英語の読み聞かせの絵本として「ブラウンベア」はおすすめです。
はらぺこあおむしを書かれたエリックカールさんの絵本なので、色とイラストが印象的で、ことばのリズムがよく、動物の名前や色が覚えらます。
2020年度から小学校で英語教育が必修化され、子供が英語に触れる機会も増えてきています。
子どもたちには英語を話せるようになってほしいと思いながら、我が家ではまだ何も取り組んでいませんでした。
まずは絵本の読み聞かせをしてみようと考え、英語の絵本を探していると可愛い絵の「ブラウンベア」に興味を持ちました。
読み聞かせてみると子供達もすぐに復唱して、ことばのリズムを楽しんでいましたよ。
「ブラウンベア」がおすすめされている理由や、英語絵本の読み聞かせのコツなどもお伝えしますね。
ブラウンベアの絵本は英語の読み聞かせにおすすめ
「ブラウンベア」は英語の読み聞かせ絵本のおすすめ作品です。
本屋さんで探される場合は、英語の絵本が置いてあるところを探してみてください。
「ブラウンべア」の絵本をおすすめできる理由をまとめると以下の通りです。
- 耳に心地よいことばのリズム
- 鮮やかな色づかいの印象的なイラスト
- 動物と色が覚えられる
- 文章がシンプルだけど奥深い
「ブラウンべア」の絵本の魅力をそれぞれ詳しく説明していきますね。
耳の心地よいことばのリズム
「ブラウンベア」の冒頭文です。声に出して読んでみるとリズムがいいことがわかりますよ。
「Brown Bear,Brown Bear,what do you see? I see a red bird looking at me.」
「英語でもよめるくまさんくまさんなにみてるの?」 絵:エリック・カール 文:ビル・マーチン 訳:偕成社編集部
偕成社
シンプルな文章が11回繰り返されるシンプルな絵本ですので、同じリズムで読んでいて楽しくなってくる工夫がされているのです。
私が読んでいると、すぐにリズムを覚えて子供たちもかたことでマネをしてくれましたよ。文章より先にリズムを覚えて楽しそうに聞いています。
鮮やかな色づかいの印象的なイラスト
「英語でもよめるくまさんくまさんなにみてるの?」 絵:エリック・カール 文:ビル・マーチン 訳:偕成社編集部
偕成社
「ブラウンベア」は、鮮やかな色の動物たちがとても可愛くて魅力的な絵本になっています。
ページいっぱいに描かれた動物たちはインパクトがあり、一度見たら忘れられないような印象的な絵ですよ。
この本の絵を書かれたエリックカールさんは「はらぺこあおむし」を書かれている有名な絵本作家です。
私は「はらぺこあおむし」の絵本も大好きで、よく読み聞かせていました。特に鮮やかな色づかいの絵が印象に残る絵本ですよね。
「はらぺこあおむし」も英語絵本のおすすめ作品として紹介されている記事がありますので、気になる方はこちらの記事を参考にしてみて下さい。
動物と色の名前が覚えられる
「英語でもよめるくまさんくまさんなにみてるの?」 絵:エリック・カール 文:ビル・マーチン 訳:偕成社編集部
偕成社
「ブラウンベア」の絵本は9種類の動物や色が話に出てくるので、英語で読み聞かせていると、動物や色を自然に覚えられる絵本です。
ブラウンベアとタイトルにあるように茶色の熊が最初に出てきますが、赤い鳥などカラフルな動物が次々と出てきます。
可愛い絵なので次はどんな動物が出てくるのかワクワクしてしまいます!
何度も読み聞かせをしていると、次は「レッドバード!」とちゃんと子供も覚えていましたよ。
文章がシンプルだけど奥深い
「ブラウンベア」の本文中に出てくる基本的な文章ですが、実は奥が深い文章です。
「Brown Bear,Brown Bear,what do you see? I see a red bird looking at me.」
「英語でもよめるくまさんくまさんなにみてるの?」 絵:エリック・カール 文:ビル・マーチン 訳:偕成社編集部
偕成社
この文章の中には【見る】が2種類出てきています。【see】と【look】ですね。
どうやって使い分けるのかな?子供に聞かれたら説明できないかも…。
私も子供にちゃんと説明できるようになるために、調べてみました。
【see】は意識して見なくても視界に入ってくる、【見える】という意味です。
ですので「what do you see?」は「何が見えるの?」 という直訳になります。じーっと見ているものではなく、全体を見たときに何が見えているの?と尋ねています。
【look】は意識して見ようと思って何かを見ることです。
【I see a red bird looking at me. 】は【赤い鳥が僕を見ているのが見える】という直訳になります。赤い鳥は意識してじーっとブラウンベアのことを見ていたことがわかります。
これで子供たちにも【see】と【look】の違いを説明できますね!
