イースターについて興味をもったら、絵本で学ぶのがおすすめです♪
先日、5歳の娘がどこで知ったのか「イースターってなに?」と聞いてきました。
私の通った高校はキリスト教系の学校でしたが、恥ずかしながら「イエス・キリストの復活祭」以上のことを答えられませんでした。
千葉県浦安市にある夢の国でもハロウィンに続いて、春にはイースターイベントを毎年開催していますね。
ネットで調べてみたら、イースターを説明する絵本は、入門編、アメリカでロングセラーの名書、挿絵のきれいなもの、など多種多様にありました!
絵本なら、より親しみやすく、より気軽に、異文化への理解が深められそうですよね。
そこで、お子さんと一緒に読みたいイースターのおすすめ絵本6選をご紹介します♪
イースターを絵本で学ぼう♪おすすめ4選
イースターは絵本で学ぶと楽しいです♪イースターをより気軽により親しみやすく感じられるおすすめ絵本をピックアップしましたので、まずは日本語の4冊をご紹介します!
イースターって何か、ご存知ですか?私は娘に質問されましたが、うまく説明できませんでした。
調べてみましたら、イースターにちなんだ絵本が数多く出版されていることが分かりました。絵本ならお子さんと一緒にイースターについて理解が深められますね。
そこで、まずは、イースターに関する日本語の絵本おすすめ4選をご紹介します。
- 「イースターってなあに」
リースベット・スレーヘルス 作・絵 / 女子パウロ会・訳 出版社:女子パウロ会
- 「みならいうさぎのイースターエッグ」
エイドリアン・アダムズ 作・絵 / 三原 泉・訳 出版社:徳間書店
- 「イースターハッピーふっかつの日!」
ますだ ゆうこ・作 / たちもと みちこ・絵 出版社:文溪堂
- 「きんのたまごのほん」
マーガレットワイズ・ブラウン・作 / レナード・ワイスガード・絵 / わたなべ しげお・訳 出版社:童話館出版
早速、図書館からこちらを借りてきて、イースターに興味をもった5歳の娘にも早速読み聞かせてみましたよ♪
絵本は子ども向けに書かれているので、とても親しみやすく、分かりやすいものばかりです。どんなあらすじなのか、おすすめポイントとともにご紹介しますね!
イースターってなあにはイラストが親しみやすい
『イースターってなあに』は、ほのぼのしたシンプルなイラストが親しみやすい絵本です。
クリスマスのサンタクロースのように、イースターにはたまごを配るうさぎがいるって知ってますか?
新しい命が芽吹く春の大切なキリスト教のお祭りを、子ども向けにやさしく楽しく教えてくれます。
キリスト教団体からの出版で、まさにイースターについての入門書で子ども向けに書かれています。
- イエス・キリストの復活の解説あり
- クリスマスと比べてイースターを分かりやすく説明している
- イースターをどんな風に過ごすか書かれていて異文化の理解にも繋がる
最近は、幼い頃から異文化に触れる機会がどんどん増えてきているように感じます。
私は、子どもたちが偏見をもたないために、異文化に対して正しく理解できるように育ってほしいなと考えています。
普段は仏教園に通う娘ですが、初めて知るキリスト教に興味津々、異文化に興味が出てきたようです♪
みならいうさぎのイースターエッグはアメリカの絵本
徳間書店
『みならいうさぎのイースターエッグ』は初版1976年、アメリカで長年読まれている絵本です。
うさぎのオーソンの父さん母さんは、イースターエッグに絵を描く仕事をしています。
見習い中のオーソンですが、車に絵を描いて大評判になります。
飛行機にまで絵を描くよう頼まれるようになり、自信をつけたオーソンはイースターエッグの絵も手伝うようになって……。
優しいテイストの絵とどことなく春の雰囲気で親子でほんわかした気持ちになります。
- 冒頭にイースターの説明あり
- 読み終わったら絵を描きたくなるかも
- イースターとは関係なく、お話としても楽しめる
お絵描き大好きな娘に読み聞かせたところ、早速、たまごに絵を描いてみたいと言い出しました。
長い春休み、たまごをたくさん用意して初めての立体面のお絵描きへの挑戦を温かく見守りたいと思います。
イースターハッピーふっかつの日!はうさぎむらのお話
文溪堂
『イースターハッピーふっかつの日!』はうさぎむらで開催されるイースターのお祭りエッグハントのお話です。
うさぎむらでイースターのお祭りエッグハントが始まりました。
うさぎのエレンも優勝目指して虹色のたまごを探しに森の奥へ入ります。
そこにキツネが現れて…ハラハラドキドキの物語です。
うさぎ大好きな娘は、かわいいうさぎさんがたくさん出てきて嬉しそうです。春のお祭りの明るい雰囲気が伝わってきます。
- かわいい動物のイラストと村長さんの言葉に心がほっこりします
- イースターイベントを体感できる
- イースターやエッグハントについての解説あり
実際にエッグハントを家庭でやってみようと思うと敷居が高いですが、絵本の世界で擬似体験できる貴重な絵本です♪
娘は異文化を感じつつ、可愛らしいうさぎちゃんの世界に魅了されたらしく、こちらの本がお気に入りの絵本になりました!
