あなたは小説を読むことは好きですか?私はとても好きで、高校のころは友人の自作小説を読ませてもらっていました。そのころは1週間に1話の更新が待ち遠しくてたまりませんでした。
昔は雑誌やホームページに小説の投稿をしている人が多かったのですが、インターネットが普及してからは、ネットに小説を投稿する人が増えましたね。
読者としてもたくさんの作品に出会うチャンスが多くなったのでうれしいです。
今回は小説を投稿することについて記事を書きました。
自分で書いた小説をたくさんの人に読んでもらうためにサイトに投稿しようと思っても、色々あってどれが良いのか迷いますよね。
たくさんの小説投稿サイトの中でも人気があるものや、書籍化への道が多いもの、収入を得ることができるサイトをまとめています。参考になるとうれしいです。
小説を投稿するのにおすすめなサイト5選
一昔前は小説を誰かに読んでもらおうと思ったら、出版社に原稿の持ち込みをしたり、賞に応募しなければいけませんでした。
今は小説投稿サイトが出来て、書籍化や多数の人に自分の作品を読んでもらえる機会が増えました。
あなたの作品をサイトに投稿してみませんか?あなたの小説を楽しみにするファンができるかもしれませんよ。
ではおすすめの小説投稿サイトをご紹介いたします。
note株式会社が運営する、文章、写真、音楽、イラスト、映像を配信するためのサイトです。
2014年にサービスを開始しました。会員数は2021年3月時点で、380万人となっています。
法人が公式ブログ用に使うことが多く、規模が大きく安全性が高いので安心ですね。
ブログの代わりに活用する人も多く、ブログは手続きが面倒だ思う方にはピッタリです。自分の得意分野のお役立ち情報を書く人もいます。
エッセイや小説でないといけないわけではないので、私なら人に教えたい豆知識を書いてみようと思います。
株式会社エブリスタが運営する、小説や漫画を投稿するためのサイトです。2010年に設立されました。無料アプリもあります。
エブリスタは他のサイトとは違った特徴がたくさんあるので、それは後で詳しくご紹介いたしますね。
KADOKAWAと株式会社はてなが共同開発した小説投稿サイトとなっています。2020年には会員登録数50万人を突破しました。
カクヨムでは、主に新人発掘を目的にしています。頻繁にコンテストが開催され、応募も簡単です。
読者目線から見ると、好きな作品をネット上の本棚にまとめることができるラベル機能が楽しいです。
ラベル機能とは、フォローしている作品に自分なりのタグをつけて分類する機能のことです。ネット上に自分の本棚があるみたいで、眺めるだけで満足感がありますよ。
ピクシブ株式会社が運営する、イラストコミュニケーションサービスを提供するサイトです。
イラストの表現場所として有名ではありますが、小説投稿機能もあります。
2020年に登録数が5000万人を突破しました。ユーザーの約半数が海外からとなっているところが特徴です。
同じピクシブの会社が運営している「pixivノベル」は商業作品の試し読みのサイトであり、小説投稿用の場所ではありません。
ピクシブは下記記事でも詳しくご紹介していますのでよければご参考ください。
株式会社ヒナプロジェクトが運営する小説投稿サイトとなっています。
2004年に運営を開始し、登録ユーザーは2020年に191万人を突破しました。
デメリットとしては、投稿が多すぎるので作品が読まれず埋もれてしまう可能性があることです。
逆に言えば、読む人が多いので発見されればたくさんの人に見てもらえますね。
また、出版の実績があるといったところもメリットです。
数あるサイトの中から、知名度とユーザー数、投稿の手軽さを加味して選びました。
まずは会員登録をしてみて、ご自分に合ったサイトを見つけてくださいね。
私は上記のサイトがおすすめですが、全部に同じ小説を載せるわけにはいかないので悩むところですね。
小説を書く友人はどこかのサイトに投稿しているか聞いてみようと思います。
小説投稿サイトの新人賞やコンテストの紹介
小説の投稿といえば、次は新人賞やコンテストへの応募ですよね。あなたが作り上げた作品を応募してみませんか?
