公文に通っている娘のお友達から「jフレンズになれた!」と聞いたことがあります。
私と娘は、公文のjフレンズとは何のことなのか知りませんでした。
公文は、そのお子様のレベルに合わせた教材で学ベますよね。
娘はもう中学校に入学したのですが、娘のお友達に公文のjフレンズとは何かを聞いてみました。
公文のjフレンズとは、小学生のうちに高校レベルの教材以上に到達することだと教えてくれました。
私は、小学生の間に高校レベルの学習をするの?とビックリしたのと同時に、すごいなぁと感心したものです。
勉強嫌いな娘と、低学年から公文に通っているお友達は、頭の良さは違っても今でも仲良しです。
そんな公文のjフレンズについて、詳しく調査しました。これからjフレンズを狙っているお子様と親御さんには頑張ってほしいです!
公文のjフレンズとは小学生で高校レベルにいくこと!
KUMON
公文のjフレンズですが、正式名称は「KUMON Jフレンズ」と言います。
公文のjフレンズは、「自学自習で高校教材」にできるだけ早く到達することを目指すために作られた、公文の目標の一つです。
小学校6年生3月末までに、高校レベルの教材以上に到達すると、自動的に「KUMON Jフレンズ」に会員登録されます。
公文jフレンズになるためにはどうすれば良い?
公文のjフレンズになるためには、国語・数学・英語いずれか1教科以上が高校レベル「j」教材になると、jフレンズになれるということです。
私は、jフレンズなので、「junior」の「j」だと勝手に思っていました。
娘のお友達にもその話をしたら笑われてしまい、娘にも「ママ恥ずかしいからもう喋んないで!」と言われたくらいです。
確かに、公文では年中レベルから高校レベルまであり、レベル毎にアルファベット順で決められています。
KUMON Jフレンズ登録基準進度
●数学 J 10
●英語 J I 10
●国語 J 10
※中学1年生の4月に、自動的に退会となります。
KUMON
公文はプリント学習で、教材番号1~200までのプリントを学習していきます。
jだけではなく、全てのレベルで200枚のプリントをこなさなければいけないということです。
「j10」はj教材に入り、1からのプリントを学習し、10枚目のプリントが終了して先生が次に進んでいいとなった時に「j10」到達となります。
その後は11~20、21~30番というように順番に進めていきます。
私は、200までのプリントにいくのはとてもたいへんだなと思いました。
教材番号200までのプリントが終了したら、テスト受けることになります。そこで先生が合格を出せば次に進むことができます。
小学生で高校生レベルの「j」に到達するにはとても大変なことですね。
公文の公式サイトにもあるように、中学1年生の4月には自動的に退会となってしまいます。
小学6年生の3月に「jフレンズ」に到達しても、4月には退会となりますので注意が必要ですね!
jフレンズになると高校レベルの勉強
公文のjフレンズは、小学生のうちに高校レベルに到達しないとなれません。
小学生のレベルではa~fが一般的のレベルなのでjに到達するのはとてもすごいことですね!
さて、各教科の国語・数学・英語の高校レベルの勉強はどのような学習なのかを調べました。
国語はJ10到達でjフレンズに登録
KUMON
公文の公式サイトによりますと、国語のj1~10番は、「資料と論評1/竹取物語」になります。
jの前段階であるiでは、論理と解釈というのを中心に学習して、文章の解釈力を高め、読解力も養う勉強です。
文法なども学び、最後のiの200番では腕試しで高校入試問題を学習し、合格すると、無事j教材に行くことが出来ます。
息子の中学生の時の担任の先生は、国語の先生だったのですが、「中学生では具体的な例示をうまくまとめられるかがポイント」と話していました。
j教材の最初は古典の「竹取物語」です。j教材では、「資料文も的確に引用しながら論点などをまとめる」というスキルを養って学習していきます。
私は簡単に話していますが、もちろん国語なので漢字も高校レベルの漢字を覚えなくてはいけませんし、文章問題でも小学生で習っていない漢字も出てきますよね。
私の子供は、中学2年生の時に漢字検定を受けました。その際、2つ上の高校在学程度レベルの準2級の漢字検定に挑戦し、猛勉強したのを覚えています。
元々、漢字は得意だったのでもう少し上を狙ってみれば?と促しましたが、落ちたら自信を無くすからと準2級の漢字検定にしました。
今もそうですが、漢字の読み書きや対義語、類義語は得意でしたが、筆順や部首名が苦手です。
漢検マスターという問題集を何回も繰り返し勉強して無事に合格をすることが出来ました。
話は逸れてしまいましたが、2年上の学習をするだけでも大変なのに、小学生で高校レベルというのはとても大変なことですし、かなりの努力がいるんだなと私は思いました。
小学生の間に「jフレンズ」になるお子様は本当にすごいですね!
