読書をしたいのに時間がないからとあきらめていませんか?
そこで、そのような大学生へのおすすめ本をご紹介します。
まず初めに「読書をする前」に是非読んでいただきたい2冊をご紹介しますね。
どちらも「速読」について学ぶことができ、これらの本の読み方を実行したら、忙しくてもビジネス書や専門書を1冊30分から1時間で理解することができるでしょう。
目を速く動かすなどの難しい技術は何もありません。アウトプットの仕方も習得できるので実践してくださいね。
本で得た知識は大学生活やバイト、就活、社会人生活に役立つことでしょう。
その他、教養本や小説などのおすすめ本も選びました。
今回おすすめ本を調べた私は40代ですが、全て読んでみたいと思った本です。大学生以外の方にも新しい本との出会いに繋がれば嬉しいです。
大学生のおすすめ本でバイトや就活に役立てよう
こちらでは、バイトや就活に役立つ自己啓発本・経済本・教養本などを厳選しました。
個人的ではありますが、大学生のうちに読みたかったなと思う本です。
もちろん何歳で読んでも意味はありますが、これから大きく環境が変わることが予想される大学生におすすめですよ♪
大学生は社会へ羽ばたく前の貴重な時間です。学業やバイト、遊びに忙しい中にも、悩み不安を抱えながら一歩一歩進んで行く時期だと思います。
40代になった私も日々成長できるよう、新しいことにチャレンジするなど努力はしています。
しかし、自分だけの考えだけでは成長は難しいことが分かりました。様々な経験を積んで少しずつ理想に近づくことができるのではないでしょうか。
この年になって、学生時代からもっと本を読んでおけば良かったと感じます。
なぜなら、読書を通じて様々な経験ができたり、偉人達や普段会えない人の講義を受けられたりするからです。
今は、読書は楽しいばかりではなく、将来への自己投資にもなる最強の時間だと感じています。
読書を通じて語彙力が身についたり、コミュニケーション能力が高まったりするなど、読書の効果をあなたも聞いたことがあるかもしれませんね。
また、読書をすることによってストレスが軽減されるとも言われています。
そして、本を読んでインプットとアウトプットをすることにより、バイトや就活、その後の社会生活にきっと役立つことでしょう。
大学生が大切な時期を前向きに過ごし、自信を持って社会へはばたいていくことを願っています。
大学生以外の年代の方も、また大学生へ本のプレゼントを考えていらっしゃる方も是非参考にしてくださね。
レバレッジ・リーディング
自己啓発の本を読んでやる気を出しても行動に移すことは難しいですよね。
そこで、効率の良いインプットとアウトプットできる方法が分かる本を探してみました。
そこで、2006年に発売されたロングセラーの読書術の本『レバレッジ・リーディング』に出会いました。
著者の本田直之さんは、レバレッジコンサルティング株式会社代表取締役社長です。
この本は、1日1冊のビジネス書を効率的・戦力的に読みこなす読書法を教えてくれます。
「読書の固定概念が変わった」という感想や「本を読む前に読む本」というコメントが見られ高評価です。
著者は速読よりも多読をすすめていますが、一冊をすべてくまなく読むということではありません。しかも、読む時間に制限を設けています。
「パレートの80:20の法則」というのもがあり、これは読書にもあてはまるのです。
1冊の中で2割を読めば残り8割も理解できるという法則で、その読み方について書かれている点は特に注目です。
2割を理解する方法で多読を推奨している本なのね。
それだけでなく、読んだままで終わらせないための「レバレッジメモ」を紹介しており、私はこの部分にとても興味を持ちました。
「レバレッジメモ」の作り方や、それをどのように身につけるかが具体的に書かれているので、すぐに取り入れることができるのではないでしょうか。
本で得た知識を実践したいと考えている方に是非読んでいただきたい本です。
ビジネス書をあまり読んだことのない人も、きっとこの本を読んだあとはチャレンジしたくなることでしょう。
王様の速読術
あれ?『レバレッジ・リーディング』では速読よりも多読をすすめていたのに、こちらでは速読をすすめるのかと思いませんでしたか?