あなたが心を込めて書き上げた小説をコンテストに応募し、入賞すると賞金がもらえたり、書籍化できる可能性もあるので、積極的に応募することがおすすめです。
各サイト様々なコンテストで新人賞などをつかむチャンスがたくさんあり、未来への道が広がりますね。
「note創作大賞」が2020年にスタートしました。オールジャンルを対象としたコンテストで、文字や画像だけでなく動画も応募可能と新しい試みが行われました。
noteはつい最近コンテストが開催されたのですね。小説以外の投稿もあるというのが面白いです。
noteは気軽に文章を投稿することができるので、ついでに応募するというのもありだと私は思います。
エブリスタは三行から参加できる、超・妄想コンテストと題して、お題に沿った小説をたった100文字から応募できます。
新星ファンタジーコンテストはお題に沿っていれば、どんな世界や時代設定のファンタジー小説でも応募可能です。受賞すれば書評者からの選評と個別アドバイスが送られます。
氷室冴子青春文学賞は、青春をテーマにした小説を募集しています。ジャンル、性別、年齢、職業、国籍を問わない募集をしていますよ。
エブリスタは上記に書いたコンテスト以外にもその時々でコンテストを開催しているので頻繁にチェックすることをおすすめします。
たくさんお題があるので、私もその中で一つくらいは書けると思うものを選んで、応募してみたいです。
毎年、カクヨムWeb小説コンテスト、カクヨムWebコンテスト短編賞が開催されています。
今年のカクヨムWeb小説コンテストは多くのジャンルの作品を募集しています。
- 異世界ファンタジー部門
- 現代ファンタジー部門
- 恋愛(ラブロマンス)部門
- ラブコメ(ファンタジーノベル)部門
- キャラクター部門
- ホラー部門
読者による支持と編集部による審査という2つの選考を通る、という特色がありおもしろいですよ。
カクヨムWeb小説短編賞は、フィクションならジャンルは問わない短編小説部門と6つのテーマから選ぶ、実話・エッセイ・体験談部門に分かれています。
カクヨムは募集部門が多いですね。それだけチャンスがありそうです。
フィクションだけでなくノンフィクションも募集していることは珍しいので、私は他の方の応募がどんな内容なのかとても気になっています。
私もノンフィクションなら面白い話を持っていますので、応募してみようかなと思いました。
小説コンテスト「pixivノベル大賞」が開催されます。
去年は異世界ファンタジー部門、現代ファンタジー部門、SF部門から選び、そのジャンルに沿った課題タグを選び、3万字以内の小説を募集するものでした。
「pixiv小説執筆応援プロジェクト」といって、特定のテーマに沿った小説の募集もありますよ。ジャンルは自由で、未完結の作品も大丈夫です。
未完結の応募も可能なので、書きかけの小説を応募するのことも出来ますね。
お題が毎回あるので、私も書けそうなお題があれば応募したいと思っています。
「ネット小説大賞」が毎年開催されています。「受賞だけがコンテストじゃない」を掲げ、応募するだけでチャンスが生まれる仕組みも用意されています。
読者が作品を推薦できる「ピックアップ」企画もあります。
小説家になろうはネット小説大賞で書籍化の道が獲得できます。あなたに合った部門、コンテストを選んでくださいね。
私は読者が推薦できるコンテストに参加してみようと思います。好きな作品を直接応援できるのはうれしいですよね。
作品を応募する際に、注意してほしいことが一つあります。
とてもいい作品で、サイトスタッフがクリエイターに連絡しようとしたところ、登録されていたメールアドレスでは連絡がつかなかったということがしばしばあるそうです。
小説を応募するときは必ず、連絡のつくメールアドレスを使ってくださいね!
小説を投稿して収益が得られることはあるの?
好きなことや得意なことをしてその収入で暮らせるとしたら幸せですよね。
小説を書くことで収入になるサイトはあるのでしょうか、調べてみました。
小説家になろうでは、独自の収益化システムは見つかりませんでした。今のところは書籍化して収益を得る道しかないようです。(2020年2月調べ)
小説家になろう以外の他のサイトを見ていきますね。
noteは記事を有料で販売できてサポート機能も充実!
