Numbersのテンプレートを使えば、Windowsユーザーでも簡単に家計簿を作成できます。
家計簿は使いやすくないと続きませんが、Numbersの家計簿テンプレートの使い方は簡単で難しい操作は必要ありません。
私は、Windowsユーザーなので今までNumbersは使えないと思っていました。
調べてみるとAppleのアカウントがあればWindowsユーザーでもNumbersで家計簿のテンプレートを使えることがわかりました!
Numbers初心者の私でもすぐに理解できた、テンプレートの使い方を解説します。
また、オリジナルの家計簿を作ってみたのでその使い方もご紹介しますね。
iPhoneでNumbersを家計簿として使いたい方は使い方を詳しく紹介した記事がありますのでこちらをご参考ください。
\Numbersを使うならMacがおすすめ/
Numbersの家計簿テンプレートの使い方は簡単!
Windowsユーザーでも、Numbersのテンプレートを使って簡単に家計簿を作れます。
NumbersはApple社が提供する表計算ソフトで、簡単な表計算が無料で使える便利なソフトです。
知人がNumbersを使って簡単に家計簿をつけていると聞いたのですが、私自身はNumbersを使ったことがありませんでした。
なぜなら、私はWindowsユーザーなのでNumbersを使えないと思っていたからです。
今回調べてみたら、WindowsユーザーでもAppleのアカウントがあればNumbersを使えることが分かりました。
Numbersの家計簿テンプレートはNumbers初心者の私でもとても簡単に使えたので、その使い方を詳しく説明します。
テンプレートの使い方をマスターして、あなたの使いやすい家計簿をつくりましょう。
WindowsでNumbersの家計簿テンプレートを開く
WindowsでNumbersの家計簿テンプレートを使うためには、iCloud Numbersにログインしましょう。
Windowsユーザーの方は、Numbersを使えないと思い込んでいる方も多いですよね。
私もそう思っていましたが、iCloudを使えばNumbersはWindowsユーザーでも使用できると知り嬉しくなりました。
ただし、使用するためにはAppleのアカウントが必要です。
私はiphoneユーザーですのでAppleのアカウントを取得しておりますが、Appleのアカウントがない方はまずアカウントを作成してくださいね。
Appleのアカウントを取得するには、Appleのホームページを確認してください。
それでは、さっそくWindowsでNumbersの家計簿テンプレートを開く方法を説明していきます。
- iCloud Numbersの画面で、Apple IDとパスワードを入力する
- 画面上にでてくる「Numbers」をクリック
- 「ブラウズ」→「スプレッドシートを作成」
- テンプレートから「家計簿」を選択
ここから上記ポイントの内容を詳しく解説していきます。
①ブラウザで、「Numbers」を検索して公式サイト開いてください。
画面を下にスクロールして、「iCloud.comを使ってNumbersを今すぐ使う」という文章をクリックしましょう。
ポップアップが表示されるのであなたの「Apple ID」と「パスワード」を入力してください。
②画面上に出てくる「Numbers」をクリックすると、iCloud Numbersが開きます。
左の項目から「ブラウズ」をクリックすると、右画面に「スプレッドシートを作成」がでてくるので選択します。
③テンプレートが出てくるので、個人財務のカテゴリーから「家計簿」を選択し、クリックしましょう。
家計簿のテンプレートが開いたことを、あなたの画面上で確認して下さいね。
手間がかかるかと思ったけど、簡単に開けたわ
私はApple IDを持っていたので、思っていた以上に簡単にできたのでびっくりしました。
テンプレートの通貨を日本円に変更する方法
家計簿テンプレートの通貨の単位を日本円に変更するには、範囲選択してデータタブから設定しましょう。
私がはじめて家計簿テンプレートを開いたとき、すでにグラフや表が組み込まれていて、デザインも見やすく整理された印象を持ちました。
しかし、通貨の単位がドルであることが気になりました。
通貨の単位がドルじゃ、使い勝手がわるいなあ。
通貨の単位をドルから日本円にすることは簡単ですよ。
- 変更したい部分をドラッグして範囲選択
- 画面右に出てくる設定ウィンドウのデータタブを選択
- 日本円を選択する
これから、通貨の単位を日本円にする方法を詳しく説明していきます。
①テンプレート画面をスクロールするとグラフの下に表があり、通貨の単位がドルであることを確認してください。
通貨の単位がドル表示になっている、B2からD11をドラッグして範囲選択します。
②範囲選択すると画面右側に設定ウィンドウがでてくるので、上部にあるデータタブをクリックしましょう。
③データフォーマットの下矢印をクリックするとドロップダウンメニューがでてきます。
その中から、すでにチェックが入っている「通貨」をクリックしてください。
④下に詳細な設定項目が出てきますので、設定していきましょう。
「小数の桁数」は小数点以下が表示される桁の数のことで、ゼロを入力します。
ボックスをクリックして直接数字を入力できますし、ボックスの横にある上下の矢印をクリックしても変更できますよ。
「3桁区切り」にチェックがはいっているとコンマを表示できますが、今回はチェックを外します。あなたのお好みで選択してください。
一番下に表示されている、「通貨」のボックスの下矢印をクリックしましょう。
⑤ドロップダウンメニューが表示されるので、「日本円(\)」をクリックすると、範囲選択された部分の通貨の単位がドルから日本円に変更されます。
⑥現在のシートは「予算」ですが、隣の「支出記録」シートも通貨の単位はドルになっています。同じ方法で日本円に修正しましょう。
私は、範囲選択すると設定ウィンドウが自動的に表示されるのは、とても便利で気に入りました。
Appleのソフトは、このような点が感覚で操作しやすく設計されていて使いやすいですよね。
家計簿テンプレートの支出の記録方法は簡単!