きんのたまごのほんのあらすじは意外と奥が深い
童話館出版
『きんのたまごのほん』は表紙をはじめとして見るからに美しい装飾の絵本です。一体どんなあらすじなのでしょうか?
ある日、ひとりぼっちの子うさぎがたまごを見つけます。
たまごの中に何かが動く音を聞いた子うさぎは、早くたまごの中の何かに会いたくて、試行錯誤。
子うさぎはいつの間にか疲れて眠ってしまいます。そのうちにたまごが割れて……。
美しい絵にうっとりするだけではなくて、物語にも引き込まれる絵本です。
- 表紙をはじめとして花や蝶で彩られたアートのような美しい絵本
- キリストの復活などの宗教色はない
キリストや復活などの説明はなく、一見、宗教色がないように感じますが、たまごの殻を破って出てきたのはキリストと捉えることもでき、奥が深い一冊です。
絵が大好きな娘は、読むというよりはうっとりとこの絵本を眺めていることが多いです。
イースターの絵本を英語で読もう!おすすめ2選
イースターは海外文化なので、絵本を英語で読むのもおすすめです。
洋書には、赤ちゃん向けにはじまり、イースター関連の絵本がたくさんあります。その中から、今回は、低年齢児向けの2冊をご紹介します。
- 「The golden egg book」
Margaret Wise Brown・作 / Leonard Weisgard・絵 出版社:Little Golden Books(PenguinRandomHouse)
- 「We’re Going on an Egg Hunt」
Laura Hughes・絵 出版社:Bloomsbury Childrens Books;Illustrated版
敷居が高く感じる洋書ですが、最近はアマゾンで簡単に手に入りますね。私も早速、娘に1冊購入してみましたよ。洋書が翌日にはポストに届くなんて、いい時代になりましたね。
The golden egg bookはきんのたまごのほんの原著
最初にご紹介したいのは『きんのたまごのほん』の原著である『The Golden Egg Book (Little Golden Book) 』です。
- 難しい英語ではないので、低年齢向けでも読み聞かせできる
- とにかく絵が美しいのでアートとして飾れる
美しいアートのような表紙ですし、日本語本と英語本とそれぞれ持っていても読み比べられるので、いいかも知れませんね。
私は、表紙のデザインがとても美しいので、英語版をおすすめします!
We’re Going on an Egg Huntは仕掛けが楽しい
『We’re Going on an Egg Hunt: A Lift-the-Flap Adventure (The Bunny Adventures) 』はめくりの仕掛けが楽しい絵本です。
うさぎたちがエッグハントに出掛けます。10個のたまご、全て見つけられるかしら。
途中に、子羊、ひよこ、ミツバチ、アヒルなど邪魔者が現れて…
さて、うさぎたちは無事にイースターを楽しめたのでしょうか?
ほっこりした絵に癒されるうさぎたちのエッグハントのお話です。めくりの仕掛けがあって、一緒にエッグハントを楽しんでいる気分になれます。
- めくりの仕掛けがあり、1歳児から楽しめる
- 宗教色がない
- 簡単な文章がリズムよく繰り返され自然と英語学習になる
子どもは仕掛けのある絵本が大好きですよね。我が家の子どもたちもめくりの仕掛け絵本は、文字の読めない頃から大好きで、「よく読んで〜」と持ってきていました。
こちらの本は、英語も簡単で同じ文章の繰り返しが多いので、英語の本としての読み聞かせとしても最適です。
英語の読み聞かせはなんだか気恥ずかしい感じもありますが、私は少しテンションを上げて気分は外国人の気持ちで取り組んでいます。
イースターとはなにか理解をさらに深めよう!
イースターはイエス・キリストの復活を祝う春のお祭りで、家族でご馳走を囲み、春の洋服で教会へ行くのが一般的な過ごし方だそうです。
ところで、イースターエッグって一体なにを表しているのでしょうね?イースターには妙にうさぎが多く登場するような気もしますし、謎だらけですよね。
私は、イースターがイエス・キリストの復活祭とはなんとなく知っていましたが、それ以上のことがさっぱり分かりませんでした。
そこで、私が調べたことを簡単にまとめてみました。お子さんに説明するのに役立ててくださいね。
イースターとはキリストの復活祭!クリスマスよりも重要
イースターはイエス・キリストの復活を祝う祭です。
イエス・キリストは弟子の一人ユダに裏切られて十字架にかけられますが、生前「亡くなった3日後に生き返る」と予言します。
そして、予言通り「死からの復活」という奇跡を起こし、弟子たちは大喜びしました。これがイースターの由来です。
イエス・キリストの奇跡を象徴するイースターは、キリスト教圏において最も重要なイベントで、春の訪れとともに盛大にお祝いします。
キリストの生誕祭であるクリスマスよりも重要なイベントなんですって!