数学はJ10到達でjフレンズに登録
KUMON
数学のj1~10番は、中学生レベルのi教材までの力を元に、文字式の計算を学習します。
小学校の間は算数ですが、中学校になると数学になりますね。
計算も難しくなるので、一回わからなくなった所をそのままにしておくと、どんどん進んでいくので大変なことになります。
私の子供も算数や数学がとても苦手です。低学年で引っかかってしまい学年が上がった今もちんぷんかんぷんで困っています。
その際は、前の学年に戻って勉強した方がいいと先生に言われたので、頑張っている最中です。
中学生では、図形問題や文章問題を始め、2次方程式、1次関数や2次関数など学習します。
公文では計算問題だけですので計算問題をひたすら解き計算力を高めていきます。
j教材の高校レベルでは、文字式の計算や因数分解、2次方程式、連立方程式など高校数学を学習していく中での基本的な代数計算を学習します。
私の子供は、中学校では数学は常に赤点か赤点ギリギリです。何で引っかかっているのか、どこからわからなくなったのかがわかっていません。
戻るとなると相当大変です。ですので、上の子はもうしょうがないと思い下の子達にはできるだけわからない所はしっかり勉強させたいと思っています。
英語はJIの10到達でjフレンズ登録
KUMOIN
英語のj Iの1~10番では、前のi IIまでの英文構造の理解を深めた復習をします。
英語は小学生から授業があり、重要性がある教科の一つですね。私の周りでも公文や、英会話教室に通っているお子様も多いです。
小学生中学年ではやっとローマ字の書き方や読み方を学習していますが、中学生・高校生レベルの問題ができる小学生のお子様は本当にすごいですよね。
j教材の前のi教材では、接続詞、比較・程度を表す文の学習をし、意味や英文構造の理解を深める学習です。
j教材に入ると、主語や述語に注意して英文を読む力を育て、高校初級レベルの語彙を身につけていきます。
前述でも話しましたが、娘のお友達は英語でjフレンズに登録されました。公文では、英語と算数に通っていましたが、他にも英会話教室にも通っていて今でも習っています。
将来、外国に行って仕事をしたいからと英語だけは頑張っていたようです。算数は計算ばかりで嫌いになり途中で辞めたと話していました。
親御さんも熱心な方で、どんどん進んで下さいと先生に話したり色々と相談して進めていったようですよ!
また、先取り学習で3年先は当たり前に進んでいたみたいですし、「進度一覧表基準認定証」というのも受け取っていたと聞きました。
その時思ったのが、通って頑張っているお子様もですが、それを支えサポートしていく親御さんも一緒に頑張っているのだなぁと思いました。
公文の進度でjフレンズになれるのか決まる
公文のjフレンズに登録されるには、小学生の間に高校レベルまで行かなければいけないので、相当の努力と進度の早さも必要です。
得意不得意もあると思いますが、娘の友達は、英語の進度はかなり早かったのに対し、数学(算数)はとても遅かったと言っていました。
学年と同じくらいか一年上くらいだったようで、親御さんも心配していました。
もちろん、jフレンズを狙っているなどの理由がないのなら自分のペースで学習した方が嫌にもなりませんよね。
しかし、小学校6年生の3月までに「i」教材のテストを合格し、「j」教材に進みたいのであれば3年~5年先の進度で進めなければいけません。
公文の進度が早い子と遅い子の違いとは
公文は、先取り学習を推奨していますが、何よりもそのお子様に合ったペースとレベルに合わせて学習していきます。
私の周りの公文に通っているお子様達を見ていても、同じ歳でも自分の学年より上の学習をしている子、自分の歳と同じくらいのレベルを勉強している子など様々です。
周りの話を聞いて、進度が早い子・遅い子をまとめて見ました。
進度が早い子 | 進度が遅い子 |
・毎日の学習リズムがしっかりと出来ている ・宿題はきちんとやっている ・親が宿題の様子を見て協力している | ・楽しんで勉強をしていない(嫌々やっている) ・決められた時間内に終わらせることができない ・間違いが多く、直した問題を理解していない |
進度が早い子と遅い子ではこのような違いがあります。
毎日の学習習慣をつけることで、自分の中でリズムができますよね。
その際に、出された宿題はきちんとやる、親は宿題や様子をきちんと見てあげることで進度を早く進めると聞きました。
算数の場合、解き方や計算方法などプリントをたくさんこなしていくことで身についていきますね。
しかし、ただやればいいというわけでもなく、理解していないとまた同じ間違いを繰り返してしまいますよね。
また、プリントには時間を書きますが、いつも終わる時間が遅かったり、時間内に終わることが出来ないお子様は進みが遅いとお友達のお母さんが話していました。
jフレンズになるにはこのような進度の早さも大切だということがわかりました。
進度が気になるなら教室の先生に相談する
娘のお友達やそのお母さんも話していましたが、進度は教室の先生にもよるよ!と言っていました。
時間内に終わり、100点をとっていてもじっくりと2~3回復習させて繰り返す先生もいます。
また、他の教室の先生は少し無理させてもどんどん先に進む先生もいると話していました。
親御さんは、公文に行かせたら先生に任せているので、進度のことはあまり話す方もいないと聞きました。
しかし、熱心な親御さんや疑問を持っている方は先生に相談してみるといいですね!