いいえそうではありません。こちらも言わんとすることは似ており、目を速く動かすなどの速読技術は必要なくすぐに実践できる内容になっています。
こちらも「本を読む前に読む」ことをおすすめしたいです。上記の本と合わせて読んでも良いですし、どちらかを選択しても良いかと思います。
重要な2割を読んで8割を獲得する読み方が「王様の速読術」です。知識を吸収するだけでなく、アウトプットする方法も書かれてありますよ。
やはり2割が重要なのね。
そして、著者が仰る通り、忙しくても1冊30分もあれば知識の習得は可能だと分かりました。
実は、この本は主人が今回すすめてくれた本なのです。私は初めてこの本で、2割を読んで8割を獲得する読み方を実践してみました。
今までは1冊を丁寧に読んでいたので不思議な感じがしましたが、実践してみると可能でした。
一方で本音を言うと、一字一句全てをじっくり読んでしまいそう、いえ、読みたいと思ってしまったのも事実です。
しかし、大学生にとっては王様の読み方はあっているのかもしれません。
忙しいからと言って読書を後回しにしたり全く読まない選択をするよりも、30分で必要な知識を吸収した方が良いですよね。
また、レポートや資格取得など必要に迫られて多くの本を読まなくてはならない場合もあることでしょう。
もし、読んでいないビジネス書や専門書がありましたら、まずはじめに『王様の速読術』に目を通していただきたいです。
この本では、速読術を使って専門書を短時間で読むコツや試験に備えるコツ、資格王になるコツ、1週間で専門家になるコツなどが分かります。
大学のレポートを書くときに限らず、これからの仕事にも役立ちそうな内容ですね。
王様の速読術を使えばレポートや就活、仕事にも生かせそう♪
ちなみに、こちらの本も2006年に発売されました。著者の斉藤英二さんは医学博士です。
斉藤さんのメソッドは東芝、富士写真フィルム、東京電力、JR東日本など多くの企業研修にも採用されました。
主人は発売当初に購入して読んだそうです。早く私にもこの本を紹介してくれたらよかったのにと、心の中で思いました(笑)
ですが、私にとっては今のタイミングに出会えて良かったのかもしれません。
これから王様の速読術を使って、私にとって苦手な分野のビジネス書や専門書にもたくさんチャレンジしていきたいです。
忙しいあなたも是非、王様の速読術を習得して多くの本を読みアウトプットしてみてはいかがでしょうか。
池上彰のマンガでわかる経済学
経済問題は難しい印象があります。そこで私は、テレビで経済などの問題を分かりやすく解説されている池上彰さんの本を探してみました。
すると、漫画で経済を学習できる本を見つけたのです。
経済学部の大学生に限らず、日本や世界の経済を勉強したいと考える大学生は多いのではないでしょうか。
経済学を通して世の中の仕組みを知ることは、社会に出た時に必要になってきます。
でも経済問題って難しくてよく分からないわ。
レビューを読んだところ、池上彰さんが教えてくれるということもあり、分かりやすいと高評価です。
難しいことを漫画で読むことによって、しっかり理解することができるので漫画もおすすめです。
『池上彰のマンガでわかる経済学』は全2巻出版されております。経済の基礎を勉強したい方におすすめです。
1では経済のしくみが分かり、2ではニュースが分かるようになっており、まずは「1経済のしくみ」を試し読みしてみました。
漫画なら苦手意識を持たずに読むことができるわね♪
本の「はじめに」で問いが出され、世の中の経済はこのような不思議で満ちているということを発見することができます。
例えば。「1万円札が何故お金として通用するのか考えたことがありますか?」や、「インフレとデフレ、どちらがより問題なのか分かりますか?」といった問いです。
この本は、世の中の経済の不思議を解明して経済に詳しくなりたいという思いに応えてくれる本です。
頼りない新入社員2人の仕事ぶりを笑って見ているうちに、自分たちの周りの経済を学べる仕組みになっているので感情移入しやすいかもしれません。