引用 note
noteで収益を得るための方法としては、記事を有料で売ること、クリエイターサポート機能の2種類があります。
<記事を有料で売る>
- 記事を作成する
- 右上の「公開設定」を選ぶ
- 有料を選ぶ
- 価格のところに、100円以上の金額を打ち込む
- 返金を受け付けるか選ぶ
(返金を受け付けないにすると、記事購入時に「返金不可」アイコンが出ます) - 「有料エリア設定」を選択し、黒い帯で有料ラインが出てくるので「ラインをこの場所に変更」そして好きな位置に設定する
- 記事が公開される
有料記事は大体500円であることが多いですが、自分の好きな金額にしてOKですよ。
続いてのクリエイターサポート機能とはクリエイターの活動を金銭的に援助する機能です。
100円から1万円までの金額をサポートとして支払うことができます。クリエイター側は、お礼のメッセージを送ることができます。
<クリエイターサポート機能>
- 記事の下にある緑色の「気に入ったらサポート」を選択
- サポートする金額を選び「サポートする」を押す
有料記事を買うときに「クリエイターをサポート」ボタンのチェックを入れると記事の購入と一緒に支払えます。
スマホアプリでは有料記事が設定できないことと、サポートは返金できませんので、注意が必要です。有料記事の返金の時にもサポート料金のほうは返金されません。
ファンになってもらえるだけでも嬉しいのに、金銭での支援もしてもらえるなんて夢みたいですよね。作品を書く具体的な原動力になりそうですね。
エブリスタは作品を有料にすることもできる
引用 エブリスタ
作品を有料販売することができます。エブリスタ図書券(1.1円が1図書券)というものを使って、作品を売り買いする方法です。
有料作品を読むのに必要な図書券は40枚から2000枚の範囲で設定します。
エブリスタでは有料記事の設定が、アプリとPC両方でできます。また有料販売から無料に変更することもできます。
有料記事を無料記事に変更することができたり、アプリからその操作ができるなどエブリスタの柔軟性がわかりますね。
有料設定もタップしていくだけなので、私はその手軽さも使いやすくていいと思いました。
自分で金額を設定できるのでいくらにするか迷いますね。40枚から2000枚と金額の幅が広いのでじっくり考えましょう。
カクヨムは運営から広告収入の還元がある
引用 カクヨム
広告収入と、読者からのギフトがあります。なんと2つの収益法があります!
2021年にカクヨムの広告収入総支払額が1億円を突破しました。
カクヨムで広告収入を受け取った人400人への調査では、7割以上が広告費の還元がカクヨムを選んだ理由として挙げています。
<読者からのギフト>
- 読者からのギフトは「カクヨムサポーターズパスポート」である。
読者は好きなクリエイターに有料ギフトとメッセージを送れる。 - クリエイターは、サポートしてくれた読者にお礼メッセージを設定し、サポーターしか見られない限定近況ノートを公開できる。
読者からの応援はうれしいですよね。小説を書く友人は「見てくれる人がいることが作品を書くモチベーションになっている」と話していました。
pixivはものづくりが好きな人にもおすすめ
引用 pixiv
ピクシブの収益方法としてはFANBOX(ファンボックス)、BOOTH(ブース)などがあります。
<FANBOX(ファンボックス)>
読者がクリエイターを支援する方法で、料金の90%がクリエイターに届く。
(10%は決済代行者やサービス利用料に使われる)
支払方法は、PayPal、クレジットカード、コンビニ払いから選べます。クリエイターは支援してくれた読者にだけ限定で情報などを提供できます。
<BOOTH(ブース)>
pixivと連携した、創作物の総合マーケットの場所。
クリエイターは自分の書いた本や作ったグッズなどを販売できる。
小説を投稿して、収入につなげる方法は色々あります。
自分の書いた小説を本にして売るなんて素敵ですね。自分の手で本やグッズを作って売ることができるなんてちょっとしたお店をしている気分になりますね。
私も個人店を見て回るのが好きなので、ネット上で商品を見るのもおもしろそうだと思いました。
エブリスタがおすすめな理由7選はこれ!