家計簿テンプレートの支出の記録は、支出記録シートで簡単に記入できます。
私は、いままで色々なタイプの家計簿を試してきました。
ノートに書き込む昔ながらのものや、レシートを写真にとると自動で記録されていくアプリなどです。
その結果ずぼらな私には、簡単に記録できる家計簿が一番合っていることがわかりました。
Numbersの家計簿の記録はとても簡単ですが、PCを常に起動させていない方には起動させる時間がかかるので少し面倒に感じるかもしれません。
私は、日中基本的にPCを起動させているので、Numbersの家計簿を苦労なく続けられそうです。
- 「支出記録」シートをクリックする
- 「日付」「カテゴリ」「金額」をそれぞれ記入する
これから、支出記録の方法を詳しく説明していきます。
①例として「2020年11月25日」に、「食費で3000円」使用した記録をしましょう。
「支出記録」シートを開け、表のA列の日付欄に「2020/11/25」と記入します。
②C列のカテゴリのセルをクリックすると、下矢印が出てくるのでクリックしてください。
ドロップダウンメニューから「食費」を探して、クリックましょう。
③D列の金額に「3000」と入力すると、記録が完了しました。
家計簿テンプレートは支出と予算がひとめで比較できる
支出の記録が完了すると、予算シートの計算式が反映され支出と予算をひとめで比べられます。
記入が終わったら、支出と予算を比べて家計を管理しましょう。
予算シートをクリックし、スクロールして下にある「カテゴリ別の概要」の表を確認します。
B列は各カテゴリの予算が記入されていますが、ここはあなた自身の予算を記入してください。
今記録した食費の「実際の支出額」のセルをクリックすると左上に計算式が表示されます。
ここに表示されているのは、「=SUMIF(支出記録 :: C,A4,支出記録 :: $D)」という計算式です。
これは、「支出記録の表のC列に食費と記載されているところのみD列の金額を合計する」ということを意味します。
今回入力した食費の3000円も反映されているので、B列の予算とひとめで比べられます。
D列の差額には、「=B4−C4」という計算式が入っていて、「予算-実際の支出額」が計算されています。
合計行には、カテゴリすべてを合計する計算式が入っているので、予算と支出の合計を確認しましょう。
「予算」シートをこまめに確認して、今月はあとどのくらい使えるかをチェックすると良いですね。
私は、エクセルを仕事でよく使っていましたが、Numbersの計算式はエクセルと同じような感覚で使えました。
多少違いはあるものの、エクセルの計算式を使用したことのある方ならNumbersもすぐにマスターできるでしょう。
次の月もこれを繰り返していくだけで簡単に家計管理が蓄積されるので推移も見られるようになりますよ!