漫画ばかりでなく、文章部分でしっかりと経済の基礎から学ぶこともできるのでとても充実している本です。
漫画の二人と共に読み手も成長することができます♪
次に、「2ニュースがわかる」を試し読みしてみました。
こちらでも「バブルが何故発生してはじけたのか説明できますか?」や「リーマンショックで何故日本経済も大打撃なのかお分かりになりますか?」といった問いがでてきます。
お恥ずかしながら、私は詳しく説明できませんでした。
1に続き、2でも頼りなかった新入社員二人が登場します。そして、経済の基礎を知ることによってビジネスパーソンとして成長していくのです。
成長するのは2人の仲も同じで、2人の成長物語を読んだ後は「ドラマ化希望!」という思いに至るかもしれません。
2人の成長を見届けると同時に読み手も経済の基礎が分かり、バブルやリーマンショックなどの経済の不思議を理解することができます。私も読んで経済を勉強したくなりました。
大学生のうちに経済の基礎を理解できれば、その知識がバイトや社会人になった時に心強い味方になってくれるかもしれませんね。
経済の基礎を知りたいという方に是非おすすめしたい本をご紹介しました。
マンガでわかる話すチカラ
あなたは「話す」ことに苦手意識を持っていませんか?バイトや就活の際、話すことを自分の強みに出来たら良いですね。
ご紹介する本は、TBSアナウンサーの安住紳一郎さんと明治大学教授である齋藤孝先生が語りつくした『話すチカラ』の漫画バージョンです。
私は、話すことを職業にされているプロに習うのが一番良いと考えてみました。それはアナウンサーです。
そこで、私がアナウンサーの中で一番好きな安住紳一郎さんの本を探してみました。
ユーモアもある安住さんをラジオやテレビで拝見していると、語彙力の多さにいつも驚かされます。
何よりプロ意識の高さを感じるのは、大学時代からアナウンサーを目指して勉強し、今も日々努力を続けていらっしゃるからだと思います。
齋藤孝教授は安住さんが明治大学生時代の先生で、今はテレビで共演もされています。
そのお2人がまずはじめに出された『話すチカラ』は、発売即日アマゾン総合ランキング1位になりました。
発売1か月で12万部突破のベストセラー本です。
安住さんが齋藤孝教授ゼミの学生さんである現役明治大学生に講義をした内容も含まれ、読みやすく分かりやすいという口コミが多くありました。
社会を生き抜くアドバイスも多く、大学生や新社会人だけでなくベテラン社会人にもおすすめという口コミも印象的です。
文章で読みたい方は、『話すチカラ』を読んでみてはいかがでしょうか。
『マンガでわかる話すチカラ』は『話すチカラ』を漫画化しているだけでなく、具体的な上達方法の解説も収録されています。
安住アナと齋藤教授のお話はとてもテンポが良く興味深いわ。
漫画の中に登場する将来高校教師になることを目指している明治大学3年生の柏木美桜さんは、内気で人前で話すことが苦手です。
苦手を克服したい美桜さんに齋藤教授と安住さんがレクチャーするストーリーは、大学生が共感できる部分が多いのではないでしょうか。
美桜さんは、話すにはコツがあることを知り苦手を乗り越えていきます。
この本で学べる技術は、雑談・説明・報告・プレゼン・交渉・電話・会話・スピーチなど幅広く応用できます。
どれも興味深い内容です。もちろん、この漫画1冊を読んだだけでは上達することは難しいでしょう。
それでも、お2人から得た知識や方法をアウトプットしていく中で成長できることが期待されます。
是非、「話すチカラ」を身に着け、就活や社会人生活の中で役立ててくださいね。
大学生に読んでほしいおすすめ小説をご紹介
小説を読むことは自己啓発本よりもメリットがないと感じていらっしゃる方がいるかもしれません。
ですが、小説を読むことによって想像力が高まったり未知の世界を知ることができたりします。
しかし、メリットがあること以上に、小説を読むこと自体を楽しんで充実した読書生活を送ってほしいと思います。
私は普段読書をあまりせず、たまに時間ができた休日前に夜更かしをして一気に読んでしまうスタイルでした。あなたはどうですか?