前もって先生には、「jフレンズになりたいからどんどん進めてほしい」とお友達のお母さんも話したと言っていました。
その後は、教室の先生によりますが、相談するとしっかりと先生も対応と指導をしてくれると話していました!
公文jフレンズ達成でキーホルダーなどの嬉しい特典
公文の公式サイトによりますと、公文のjフレンズに会員登録されると嬉しい特典があります!
jフレンズの記念品は、基準進度(j教材)いわゆる高校一年生課程に到達した約2ヶ月後に、通っている教室の先生から渡されます。
その嬉しい特典とはどんなものがあるのかをご紹介していきたいと思います。
特製キーホルダーや特製教材ホルダーがもらえる
特製キーホルダーや特製教材ホルダーは3種類あり、国語・数学・英語と色が決まられています。
特別な人しかもらえないキーホルダーやホルダーを教室の先生からもらえると、特別な感じがして良いですね!
私は特製キーホルダーと特製教材ホルダーを持っているお友達に見せてもらいました。お友達は英語教材で「jフレンズ」になれました。
英語の特製キーホルダーは、とてもかっこよかったです。表の「J」の文字はゴールドで「J KUMON」と記載されていたのを覚えています。
裏には真ん中に大きく「E」とゴールドの文字で書かれ、その下には英語で何か記載されていました。
私は英語がとても苦手ですし、娘も当時小学生で英語の学習は学校であったものの、簡単なものしか読めませんでした。
「E」とはイングリッシュのEだと教えてくれました。調べると国語でしたら「K」、数学なら「M」と刻印されていましたよ!
KUMON Jフレンズウェビナーに参加することができる
二つ目の嬉しい特典は、jフレンズに登録されたお子様は、KUMON Jフレンズウェビナーに応募できて参加することができます。
KUMON Jフレンズウェビナーとは、公文式OB・OGの話を聞くことが出来るのでとても勉強になるものです。
以前は、会場や施設に集まってセミナーを行っていましたが、今は「KUMON Jフレンズウェビナー」の名前になり、オンラインセミナーが開催されています。
また、全国のKUMON Jフレンズの生徒と交流を深めることができます。年2回開催されるセミナーでは、jフレンズ生同士が刺激し合える場でもあります。
毎年、8月と12月にオンラインセミナーが予定されています。
確かに、大人の私でもそのような場ですと勉強になることも多いですし、お互いの勉強の仕方や自分と違う所など聞くことができると学べることが多いですよね!
見事jフレンズに登録されたお子様は、KUMON iKUMONサイト内の「KUMON Jフレンズページ」から「Jフレンズウェビナー」に応募できます。
公式サイトによりますと、「応募には利用登録・認証が必要です」と記載されていましたので、ご確認しながら応募してくださいね!
公文jフレンズ高進度学習者の割合を計算しよう
公文のjフレンズに登録されるということは、公文生の中では「高進度学習者」と呼ばれます。
高進度学習者とは、3学年以上の学習をしているお子様が基準です。
高進度学習者のお子様にはなんと、記念品のオブジェが贈られます。
公文の公式サイトでは、「教科別一覧表基準」というのを確認することができます。
進度が気になるお子様や親御さんは、教科別一覧表基準を確認して進めているのですね。
学年相当の教材よりも、半学年以上先に相当する教材を学習している方(高校2年生まで)に、教室から「進度一覧表基準認定証」とともに、「進度一覧表ダイジェスト版」をお渡しします。
KUMON
学年を超えて学習するお子様には「進度一覧基準認定証」と「進度一覧表ダイジェスト版」というのが渡されるんですね!
娘のお友達のお母さんも渡されたと話していました。そして、このようなことも教えていただきました。
この「進度一覧基準表認定証」と「進度一覧表ダイジェスト版」は、公文に通っている誰もが渡されるわけではないのです。
3の倍数月が一年の中の認定月で、その認定月のタイミングで、自分の学年よりも半年以上の進度で学習しているお子様にだけ贈られると聞きました。
上記でも言いましたが、「認定基準」は公文の公式サイトでご覧になれますので、気になる方はぜひ確認してみて下さい。
公文の高進度学習者の割合方法をご紹介
KUMON
高進度学習者の全国の割合を計算することが出来ます。お友達のお母さんも気になって割合を計算したと話していました。
その計算の仕方を聞きましたのでご紹介いたします。高進度学習者のお子様や、全国でどのくらいの割合なのか気になる方は計算してみて下さいね!