絵本の日本語訳も一緒になっている本がある
ブラウンベアは英語の絵本だけでなく、英語の下に日本語訳がついている絵本があります。
わからない英語が出てきた場合、日本語がついている絵本ですと調べる手間もありません。
私のように英語が苦手な方にも安心な、日本語訳がついたブラウンベアの絵本を紹介しますね。
英語と日本語訳がついた絵本
「英語でもよめるくまさんくまさんなにみてるの?」 絵:エリック・カール 文:ビル・マーチン 訳:偕成社編集部
偕成社
絵を描かれているのはどちらもエリックカールさんですが、英語だけの絵本と日本語の絵本では絵が少し違うことに気が付きました。
私は英語だけの絵本より、日本語訳のついた絵本の方が柔らかくて、温かみのある優しい絵がとても気に入っています。
子供たちも7歳と9歳で文字が読める年齢ですので、英語と日本語が一緒になっている絵本を選んでみました。
英語で読んでいても子供たちは日本語訳を見て、何を言っているのか説明しなくても理解できていますよ。
日本語だけの絵本がある
実はもう1冊、日本語だけで書かれている絵本も販売されています。
「くまさんくまさんなにみてるの?」 絵:エリック・カール 文:ビル・マーチン 訳:偕成社編集部
偕成社
表紙の絵も同じで私も間違いそうになったので英語と日本語訳がついているものか、購入前によく確認してみてくださいね。
最初は英語が得意でない私でも絵本が読めるのか、子供たちも楽しんでくれるのかとても心配でした。
ブラウンベアは普通に読むだけでなく、もっと楽しくなる絵本を読む方法がありますので、ご紹介します。
ブラウンベアは英語の歌で読み聞かせると楽しい
「ブラウンベア」は英語の歌で読み聞かせると絵本の時間が一気に楽しくまります。
youtubeで【ブラウンベア 歌】と調べるといくつか動画が出てきます。
外国の方が朗読してくれたり、歌でブラウンベアの物語が進んでいくものもあります。
歌の種類もいくつかありました。私はきらきら星のリズムに似ている曲調のものが、ゆっくりしていて歌いやすかったです。
11回同じリズムが繰り返されるので、全然難しくなく、1回動画を見ただけで歌はすぐに覚えられましたよ♪
普通に読んだ時と違い、子供たちも楽しそうに聞いてくれました。
英語が始めての子供には、まず興味を持ってもらうことがとても大切になります。
歌いながら英語に触れて、英語は難しいものではなく、楽しいものと思ってもらえるように意識してみましょう!
英語が得意じゃないけど、ちゃんと読み聞かせ出来るのかな?
英語の絵本を読み聞かせるにはコツがあったのです。これを知ればあなたも読み聞かせに挑戦してみようと思えるかもしれません!
絵本の英語読み聞かせの3つのコツ
英語の絵本の読み聞かせは、3つのコツを覚えておくとあまり難しく考えずに日本語の絵本と同じように読むことができますよ。
英語の絵本は、日本語の絵本と違って難しいと感じていませんか?
そんな心配もなくなるような、英語の読み聞かせの3つのコツをお伝えします。
- 完璧な発音じゃなくても大丈夫
- 絵を指でさしながら読む
- 恥ずかしがらずに楽しんで読む
押さえるべきポイントをそれぞれ詳しく解説していきますね。
完璧な発音でなくてもよい!英語は楽しむもの
英語の絵本の読み聞かせは、完璧な発音でなくても問題ありません。
英語の絵本を読むときに、一番気にしてしまうのは英語の発音ではないでしょうか。
私も読んで体験しましたが、本文中に出てくる英単語は簡単なのに、アクセントの位置や正しい発音がわからないこともありました。
英語は世界の多くの国で話されていますが、アメリカとイギリスでも英語の発音は違います。
母国語と英語を使う国であれば、その国のなまりが英語の発音に出てきます。日本人なら日本語なまりが入った英語になったりするのは当然のことです。
完璧な発音でなくても、世界中の人々はコミュニケーションのために積極的に英語を話していることがわかります。
完璧な発音で上手に読む必要は全くなく、自信がなければ1単語だけ読み上げることや絵を見て一緒に笑いあったりすることから始めてもいいのです。
ですのであまり発音にこだわらずに読んでみましょう!