最近の私は1日15分の読書に切り替え中です。もっと読みたくなる時もありますが、生活に溶け込ませたいと考えています。
もし、まとまった時間がないとあきらめていらしたら、1日15分と決めて小説を読んでみてはいかがでしょうか。
何の小説を読もうかと悩んでいらしたら、以下のおすすめを参考にしてくださいね。
おすすめの歴史小説
歴史好きのあなたにもそうでないあなたにもおすすめしたい歴史小説を選びました。
司馬遼太郎 | 坂の上の雲(全8巻) | 文春文庫 |
松岡圭祐 | 黄砂の籠城(上下) | 講談社文庫 |
夢枕獏 | 沙門空海唐の国にて鬼と宴す(全4巻) | 角川文庫 |
坂の上の雲(全8巻)
こちらの小説は2009年から2011年の3年に渡って全13回、NHKでスペシャルドラマが放送されました。
ご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんね。私は当時家族で毎年夢中になって観ていました。
『坂の上の雲』は、明治時代を生きた同じ四国松山出身の秋山好古・真之兄弟と正岡子規たちの青春群像が書き上げられています。
明治維新を経て近代国家へ仲間入りしてから日露戦争勝利までの日本が描かれている司馬遼太郎の代表作を読んだ方も多いかもしれません。
それぞれの立場で一生懸命生き抜いた明治の人たちを描いた小説は、何度読んでも勢いがあり心が震えるという口コミが多く見られました。
「ずっと家にあったがやっと読んでみようと思い、本を開いたら止まらなくなった」という感想からも、この小説の勢いを感じます。
黄砂の籠城
こちらはミステリー小説を多く書かれている松岡圭祐さんが2017年に出版された歴史小説です。
義和団事件のキーパーソン、柴五郎をご存知でしょうか?義和団事件は1900年に起こった清朝末期の動乱で、教科書では少ししか触れられていない事件です。
しかし、この事件をきっかけに日本は、国際社会に認められて欧米列強の仲間に加わることになりました。
なぜなら、義和団事件で足並みそろわない列強11か国を先導したのが、柴五郎率いる日本だったからです。私はこの事実を知りませんでした。
このような重大な事件にもかかわらず、文芸作品としてまとまったものがなかったため、松岡さんは『黄砂の籠城』を書かれたそうです。
教科書では掘り下げられなかった人物や時代を深く知ることができるのも、歴史小説の魅力です。
沙門空海唐の国にて鬼と宴す(全4巻)
こちらの小説は2018年に『空海』というタイトルで映画化されました。中国と日本の合作で製作されたこの作品をご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
原作も妖猫と対峙することになるなどエンタテイメント要素が多いので、楽しみながら読むことができますよ。
空海と盟友橘逸勢らは遣唐使として長安に入りました。空海はありあまる才で多くの人を魅了していきます。
そのころ長安では奇怪な事件が続いており、空海と逸勢は妖猫と対峙することになるのです。
それから2人は唐王朝を揺るがす大事件にかかわっていくという中国の伝奇小説で、面白いという口コミが多く見られました。
空海の魅力で、どんどん先が気になるなどの口コミも見られます。
実はこれらの歴史小説のおすすめは、私が調べた結果と主人のおすすめを総合して決めました。
読書家の主人は全て読んでおります。私は本棚に『黄砂の籠城』と『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』があるのを知っていましたがまだ読んでいません。
それぞれ上下と全4巻もあり、なかなか読もうという気にはなれませんでした。
しかし、これは読んでおくべき歴史小説だと思いましたので、今回を機に順番に読んでいくことにしました。
あなたも、もしまだ読まれていなかったら、ぜひチャレンジしてみてくださいね♪
おすすめの恋愛小説
次は恋愛小説です!恋愛小説といってもミステリー要素やファンタジー要素が含まれていたりと様々な、おすすめしたい3冊を選びました。
僕は明日、昨日のきみとデートする | 七月隆文 | 宝島社文庫 |
秘密 | 東野圭吾 | 文春文庫 |
イニシエーション・ラブ | 乾くるみ | 文春文庫 |
僕は明日、昨日のきみとデートする
こちらの小説は2016年に映画化されております。ご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんね。
京都の美大に通う主人公が電車で出会った女性に一目ぼれをするところから始まる甘く切ない恋愛小説です。
彼が意を決して声をかけて付き合うことになった2人、しかし彼女には思いもよらない秘密がありました。
彼女は別の軸に存在する世界から、5年に一度40日間だけこの世界に来ることができる人だったのです。