Numbersのテンプレートにカテゴリ追加する方法
Numbersの家計簿テンプレートは設定ウィンドウのポップアップメニューから、カテゴリを追加できます。
私は今スマホの家計簿アプリを使用しているのですが、美容費や医療費などのカテゴリを追加して使っています。
自分用にカスタマイズすると、家計簿がさらに使いやすくなって家計管理しやすくなりました。
Numbersの家計簿テンプレートでも、自分の使い方に都合の良いようにカテゴリ追加ができるのか調べてみたところ、簡単に追加できることがわかりました。
- 「支出記録」シートを開く
- カテゴリの行を上から下まで選択
- 右に出てくる設定ウィンドウのデータタブをクリック
- ポップアップメニューの項目を追加する
それでは、カテゴリ追加の方法を詳しく説明していきます。
①支出記録シートを開いて、カテゴリが記入されるC2からC27のセルをドラッグして選択します。
②右に設定ウィンドウが出てくるのでデータタブをクリックして、ポップアップメニューが選択されていることを確認してください。
③下に表示される「+」ボタンをクリックすると、カテゴリの項目が追加されます。
④新規項目と表示されているところを、あなたの表示したい新しい項目名に変更してください。今回は、「家賃」と「インターネット」のふたつを追加しましょう。
⑤選択していたカテゴリのドロップダウンに「家賃」と「インターネット」が追加されました。
家計簿を今までつけていなかった方は、どのようなカテゴリを追加したらよいのか悩むかもしれません。
私の経験上、カテゴリは細分化しすぎると記録に時間がかかってしまうのであまり追加しすぎないほうがおすすめです。
たとえば、化粧品代、美容院代、ネイルサロン代など美容に関するものは「美容費」としてまとめたほうが良いですよ。
MACユーザーの方は、Numbersの使い方がまとめられた本もあります。
初心者の方は、本で勉強しながら使い方を覚えるのもいいですね!
iCloud Numbersでオリジナル家計簿の作り方
iCloud Numbersでは、オリジナル家計簿を作ることがおすすめです。
WindowsでNumbersを使う場合は、Apple IDを使用したiCloud Numbersになります。
iCloud Numbersでは、MAC版のNumbersで使える機能が使えない場合があります。
私は、テンプレートの家計簿を加工して計算式にほかの表やシートの値を使いたかったのですができませんでした。
他のシートの値を計算式に使えないのは、エクセルと比べてしまうと不便ですね。
調べてみると、ピポッドテーブルもiCloud Numbersではイチから作成できないことがわかりました。
ピポッドテーブルとは、データの集計や分析が簡単にできる表計算ソフトの機能だよ!
MAC版のNumbersではピポッドテーブルの作成ができるのね
そこで、iCloud Numbersの機能でも問題なく使用できるオリジナルの家計簿を作ってみることにしました。
空白の表を開いてカテゴリと日付を記入しよう
「空白」の表を開けば、見出しの行列が付いているのでオリジナル家計簿を作成しやすいです。
表をイチからつくるとき、私はどこから作成すればよいか戸惑うことがあります。
その点、iCloud Numbersでは「空白」の表に、見出しの行列がすでについているので、すぐに内容を記入できて便利ですよ。
それでは、テンプレートを使わないオリジナルの家計簿を作成していきましょう。
- テンプレートから「空白」をクリックする
- 表の名前を変更する
- 先頭列にカテゴリ、先頭行に日付を記入する
- 日々の収支の記録を記入する
それでは、オリジナル家計簿の作り方を詳しく説明していきます。
①iCloud Numbersの画面で、「ブラウズ」をクリックし、右画面に出てくる「スプレッドシートを作成」を選択してください。
②画面の一番上に表示されている「基本」の中から「空白」をクリックすると、空白の表が表示されます。
②表の名前を「2022年1月 家計簿」に変更しましょう。「表1」と表示されている表の名前をクリックすると、画面右に設定ウィンドウが出てきます。
「タイトル」に「2022年1月 家計簿」と入力しエンターを押すと、表の名前が変わります。
③見出し行にカテゴリを記入していきましょう。今回は見やすくするため、「給与」「食費」「日用品」の3つのカテゴリを記入します。