絵を指でさしながら読むと子供も理解しやすい
絵を指でさしながら読むと、子供も動物と英語を一致させて理解しやすいので、おすすめです。
いきなり英語の絵本を読み聞かせても、子供は話の内容を理解できないでしょう。
ですので最初は英語を読み聞かせながら、絵を指でさしてみて下さい。
どこの絵をみてほしいか指でさすことで子供も理解しやすくなります。
私も最初は読んでいる絵を指でさしながら読んでみました。
初めて聞く英語でも、ちゃんと興味をもって聞いてくれていましたよ。
恥ずかしがらずに読む人が楽しんで読む
英語の絵本を読む時に大事なことは、読む人が楽しむことです!
そうすることで、子供が英語に興味を持つきっかけになります。
日本語の絵本の読み聞かせでも、スラスラとただ読むだけでなく、抑揚をつけたり、感情を込めながら読んでいませんか?
私も絵本を読むときは、そのキャラになりきったり、楽しそうな声や悲しい声など抑揚をつけて読むようにしています。その方が子供たちもよく聞いてくれます。
英語の絵本も同じように、恥ずかしがらずに抑揚をつけたり、感情を込めたり、身振り手振りをつけて親が楽しそうにすることで、子供も英語に興味を持つようになりますよ!
英語は楽しいもの!興味をもってもらえるだけで十分なんですね!
こう思うと、英語の絵本の読み聞かせのハードルも下がりますし、英語に親子で触れる環境が大事であるということに気がつきました。
絵本で読むだけでなく、動画でも英語を楽しめる方法がありますよ。
動画だとネイティブ発音が学べる
YouTubeの動画だとネイティブ発音が学べるので、子供にも聞かせてあげるといいでしょう。
動物の鳴きマネを途中で入れたり、身振り手振りで表現したりと絵本を読むときに楽しめる方法も勉強できましたよ。
絵本の読み聞かせでは英語の発音が完璧でなくても構いません。
ネイティブな発音を聞かせたい場合は、動画を頼れば十分ですよ。
絵本をわざわざ買わなくても、動画をみせたらいいんじゃない?
動画ばかりに頼るのではなく、基本的に読んでくれる人の声で一緒にコミュニケーションをとりながら楽しく読み聞かせてほしいです。
子供に興味を持って英語を好きになってもらうためには、一緒に楽しむことが1番大事だからです。
ブラウンベアの読み聞かせでお話を覚えたお子さんに、時々でいいので動画のブラウンベアを見せて、ネイティブな発音を聞かせてみてはいかかでしょう。
また、動画を見ていると英語をもっと楽しめるような工夫も満載でしたよ。
まとめ
- 「ブラウンベア」の絵本が英語の読み聞かせ絵本におすすめの理由は、文章が奥深くリズムが良く、可愛いイラストで色と動物が自然に覚えられる
- 「ブラウンベア」は日本語訳が一緒になっている絵本もあり、英語が苦手でも安心。文字が読める子は説明なしでも理解できる
- 「ブラウンベア」の絵本をもっと楽しんでもらうために歌で読み聞かせる
- 英語の読み聞かせのコツは3つ。完璧な発音でなくても、絵を指さしながら、恥ずかしがらずに楽しんで読む
- ネイティブな発音を聞かせるために、時々動画を一緒に見るのもおすすめ
- 英語は親子で一緒に楽しむことで、子供が英語に興味をもてる
英語の絵本を選ぶ時のポイントとして、始めは子供の好きなジャンルや、文章量が少ないもの、読み飽きない工夫があるものを選んでみましょう。
ブラウンベアは子供が知っている動物が色鮮やかに次々と出てきますし、文章も簡単なため、英語の読み聞かせとしておすすめできる作品です。
英語に興味を持ってもらうためには親子で一緒に楽しむことが大事で、ブラウンベアの絵本は歌や動画で楽しむ方法もあります。
英語の絵本の読み聞かせのコツを知ると、思っていたよりハードルが低く始められることもわかりました。
我が家の子どもたちには出来れば英語が話せるようになってもらいたいという希望があるので、絵本の読み聞かせで一緒に楽しみながら、これからも英語に触れていきたいです。
あなたも是非英語の絵本の読み聞かせにチャレンジしてみてください。