その秘密を知った彼と彼女の結末は、是非本を読んで見届けてください。
きっと、好きな人や大切な人と同じ時を過ごせる当たり前のことが愛おしく感じることでしょう。
秘密
こちは映画化、ドラマ化された作品です。こちらは、発売当初に読んで号泣したことを覚えています。
改めて調べてみると1998年発行ということを知り、月日が経つのはあっという間だなと感じました。
もし、あなたが大学生でしたら生まれる前後の本になりますね。
妻と小学校5年生の娘を乗せたバスが事故を起こしてしまいます。
妻の葬儀の夜に意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは、亡くなったはずの妻なのです。
そこから父と中身は妻の娘との秘密の生活が始まるのですが、年々関係は変化していきます。誰に感情移入しても切なくなってしまいます。
本当の秘密はラストにあり衝撃的でした。清々しい恋愛小説ではありませんが、東野圭吾さんの名作です。
イニシエーション・ラブ
こちらは、甘い青春時代の恋愛小説と思いきや最後に衝撃が走ります。
2度読みミステリーと話題沸騰となり、2015年に映画化されました。
こちらは伏線回収が素晴らしい作品です。詳しいご紹介は是非下記の記事を読んでください。
『イニシエーション・ラブ』の他にも伏線回収が気持ちよい小説や漫画を知ることができます。
ちなみに、私は下記の記事を読んで『イニシエーション・ラブ』を読んでいるところです。
大学生協ランキング
さて、大学生におすすめの本をご紹介しましたが読みたい本はありましたでしょうか。見つけられていたら嬉しいです。
他にどのような本を読もうかと悩まれている方は、同級生の皆さんがどんな本を読んでいるのかを調べてみてはいかがでしょうか。
「大学生協ランキング」で検索をしますと、10生協の書籍部で今売れているランキングをみることができます。
ちなみに、10生協大学とは北海道大学、東北大学、東京大学・早稲田大学、慶応義塾大学、名古屋大学、京都大学、同志社大学、大阪大学、九州大学です。
また、生協職員の方のおすすめ本などを知ることもでき、たくさんの情報を得ることができるのも魅力です。
読書の他に、受験生の方にも様々な情報を発信していることが分かりました。入学前にチェックしてみるのもおすすめですよ。
参考に、北海道大学生協書籍部クラーク店の2021年6月のランキングを表にまとめました。
1位 | 「自由」の危機 | 集英社新書編集部 | 集英社新書 |
2位 | スマホ脳 | アンデシュ・ハンセン | 新潮社新書 |
3位 | はじめてのプラトン | 中畑正志 | 講談社現代新書 |
4位 | 人新世の「資本論」 | 斉藤幸平 | 集英社新書 |
5位 | 文部科学省 | 青木栄一 | 中公新書 |
6位 | ケアとは何か | 村上靖彦 | 中公新書 |
7位 | TOEIC L&R TEST出る単特急金のフレーズ | TEX加藤 | 朝日新聞出版 |
8位 | 史上最強SPI&テストセンター超実践問題集2023最新版 | オフィス海 | ナツメ社 |
9位 | 公式TOEC LISTENING&READING問題集 7 | EDUCATION AL TESTING | 国際ビジネスコミュニケーション協会 |
10位 | 「会社四季報」業界地図 2021年版 | 東洋経済新報社 | 東洋経済新報社 |
ランキングから大学生が英語の試験勉強に励んでいることが想像できますね。また、就職活動を頑張っている様子も分かり応援したくなりました。
ちなみに2位の『スマホ脳』は生協職員の方のおすすめ本です。
同じく2021年6月のランキングで京都大学では5位、大阪大学では4位にランクインしていました。
全国大学ビブリオバトル
ビブリオバトルとは、参加者同士が究極のおすすめ本を持ち寄り、その本の魅力を紹介する書評ゲームのことです。
私はビブリオバトルという言葉を知っていましたが、大学生の大会があることは知りませんでした。
全国大学ビブリオバトルは一年に一度半年にわたって開催されています。対象はビブリオバトルを楽しむ大学生と大学院生です。
全国大学ビブリオバトルホームページ内の動画を見ると、予選を勝ち抜いた大学生と大学院生たちが集まる本戦の様子を一部見ることができました。
並々ならぬ熱量を感じるビブリオバトルで、参加者と観覧参加者で一番読みたくなった究極の「チャンプ本」を選びます。
少し本戦を見ただけですが、どの本も読んでみたいと思いました。
2010年から始まったビブリオバトルで紹介された本や、チャンプ本を読んでみてはいかがでしょうか。魅力的な本に出会えるかもしれません。
以下に過去5年間のチャンプ本をまとめてみました。参考にしてくださいね。
2020年 | ハーモニー | 伊藤計劃 | 早川書房 |
