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絵本の修理は自分でもできる!大切な絵本を長く使うための秘訣 

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絵本の修理は、ページ破れなどの簡単な修理なら自分でできてしまいます。

毎日絵本の読み聞かせをしていると、子供がついページを破ってしまうなんてことはよくありますよね。

私の子供はまだ0歳なのでさすがに絵本を破ることはしませんが、よだれのついた手でよく絵本を触るのでいつも必死に拭いています。

絵本の破損をそのまま放っておいたり間違った応急処置をしてしまったりすると、どんどん絵本が劣化していき、最終的に取り返しのつかない状態になりかねません。

処分する前提の絵本ならいいですが、子供が気に入っていてこれからも読み続けるであろう絵本なら、早めに自分で修理してしまいましょう!

本記事では、自分で絵本を修理するために必要なグッズや方法をお伝えしていきます。

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絵本の修理の仕方を解説!破れたページはこう直す

絵本の修理は意外と簡単にできてしまいますので、破損を見つけたらすぐに修理してしまいましょう!

そして、絵本の破損で一番多いのはやはりページの破れではないでしょうか。

そこで今回は、ページ破れの修理の仕方をお伝えいたします。

【用意するもの】

  • 補修用のテープ
  • はさみ
  • 破れが大きい場合は下記も用意
  • 木工用ボンド
  • 小筆
  • ボンドと水をかき混ぜる小さめの容器
  • クッキングシート

【準備】
容器の中でボンドを水で薄める。ボンドに少しとろみがつくぐらい。

【手順】

  1. 水で薄めた木工用ボンドを筆にとり、破れた部分に少量ずつ塗ってくっつける
  2. ボンドが乾いたら、破れた線より少し長めに切った補修用テープ2枚を、両面から張り合わせる
  3. はみだした部分を切ったら、完成

とても簡単ですよね。綺麗に仕上げるためのポイントもあるのでご確認ください!

  • ボンドを使用する際はページの下にクッキングシートを敷いておくと、下のページにボンドがつかない
  • テープは最初から裏紙をすべて剥がさず、貼りながら徐々に剥がしていくと失敗しづらい

小さな破れであればボンドを塗る作業はいらないので、テープで張り合わせるだけで大丈夫です。

簡単な作業なので、私は子供がもう少し大きくなったら一緒にこの作業してみようと思いました!

絵本の修理を通して、ものを長く大切に使うことを学んでもらえ気がします♪

糸綴じからページが外れたときの修理方法

絵本の糸綴じの部分からページが外れてしまった!ということもよくある破損の一つです。

絵本を長く使ったり開いた状態のままページを下に置いておいたりすると、糸綴じの部分が緩み、ページが外れる原因になります。

絵本に限らず、私もよく本を伏せた状態にしておくことがあるので、改めて気をつけようと思いました。

1枚だけしか外れていないから、と放置しておくとどんどん他のページも外れてしまい、気づけば絵本がバラバラになんてことも。

そんなことになる前に、1枚でもページが外れてしまったら修理しましょう。

【用意するもの】

  • 木工用ボンド
  • 小筆
  • ボンドと水をかき混ぜる小さめの容器
  • クッキングシート
  • はさみ
  • 本を止められる大きめのクリップか輪ゴム

【準備】

  • 容器の中でボンドを水で薄める
  • 外れたページから糸が飛び出している場合ははさみで切る

【手順】

1.ページの背にあたる部分に、筆に取ったボンドを薄く塗っていく

2.本の奥までしっかりページを差し込む

3.修理したページの両面にクッキングシートをはさむ(ボンドの染み出しを防ぐため)

4.本の上からクリップや輪ゴムで固定し、ページがずれないようにする

5.ボンドが乾いたら完成

必要なものはページ破れの修理で使うものとほぼ一緒ですが、こちらのほうが、テープがいらない分楽かもしれませんね。

もちろん念のため、上からテープで補強するのもおすすめです。

セロハンテープを用いて補修をしてはいけない

ここまで絵本を修理する方法をお伝えしてきましたが、セロハンテープで破れているページを直してもいいのか気になりますよね。

私はまさに、いずれ破れてもセロハンテープでくっつけておけばいいと思っていました!

しかし、残念ながらセロハンテープは絵本の修理には使えません。

セロハンテープには植物由来の基材と、天然ゴム系の粘着剤が使われています。

原材料が天然系の素材ですので、時間が経つとどうしても劣化します。接着部が乾き、テープの部分が黄ばんでくるのです。

補修したはずが逆に劣化してしまった、という事態に繋がりかねませんので、セロハンテープは使用しないようにしましょう。

絵本を修理する際に必要なグッズを紹介

それでは、絵本の修理にはどういったテープを使えばいいのでしょうか。

実は、絵本の補修や補強に使えるテープはいくつも販売されているのです。

私は最初、種類がたくさんあって結局どのテープを使えばいいのかわからなくなりました。

ですが調べていくうちに、それぞれのテープにより使用用途が異なるため、破損の仕方に応じて使い分けるべきだとわかりました。

次から絵本の修理に使えるテープを用途別にまとめておりますので、ご覧ください。

補修用テープは色のついているページに最適

株式会社デビカ

私は、本の補修のためのテープというものが様々な会社から販売されていることを初めて知りました!