高進度学習者の割合を計算するには、「進度一覧基準認定証」と「進度一覧表ダイジェスト版」を参考に計算します。
「進度一覧表ダイジェスト版」は、学習者総数、基準認定者総数(半年以上)、2学年先、3学年先の学習者数が記載されています。
進度一覧表ダイジェスト版から、公文に通う生徒がどれぐらい先を学んでいるのかを教科別に見ていきましょう。
お友達のお母さんは、お子様が英語で「jフレンズ」になるのが目標だったので英語を見て計算したと話していました。
割合の計算方法 基準認定者総数÷学習者総数
当時はお子様が4年生で、半年以上、2学年先、3学年先全て計算したそうです。高進度学習者の割合が低かったと話していました。
なぜなら、国語や算数に通っているお子様は、中学受験を機に高学年になったら辞める生徒も多いからです。
ですので英語の場合、低学年から学習していく教科で、ぜひ習わせた方が良いという親御さんは多いと聞きました。
国語や算数を辞めても英語だけは公文に通うお子様もいます。それでも高進度学習者の割合が低かったことにびっくりしていました。
また、「進度一覧基準認定証」の裏には、教材のレベル・該当学年・今回進度・進一基準・基準認定者全国順位が記載されています。
認定証やダイジェスト版など受け取ることができると、進め方も計画を立ててできるのでいいですね!
公文は中学受験対応ではないが先の勉強がわかる!
公文で先取り学習をして3学年先、半年先の学習をしている生徒さんもいます。
中学受験をするお子様は、高学年になると公文を辞めて別の進学塾に通うお子様も多いと聞きました。
jフレンズは「j」教材の高校生レベルまで合格すると自動的にjフレンズに登録されると話しましたね。
しかし、中学受験では「f」教材までの学習が役立ちます。
もしも、目標のjフレンズになったとしても戻って勉強をする必要がありますね。
しかし、無駄なことはありません。数学(算数)で言いますと、基礎的なことはできるようになっていますし、計算力もついています。
私の子供の友達も、公文の算数を年中から通っていたと聞きましたが、計算力がつき計算は早くできるようになったと話していましたよ。
ですが算数の場合ですと式が書いてあり、自分で答えを書くので、文章問題を読んで式を立て答えを出すというやり方は公文式ではないですね。
中学受験は計算問題だけではないので、計算力はとても身についていても他の問題が出来ないと、大変なので受験を機にお休みするか辞めるお子様も多いようです。
jフレンズは高校生レベルの学習ですが、受験に合格しても落ちても「f~i」の学習は身についています。
jフレンズになった娘の友達も、中学生になった今も学習が身についていると話していました。
進みすぎているので中学生の問題は簡単とも話しています。私の娘は英語があまり出来ないので部活が休みの時など教えてもらったりしています。
「jフレンズになりたい!」と目標を持って先取り勉強をするというのはとても素晴らしいことですよね。
まとめ
- 公文の「jフレンズ」とは、小学生6年生の3月末までに高校レベル教材「j」に到達すること
- jフレンズになるには、国語・数学・英語いずれか1教科以上で高校レベルになること
- jフレンズは、中学1年生の4月には自動的に退会となる
- 高校レベル「j」教材の1~10番は、前の中学生レベル「i」の復習からで高校で学習していく為の基礎から始まる
- jフレンズになるには3年先・半年先の進度で進まなければいけない
- 公文の進度が早い子と遅い子、人それぞれだが、jフレンズになるには進度の早さも大切
- 進度が気になるときは、教室の先生に相談をした方が良い
- 公文のjフレンズになると、「特製キーホルダー」「特製教材ホルダー」が贈られ、オンラインセミナーの「KUMON Jフレンズウェビナー」に参加することができる
- 高進度学習者とは、3学年以上の学習をしているお子様が基準で、その割合は、基準認定者数÷学習者総数で計算できる
- 公文は中学受験塾ではないが、先取り学習のお陰で先の勉強がわかるので、無駄なことはない
小学生の間に高校レベルに到達するには、とても大変なことだと思います。
しかし、jフレンズになるお子様や親御さんは目標をもって、共に努力して達成しているのだなと思いました。
公文ではそんな自学学習で上を目指すお子様を応援し、jフレンズや高進度学習者には記念品が贈られます。
楽しみながら努力して、目標を持って学習に励んでいく姿はとても応援したくなりますね!