぱっと見ただけでも難しい内容になったのが分かります。
KUMON
最初は1文字ずつのひらがなを練習していたのが、最後の方はこんなに長い文章を読み、書けるようになっているんですね。
1つのレベルでも徐々に学習内容が難しくなっていくので、進むにつれて子供の学習の成長が感じられる内容となっています。
私も小さい頃に白雪姫の絵本を読んでいた覚えがあるので、このような教材なら楽しく勉強ができそうだなと感じました。
公文のすいせん図書で読書力をつける
公文では読書の力をつけるために、すいせん図書を選定しています。
こちらも公文ならではの、個人にちょうどあうレベルの本が選べるように段階的に選定されています。
公文独自で子供人気のある本、内容が優れている本から選び、毎年見直しと改定もおこなわれているとのことです。
厳選された中から選べば子供が気に入る確率も高そうですし、面白かったら次はどの本を読もうという自発的な読書力が身につきそうですね。
私も知人の子供へのプレゼントや子供に本を読んであげる際に参考にしたいと感じました。
公文3aレベルの英語の学習内容を徹底調査!
最近は英語耳をきたえるためにも、小さいうちから英語を習わせたいという親が多いようです。
私の時代は中学生から義務教育として英語が登場しましたが、今では小学生から英語教育が導入されています。
友達の子供も3歳位で、すでに簡単な単語の「Apple」や「Thank you」など口にしていたのでびっくりした覚えがあります。
このように、どんどんグローバル化を活性していこうという動きも見られるのでますます英語への関心度も高くなっていくでしょう。
年少から年中は英語に興味をもつレベルからスタート
英語は他の2教科と違い、1番下のレベルが3aとなり続いて2a、A・・とレベルがあがっていきます。
英語を見聞きしたことのない子がまずは興味をもつことから始めることができるようになっています。
私は、英語を発音通り話すのが恥ずかしくて習い始めた当時は苦手意識がありました。
しかし、この頃から英語を見聞きしていればそういう恥ずかしさも少なくなるんだろうなとうらやましく思います。
3aレベルの教材は英語に慣れ親しむ魅力がいっぱい
では、実際の3a英語教材はどんな感じなのか見ていきましょう。
KUMON
まずはイラストを見ながら日本語と英語を聞く、次にリズムを感じながら英語を聞く、そして発音という流れで学習が進みます。
英語に耳と口が慣れるまで、聞いて発音という流れを繰り返し教えてくれるんですね。
イラストも身近にある食べ物や動物など、子供が楽しんで見ることのできる絵本のようなつくりになっています。
こんなかわいい教材なら飽きることなく楽しめそうですし、家でも「これは英語で何?」とかクイズを出しつつ一緒に復習もできそうですね。
私も少しでも英語に慣れるために、子供と一緒に学習するのもいいなと改めて勉強する気がわきました。
公文3aレベルが進まない!その場合の対処法
始めたはいいけど、子供の勉強のスピードが遅いなと感じることもあります。
自分のペースで進んでいくのがいいと分かっていても、子供が途中で飽きてしまったり、遊んでしまったりとなかなか進まないこともあるでしょう。
そんな時はどうすればよいか調査しました。
運筆教材ズンズンで書く力をつける
勉強の内容の前に、鉛筆を持ったり、書いたりすること自体に子供が慣れてないということがあります。
公文ではそのような書く力を身につけるための「運筆教材ズンズン」があります。
線をなぞったり、点から点をつなぐように線をひくなど簡単に楽しく取り組める内容が盛り沢山です。
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このような簡単で楽しい教材をすることで、自分でできた !という自信がつき、もっとやってみたいという意欲にもつながります。
これこそ公文が取り組んでいる1人1人のできる所から自分のペースでという理念につながるんだなと納得しました。
大人の私もそうですが、できた!という喜びは何よりの自信となりますし、やる気にもつながります。
このズンズンでまずは子供の自信をつけるのも勉強を進ませる源となりますね。
1つ下のレベルにさげることも検討する
子供には、今の教材が難しいと悩んでいるなら1つ下のレベルに変えるのも手です。
子供が無理に難しいと思ってることをさせるのは、苦痛にもなりますし、何より勉強は嫌なものだという悪いイメージがついてしまいます。
私も小学校の頃は難しい教科の宿題ほど進まず、途中で嫌になって投げ出していました。
幼少期では自分からやりたいという気持ちを芽生させることや勉強に集中して取り組む力、またそれを継続する力を養うことが先決です。
そのためにも、子供が無理なく楽しんで取り組めるレベルを考えてみるのも1つの改善案だと思います。
公文では子供1人1人を見守り、その子のできる力を見極め、勉強内容を選んでくれるのでまずは先生に相談してみるのがおすすめです。
逆に進むんです!という場合は先取り学習もできる
教室でも、家庭での宿題もどんどん進み3aレベルがもう終わってしまうという子供には先取り学習でレベルをあげていくことが可能です。
公文ではそのような子向けに、半年以上先のレベルを学習してる子供を対象に「進度一覧表基準認定証」という賞状がもらえます。
また、公文では3学年以上先のレベルを学習している高進度者や、テストの順位によって年1回表彰も行っています。
勉強が進むのが遅い子に目がいきがちですが、このように進むのが早い子にもやる気を維持するような取り組みがなされているのですね。
私はどちらかというと、勉強は得意ではありませんでしたが、クラスには塾に通い学年以上の難しい問題をすらすら解いている子もいました。
幼少期は勉強の進む差や、やる気も子供によって差がでやすい時期です。
その差もうまく調整していくことが公文ならできるのだなと感じました。
まとめ
- 公文の3aレベルは年中から始めるのがおすすめ
- 公文3aの算数は数字の読み書きから始まり簡単な足す3までの計算問題を学習できる
- 計算問題でつまずいた所は繰り返し学び途中で子供があきらめないサポート体制がある
- 公文3aの国語は「読んで分かる力」を身につける
- 読書力をつけるための公文独自で選定したすいせん図書もおすすめ
- 公文3aの英語はまず英語に興味を持つことから始める
- 公文3aレベルが進まない場合は運筆教材ズンズンを取り入れるのもいい
- レベルがあわなければ、先生に相談し、さげることも検討する
- むしろ進む場合は、先取り学習で「進度一覧基準認定証」をねらうことができる
公文は1人1人にあわせた学習ができるんだなと再認識しました。
子供に自分から学習意欲を持ってもらうことは独自ではなかなか難しいですが公文に通うことでいろいろサポートしてもらえますね。
また普段では見られない子供の姿や成長も見られるような気がして、とても楽しみでもあります。
子供が勉強を好きになるきっかけや、新しいことをやってみたいという好奇心をもつのに公文を提案してみることも親ができる手助けです。
私も子供の手助けになるなら、公文を習わせてみたいし、一緒に勉強を楽しみながら進めたいなと想像が膨らみました。