④先頭列に、1から31までの日付を記入してください。元の表は22行目までしかありませんが、半角数字で22行目まで記入した後はエンターを2回押すと下に1行追加されます。
⑤表の内容部分に収入と支出の日々の記録をしていきますが、今回は見やすくするために1日から4日までの記録にしました。
この記録を毎日続けると、1か月分の家計簿が完成します。
実際には、あなたの使いやすいようにカテゴリを追加してくださいね。
フッタ行を追加してカテゴリごとの合計を計算する
最終行にフッタ行を追加すると、フッタ行を含まない列単位の計算式をセルに追加できます。
私が、iCloud Numbersの機能で便利だと感じたのは、フッタ行を指定できることです。
フッタ行とは、表の一番下の行のことだよ
フッタ行を含まない列単位の計算ができるので、範囲選択が簡単ですよ。それでは、フッタ行を利用した計算式の追加方法を説明します。
- 一番下に行をフッタ行にする
- セルに半角で「=」を入力する
- 関数の設定ウィンドウを使用して、関数ボックスに列単位の合計を入力する
これから、上記の内容を詳しく説明していきます。
①表の左下に表示されているボタンを押して、最後に1行追加します。
追加した行番号にマウスのポインタを持っていき、ポインタが矢印になったらクリックして、行単位で範囲選択してください。
行番号をマウスで右クリックするとメニューが出てくるので、「フッタ行に変換」をクリックすると、最終行がフッタ行となります。
②追加した最終行に、合計を表示させるための計算式を追加しましょう。
B列の最終行に半角で「=」を入力すると、自動的に関数ボックスと画面右に関数の設定ウィンドウが出てきます。
③画面右に表示されている関数の設定ウィンドウの上部に表示されている検索ボックスに「SUM」と入力すると、下のウィンドウに「SUM」が表示されます。
④「SUM」をクリックし、「関数を挿入」ボタンを押しましょう。関数ボックスに「=SUM(値)」という関数が表示されました。
⑤その状態でB列の列番号をクリックすると、関数ボックスの計算式が「=SUM(B▼)」となります。
チェックマークをクリックすると、B列の合計がセルに表示されます。
⑥B列の合計セルをコピーして、C列D列の最終行に貼り付けます。C列D列の合計が表示されたことを確認しましょう。
これで、1か月分の家計簿に各カテゴリの合計が記入されました。
私は、セルに半角の「=」を入力すると自動的に設定ウィンドウが表示される機能がとても便利で驚きました。
この機能を使えば、関数の検索もしやすくなるので計算式を作ることに時間がかからなくて済みますね。
家計簿で月ごとの集計を出して賢く家計の管理
ひとつのシートに表を追加して、月ごとの収支の集計をまとめる表をつくりましょう。
私は、iCloud Numbersを使うメリットのひとつは無料なことだと考えています。
表計算ソフトといえばエクセルを思い浮かべる方が多いと思いますが、エクセルは有料ソフトとなっています。
エクセルと比べると機能は劣るとしても、無料という点を考慮に入れるとNumbersは家計簿として使う分には私には充分なソフトです。
前項で家計簿を作成しましたが、同じシートに表を追加して月ごとの集計をまとめる表を作ってみましょう。
私は、この表の追加はエクセルにはない機能なのではじめは戸惑いました。
しかし、ドラッグだけで表の移動ができるので、レイアウトがしやすくなって便利ですよ。
- 表の追加ボタンを押す
- 「行列見出し付き表」をクリック
- 家計簿の合計金額を手入力する
- いらない行を削除する
- 収支欄に計算式を入力する
- 収支欄に色を付ける
これから、月ごとの集計表の作り方を詳しく説明していきます。
①画面上部に表示されている表の追加ボタンをクリックしましょう。
②追加できる表のタイプが表示されるので、今回は「行列見出し付き表」を選択しクリックします。
③前項で作成した家計簿の下に新しい表が追加されたら、表のタイトルをつけましょう。今回は「1月集計」というタイトルにしました。
表のタイトルの変更方法は前項で説明しているので、わからない方は確認してください。
上の家計簿のカテゴリをコピーして、1月集計の表に貼り付けましょう。
④上の家計簿の最終行に出ている、カテゴリそれぞれの合計を手入力してください。
手入力するの?コピーしたほうが簡単じゃない?