ちなみにお釈迦様のお誕生日は4月8日と仏教園に通う娘に教えてもらいました。長く寒い冬を乗り越えて生命が芽吹く春がおめでたいのは万国共通の感覚なのでしょうね。
イースターはいつ?毎年日付が変わります
クリスマスとは違って、イースターは毎年日付が変わります!それはイースターが「春分の日以降、最初の満月を迎えた直後の日曜日」と定義付けされているからです。
宗派によって暦法が異なるので、一例ですが、イースターの日程は以下の通りです。
2023年4月9日
2024年3月31日
2025年4月20日
アメリカやヨーロッパのキリスト教圏では、イースター前後をイースター休暇として大型連休にしていることが多いので、春休みの海外旅行は要チェックです。
私は卒業旅行にヨーロッパへ行ったのですが、イースター休暇と重なってしまって、観光施設がどこもお休みで非常に困った経験があります。
春に海外旅行に行かれる場合は、必ずチェックしてから計画してくださいね。
イースターエッグとうさぎがお祭りの象徴
イースターは、たまごとうさぎがお祭りの象徴です。それぞれにはどんな意味合いがあるのでしょうか?
たまご:新たな生命を生み出す→死という殻を破ったイエス・キリストの復活を象徴
うさぎ:多産である、春の女神の使いだった→繁栄と豊穣(ほうじょう)のめでたい象徴
私の住んでる京都にも、子宝祈願で有名な神社のマスコットがうさぎです。うさぎの子孫繁栄パワーは万国共通なのですね♪
イースターには家族でご馳走を食べて春の服で教会に行く
イースターには、家族でご馳走を囲んでお祝いして、春の服を着て教会に行くというのが一般的のようです。
私は勝手ですが、家族でおせち料理を囲んで、神社へ初詣に行く、日本のお正月のようなイメージを抱きましたよ!
また、イースターの子どもの楽しみといえば、エッグハントやエッグロールです!
エッグハントとは?
家の室内や庭にカラフルに色付けされたたまごを隠して、誰が一番多く見つけられるかを競います。
見つけたたまごの数に応じて景品がもらえるという習わしなので、子どもたちはたまご探しに夢中になります。
見つけたたまごの数に応じて景品がもらえるというのは、知りませんでした。
寒い冬が明けて、お庭で春の陽気を感じながらの宝探しゲームは、子どもだけではなくて大人も、明るい気分で楽しめそうですね。
エッグロールとは?
ホワイトハウスでも毎年開催されるゲームで、その名の通り、たまご転がしです。
長いスプーンで誰がたまごを1番早くゴールまで転がせられるかを競うゲームです。
もちろん、たまごが割れたら負けです。
たまごが予測不能にあっちへコロコロ、こっちへコロコロ、見てるだけでも楽しそうですね。
日本でもお正月にはかるたや凧上げなど遊ぶように、イースターではエッグハントやエッグロールで盛り上がることを知って、私はイースターを身近に感じることができました。
まとめ
- より気軽により親しみを持って異文化を理解するために、イースターを絵本で学ぶのがおすすめ
- 『イースターってなあに』はキリスト教団体が監修する入門書で、イースターを子ども向けに優しく楽しく教えてくれる
- 『みならいうさぎのイースターエッグ』はアメリカでロングセラーの名書で、読み終わったら思わず絵を描いてみたくなる一冊
- 『ハッピーイースターふっかつの日!』はうさぎむらのエッグハントのお話で、実際にエッグハントを体験している気分になれる絵本
- 『きんのたまごのほん』はとても美しい絵本で、装飾用としてもおすすめ
- イースターに関連する英語の絵本は赤ちゃん向けから数多く出版されている
- 『The golden egg book』は『きんのたまごのほん』の原著で、英語としても難しくはないので、英語で読んでみるのもおすすめ
- 『We’re Going on an Egg Hunt』は、めくりの仕掛けがある絵本で、低年齢児さんから楽しめて、簡単な英語の繰り返しなので英語学習にも最適
- イースターはイエス・キリストの復活を祝う春のお祭りで、毎年日付は変わる
- イースターは、たまごとうさぎがお祭りの象徴で、エッグハントやエッグロールで遊び、家族でご馳走を囲み、春の洋服で教会へ行く
キリスト教の春の一大イベントであるイースターに関する絵本を6冊、ご紹介しました。
子どもに異文化の説明は難しいので、多種多様な絵本の力を借りるのはとても有効と感じました。
正しく理解できると、イースターにより親しみを持つことができますね。
イースターに興味をもった娘は、たまごやうさぎのかわいい絵本がとても気に入ったようです。
気になる絵本があったら、イースターを理解する一助にしてくださいね♪