補修用テープの用途は下記の通りです。

  • 破れたページの補修
  • 本の角の補強
  • のど(本を綴じている部分)の補修

代表的な商品を下記にまとめました。

商品名サイズ価格
絵本強力補修テープ3cm×5m/5cm×5m449円/549円
ページヘルパー1.5cm/2.5cm/3.5cm×50m962円〜1,789円
デビカ絵本補修テープ5cm×10m999円

これらの補修用テープは透明のつるつるとした素材なので、色のついているページへの使用に適しています。

また、補強力が高く図鑑や地図などあらゆる本に使用することができます。

テープの幅は、5cmの広めの幅のものを買ったほうが、どんなサイズの破れにも対応できるように感じました。

製本テープは主に表紙を補強するために使う

NICHIBAN

製本用のテープも、実は絵本の修理に使用することができます。用途は下記の通りです。

  • 表紙の修理・補強
  • 外れてしまった背表紙の修理

こちらも代表的な商品をまとめております。

商品サイズ価格
ニチバン製本用カバーテープ3.5cm×8m/5cm×8m638円/748円
ニチバン製本用カバーフィルムB5版用、A4版用など様々638円〜1,100円

製本テープは絵本の外側、主に表紙面を修理するのに優れています。

図書館に行くと背表紙の上側がはがれてきている本をよく見かけますが、本棚から取る際に背表紙の上に指をひっかけてとるため、この部分はどうしてもはがれてきやすいのです!

そんなときはカバーテープで背の補強をするのがおすすめです。

一方カバーフィルムは、外側から本全体を補強するようにお使いいただけます。イメージとしては機械を使わないでできるラミネートです。

カバーテープは修理に、カバーフィルムは破損の予防に、使い分けると良いのではないかと感じました。

特にニチバンのカバーテープ、カバーフィルムは抗菌機能が施されているので、絵本にぴったりなのです!

子供が口にいれることもあるので、抗菌機能はかなり嬉しいポイントではないでしょうか。

カバーフィルムについてはこちらの記事でも詳しく紹介していますので、ご覧ください。

メンディングテープは余白ページへの使用がおすすめ

フォレストウェイ

メンディングテープは本の補修専用のものではないのですが、破れた紙の修復に適しているためご紹介します。

1の補修用テープとの違いとしては、材質が柔らかく表面がマット加工になっているので、文字だけのページや余白への使用に適しています。

こちらは様々なサイズがありますが、幅の種類は1.2cm〜2.4cmとコンパクトになっていますので、細かい破れに適しています。

大きくガタガタと破れてしまった場合は、補修用テープや製本テープでの補修が良いかと思います。

そしてこちらは上から油性ペンで文字を書くこともできますので、絵本の修理以外にもお子さんのグッズに貼るネームラベルとしての使用もできそうですね♪

封筒の封を止めることにも適していますし、色々な使い方ができそうです。

こちらは家庭に一つ置いてあるとなにかと便利な印象を受けました!

本の修理を行っている業者に頼んでもよし

本記事で紹介した絵本の修理方法は絵本を長持ちさせるためにとても良い方法なのですが、新品のように生まれ変わらせるものではありません。

また、絵本のページがすべてバラバラになってしまったなど、ひどい破損の場合は自分で修理するのは限界があるでしょう。

破損が激しい場合や、できるだけ新品のようによみがえらせたいといった場合は、専門の業者に依頼することを検討してみてください!

絵本の修理を依頼できる会社をピックアップしてみましたので、参考にしてください。

ブックスドクター

ブックスドクターは山形県にある製本専門会社です。

本の修理のことを「治療」、修理期間を「治療期間」と表現しており、本を人間のように大切に扱っているということが伝わってきました!

費用の目安は3,000〜15,000円で、これまでたくさんの絵本修理の実績があります。

気になる方はまずは見積もりをとってみてはいかがでしょうか。

製本工房リーブル

製本工房リーブルは水道橋にある、製本教室などを手掛ける老舗の工房です。

こちらも、これまでたくさんの絵本を修理してきた実績があります。

料金は不明ですが、気になる方はまずホームページからお問い合わせしてみることをおすすめいたします。

私も、子供が特にお気に入りの絵本や、孫の代までとっておきたいような特別な絵本がボロボロになってしまった際は、こういった専門の業者に頼んでみようと思いました。

まとめ

  • 絵本の修理は、簡単なものなら自分でもできる
  • ページ破れにセロハンテープを使うと逆に劣化を早めてしまうことにつながるので、使用しない
  • 絵本の修理に適したテープは、用途によって様々なものが販売されている
  • ページ破れには補修用テープを使用する
  • ページ外れは木工用ボンドで修理することができる
  • 自分での修理が難しい場合は、絵本の修理を行っている業者に依頼するのもアリ

絵本の修理は意外と簡単にできることがわかりましたね。

私は今回絵本の修理方法を調べてみて初めて、絵本を補修する専用のテープがあることを知りました。

それを知らなければ、きっとセロハンテープを使って破れた箇所を直そうとしていたと思います。

確かに、昔図書館に一部が黄色く変色している絵本があったことを思い出しました!あれはまさにセロハンテープで止めていたのだと気づきました。

大切な絵本を長く使うためにも、正しい方法で絵本を修理しましょう!

そして、子供と一緒に作業することで、ものを長く使う大切さを教えたいですね♪