色々試したのですが、私にはiCloud Numbersで計算式の入っているセルを違う表に貼り付けできませんでした。
面倒だと感じるかと思いますが、ここは手入力で間違えないように気を付けてください。
⑤表示されている3行目以降は必要ないので、削除しましょう。3行目から10行目をドラッグして範囲選択してください。
範囲選択された状態で、範囲選択されたセルのあたりを右クリックするとメニューが表示されます。
その中の「複数行を削除」をクリックすると、範囲選択した3行目から10行目が削除されました。
⑥最後の列に、月ごとの収支を計算して表示させましょう。
E2セルをクリックして半角「=」を入力すると、関数のボックスがでてきます。
「給与」のB2セルをクリックして半角「ー」を入力後、「食費」のC2セルをクリックしましょう。
再び、半角「ー」を入力後、最後に「日用品」のD2セルをクリックします。
関数ボックスには「=B2▼-C2▼-D2▼」と入力されていることを確認してください。
ボックスの右に表示されているチェックマークをクリックすると、計算結果がE2セルに表示されました。
⑦収支の列に色を付けて目立たせましょう。E1からE2のセルをドラッグして範囲選択してください。
画面右に出てくる設定ウィンドウからセルタブをクリックすると、「塗りつぶし」が出てきます。
塗りつぶしをクリックしチェックを入れて、右にある色の選択ボックスをクリックします。
あなたのお好きな色に変更してもらって構いませんが、今回は水色をクリックしましょう。
収支の記入欄に色が付いて、ひとめでわかりやすくなりました。
これで、1か月の集計の表が完成しました。一か月の終わりに月ごとの集計表で家計を見直すと、足りなかった分は来月で調整したり軌道修正できるのでおすすめですよ。
集計表の合計は手入力しなければいけないので、エクセルと比べると正直言って手間がかかりました。
しかし、無料のソフトだと思えば私にとってはメリットのほうが多いです。
また、今回作成したシートをコピーすれば、次の月にもそのまま使用できます。
シートのコピーは、画面上部のシートのタブにマウスのポインタを持っていき、右クリックするとメニューが出てきます。
「複製」を選ぶと、シートがコピーされ右隣に作成されるので、各カテゴリの記録を削除して次の月の記録しましょう。
シート名は、シートタブをダブルクリックすると変更できるので、月の名前に変更してください。
Numbersの家計簿で年間の収支を確認しよう
月ごとの収支を年間収支のシートに貼り付けて、年間の収支をまとめる表を作成しましょう。
私は、現在スマホアプリで家計簿をつけているのですが、ひとつ不便に感じている部分があります。
それは、カテゴリ別の年間の集計が見られないので分析できないことです。
たとえば、光熱費は1か月前と比べて上がっているか確認したくなることがよくあるのですが、集計する表になっていないと比べるのに手間がかかります。
そこで、年間の収支をまとめる表を作成し、カテゴリ別の収支の動向を簡単に比較できるようにしましょう。
- 新規シートを作成する
- 見出し列に月、見出し行にカテゴリをコピーする
- ひと月ごとの集計表から各カテゴリの金額部分をコピーする
- 収支欄に計算式を入力する
それでは、ここから年間収支表を作るための詳しい解説です。
①画面左上の+ボタンを押して、新規のシートを作成しましょう。シート名はダブルクリックして「年間収支」に変更します。
②表の名前を「年間収支」に変更します。見出し列に1月から12月まで記入して、見出し行には家計簿の表のカテゴリをコピーします。
収支の列は、水色に色を付けましょう。色の付け方は前項で説明しておりますので、分からない方は確認してくださいね。
③前項で作成した月ごとの家計簿シートの集計表から、各カテゴリの金額部分だけをコピーしましょう。
年間収支シートをクリックし、年間収支の表の該当する月に貼り付けます。
④収支列に計算式を入力します。E2のセルに「=」を入力し、関数ボックスが「=B2▼-C2▼-D2▼」となるように入力しチェックマークをクリックしましょう。
計算式の作成方法は前項で解説しておりますので、分からない方は戻って見直してくださいね。
E2の下に続くセルは、E2のセルをコピーして貼り付ければ、行が変わった計算式で反映されます。
今回は例として1月2月分の集計のみ記入しましたが、カテゴリごとの金額の動向がひとめでわかりやすくなりました。
年間を通しての家計をこまめに記入して、賢く管理してくださいね。
まとめ
- Apple IDがあれば、WindowsユーザーでもiCloud Numbersのテンプレートで簡単に家計簿を作れて、使い方も簡単である。
- iCloud Numbersの家計簿テンプレートは、「支出記録シート」に記録した支出の金額が「予算シート」の計算式に反映されるので家計管理がしやすい。
- テンプレートのカテゴリは、データタブのポップアップメニューから追加できる。
- iCloud Numbersはエクセルと比べると機能が劣る面もあるが、使える機能だけでも簡単にオリジナルの家計簿を作成できる。
- 計算式はセルに半角で「=」を入力すると、自動的に関数ボックスが出てきて関数を入力できる。
- Numbersは無料で使えるので、エクセルと比べて機能が劣る面があっても使うメリットは大きい。
- iCloud Numbersではひとつのシートに複数の表を挿入できるので、オリジナルの家計簿の下に月ごとの集計表を作ると家計管理がしやすくなる。
- シートを複製して年間の収支をまとめると、カテゴリごと収支の月ごとの動向がひとめでわかる。
Windowsユーザーでも、Appleアカウントを使えば使い方の簡単な家計簿のテンプレートが作れます。
機能面では手間のかかる部分もありますが、無料だということを考慮に入れれば、私にとっては家計を管理するには充分なソフトです。
あなたの使いやすいように、オリジナルの家計簿を作ることも可能です。
月ごとや年間の収支を分析して、簡単に賢く家計管理しましょう。