2019年 | 天国からはじまる物語 | ゼヴィン,ガブリエル作・堀川志野舞訳 | 理論社 |
2018年 | 夜市 | 恒川光太郎 | 角川ホラー文庫 |
2017年 | 18禁日記 | 二宮敦人 | TO文庫 |
2016年 | 冥途・旅順入城式 | 内田百閒 | バロル舎または旺文社文庫 |
私は昨年のビブリオバトルの『ハーモニー』の動画を見たところ、甲南女子大学生の5分間のプレゼンにとても引き込まれました。
病気がなくなった世界を描いている作品で、SF小説に大切な説得力があるそうです。
「はじめの方」の読みにくさが最後の「プロローグ」で伏線回収されることも分かりました。
動画を見たらきっとあなたも読みたくなることでしょう。
「大学ビブリオバトル・オンライン大会2020」で検索すると本戦最終日の動画を視聴することができます。
動画を見てから本を読んでみてはいかがでしょうか。
大学生はどのくらい読書をしているか
忙しい大学生は実際にどのくらい読書をしているのでしょうか。私はふと思い調べてみることにしました。
2018年のデータですが、大学生の一日の「読書時間ゼロ」は半数を超えています。
全国大学生協連(東京)は26日、1日の読書時間について大学生の53%が「ゼロ」と回答したとの調査結果を発表した。半数を超えたのは、調査に読書時間の項目が入った2004年以降初めて。「本離れ」が若い世代で進行している実態が明確になり、アルバイトをする学生に読書時間ゼロが多いとの結果も出た。
日本経済新聞
では大学生だけが読書をしないのでしょうか。文化庁が2019年、全国16歳以上3590人の男女に行った調査結果があります。
その結果47.3パーセントの人が1か月に1冊も読まないと回答していました。
・「1 か月に大体何冊くらい本を読むか」という設問に対し、47.3%が1か月に1冊も本を「読まない」と回答した
国立国会図書館
本を読まない世代は大学生だけでないことが分かりました。それと同時に、読書をしない習慣はいくつになっても続いてしまうことが想像できます。
大学生のあなたが読書習慣を身につけることができたら、読む側の半数に入りますね。
今後の人生に大いに役立つのではないでしょうか。私も読書を習慣づけるよう努力します。
大学生が電子書籍を読む時のノートパソコン
大学生が多読するならお得に読みたいと感じるのではないでしょうか。その時は電子書籍がおすすめです。
電子書籍はスマホやパソコンでも読むことができるので、いつでもどこでも読書できるメリットがありますね。
しかも、紙の書籍よりも価格が低い場合があるのでお得です。
もし、この記事を見てくださっているあなたが受験生でしたら、大学に備え入学前からパソコン購入を考えていらっしゃるかもしれません。
入学前から電子書籍を読めたら便利だと思います。
しかし、慌ててパソコンを準備しない方が良い場合があります。大学のホームページを見ますと、それぞれスペックを指定してあるのです。
また、学部によっても違います。せっかくノートパソコンを用意しても、また買わなくてはいけないことになりかねません。
入学前説明会や入学後のガイダンスにてノートパソコンのお話がある大学が多いので、是非指定スペックを確認してから購入してくださいね。
ちなみに、パソコン以外で大きな画面で電子書籍を読みたい方や、紙の書籍に似た感じを希望される方には、電子書籍専用リーダーがおすすめです。
ブルーライトを極限までに低くしてあるので目にも優しいのです。防水機能付きの専用リーダーを購入すれば、お風呂でも読むことができます。
ご興味のある方は、以下の記事を参考にしてくださいね。
まとめ
- 『レバレッジ・リーディング』を理解すると忙しいあなたもすぐに実践できる多読の方法が分かる
- 重要な2割を理解して8割を獲得する『王様の速読術』を実践すればビジネス書も1冊30分で理解できる
- 『池上彰のマンガでわかる経済学』で身の回りの経済の不思議や経済の基礎が分かる
- 『マンガでわかる話すチカラ』で安住紳一郎アナウンサーと齋藤孝教授から会話などのコツを学べる
- 実用書以外でも歴史小説や恋愛小説もおすすめ本多数!読書をゆっくり楽しもう
- 大学生協ランキングで10大学の月間売れ筋トップ10の本を知ることができる
- 大学生がおすすめする全国大学ビブリオバトルのチャンプ本は興味深い
- 受験生が電子書籍を読むためパソコン購入を考えていたら、入学する大学指定のスペックを確認する
大学生が1日に読書をする時間がゼロという回答が半数を超えている現状です。
あなたが読書を習慣とすることができたら、きっと良い変化が起きることでしょう。
忙しい大学生が多読や王様の速読術を身につけて、レポートや就活に役立てていただけたら嬉しいです。
小説などもたくさん楽しんでくださいね。私も読書をしっかり習慣づけて、アウトプットしていきたいです。