エブリスタといえば『王様ゲーム』『5分』シリーズ『櫻子さんの足元には死体が埋まっている』などを書籍化してきたネット小説投稿サイトです。
エブリスタをおすすめできる7つの理由についてご紹介いたします。
- コンテストが月に5回以上ある(年間約56回)
- 読者は好きな作家にスターを送れる
- 読者からページごとにスタンプやコメントが送れる
- フォロー機能がある
- 作品を有料販売できる
- エブリスタスタッフの推薦で書籍化もある
- 「特集」してもらえる
エブリスタではなんと未完成の作品を応募できるコンテストもあります!未完成の作品を応募なんてあまり聞いたことがないですよね。
さらに100文字から応募できるコンテストもあり、気軽に応募できますね。
読者は好きな作家にスター(イイねのようなもの)を送ったり、ページごとにスタンプやコメントも送れます。
ページごとにコメントやスタンプが送られてくる機能もあり、クリエイターはここが読者に喜ばれた、人気があるのはこういう話なのだなということを具体的に把握できます。
エブリスタのスタッフは投稿された小説を読んでいるので、スタッフが良いなと思った作品を出版社に提案し、そのまま書籍化されるという道もありますよ。
「特集」してもらえるというのは、年間約48回(週に1回)、テーマに沿った作品をスタッフがピックアップしてくれることです。
他の小説投稿サイトとはかなり違って特色のあるサイトと言えるのではないでしょうか。
コンテストと特集の回数がとても多くて驚きました。
エブリスタは「面白い作品を埋もれさせたくない」というポリシーがあり、それが伝わりますね。
100文字から応募できるなら私にもできそうなので応募しようか、気になっています。
小説の書き方で最初に注意する3つのポイント
「小説を書こう!」と思ったものの、どうやって書いたらいいかわからない、ということはありませんか?
小説を書く上で必要なことを簡単にお伝えしますね。
- ジャンルを決める
- キャラクターを決める
- いきなり長編に挑まないようにする
ホラーや探偵小説、SFなどいろんなジャンルがあります。
初めは自分の好きなジャンルで構いません。得意でないことを書くのは労力がいりますし、完結させることも大切だからです。
キャラクターは小説の魅力の一つです。お話は面白いのに主人公に感情移入できなくてファンが離れていったゲームもあります。
できるだけ自分が感情移入でき、読者もそうなれるようなキャラクターにすることをおすすめします。
また小説を書くときは、いきなり長編に挑まないようにしましょう。
文章を書きなれている方以外は、まず短編小説やショートショートをおすすめします。作品は完結させてこそです。
短編であれば取り掛かりやすいし、完結させることも容易です。
色々書きましたが、まずは「小説を書きたい」という気持ちが大事です。
あなたが読みたい本、書いていてもわくわくしてしまう本を読者も求めています。
文章が下手だと自分で思っても、意外とそれが味になったりするかもしれませんね。
私も文芸部の友達がいましたが、自分の作品に納得がいかないといっていました。
ですが周りからは絶賛されていました。自分では気づかない魅力があなたの小説にはあるかもしれませんよ。
まとめ
- 小説を投稿するのにおすすめなサイトを5つ紹介した。note(ノート)、エブリスタ、カクヨム、pixiv(ピクシブ)、小説家になろうである。
- 小説サイトの新人賞を各サイトごとに紹介した。そのなかでもエブリスタが頻繁にコンクールがある。
- どのサイトも簡単に小説が投稿できて、自分の作品をたくさんの人に読んでもらえる機会が増え、書籍化のチャンスもある。
- 小説を投稿して収益が得られるサイトを5つの中から紹介した。小説家になろう以外のサイトは収益化できるシステムを持っていた。
- 5つのサイトの中でもおすすめなエブリスタは、コンテストが多いことや作家と読者が交流をもてたりスタッフ推薦による書籍化など、7つのメリットがある。
- まずは気になるサイトに会員登録をしてみて、自分に合ったサイトを見つける。
- 小説の書き方を書いた。ジャンルを決めること、登場人物を魅力的に書くことをおすすめした。
- 小説を書くときは、まず短編小説などから取り組み、いきなり長編に挑まないようにする。
おすすめの小説投稿サイトを5つに絞って紹介してみました。
ほかにもたくさんの小説投稿サイトがありますから、きっとあなたにぴったりなサイトが見つかりますよ。
高校時代の私のように、新しい物語に飢えている人はたくさんいます。あなたの書く物語を読むことができる日をみんなが待っていますよ。
作品を書き始めた日が、あなたの小説家デビューの第一歩です。読者として応援しています。