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親子の心に響く絵本のあらすじ解説!あらすじから検索する方法も紹介

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親子で一緒に何度も読みたい、大人も子どもも心に響くおすすめ絵本のあらすじや感想をご紹介します!

ロングセラー絵本でも、昔から受け継がれている童話でも、全ての人が気に入るわけではありません。

あらすじを知ったうえで絵本を選ぶと、失敗は少なくなりますよ。

私の娘は、大好きなうさぎが表紙に描かれているという理由で購入した絵本も、内容が好みのものではなく読まなくなってしまったものがありました。

今回は、2児の母であり、元幼稚園教諭の私が、あらすじを知ったうえで手に取ってもらいたいおすすめ絵本をご紹介します。

また、絵本のタイトルが思い出せないときや、あらすじだけ知っている絵本のタイトルを調べるのに役立つ検索方法もご紹介します。

この記事を読めば、素敵な絵本と出会うきっかけになるかもしれませんよ!

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親子共に心に響く絵本のあらすじをご紹介!おすすめ3選

親子で一緒に何度も読みたい、大人も子どもも心に響くおすすめ絵本のあらすじをご紹介いたします!

  • 「はじめてのおつかい」 
    筒井 頼子・作 / 林 明子・絵 出版社:福音館書店
  • てぶくろ
    ウクライナ民話・作 / エウゲーニー・M・ラチョフ・絵 / うちだ りさこ・訳 出版社:福音館書店
  • っぽい
    ピーター・レイノルズ 著 / なかがわちひろ 訳 出版社:主婦の友社

ベストセラーの絵本や今話題の絵本、笑いをそそるユーモアあふれる絵本から、感動物語など、様々な絵本が溢れる現代において、好みの絵本を選ぶのは、なかなか難しいものです。

ロングセラーの絵本を選んでも、自分の子どもにはヒットしなかったり、あらすじを知らずに選んだ絵本は失敗することがあるのも事実です。

私は、ある一冊の有名な絵本を娘に読み聞かせたとき、残酷なシーンに怖がり、それ以来「この絵本は嫌い…」とその絵本を避けるようになりました。

昔話や童話など、昔から伝わる物語は原型に近いほど残酷な部分が多いです。

あらすじを知ったうえで絵本を選ぶと、好みのものが選べ、失敗が少なく済みます。

今回紹介する3冊の絵本は、子どもが怖がるような描写はなく、安心して読み聞かせできます。

また、子どもだけでなく、大人もハッと気づかされるようなメッセージ性のある絵本なので、親子で一緒に読むことで、楽しい時間を共有しながら親子共にプラスになる絵本です。

せっかく選ぶなら、子どもの成長につながる絵本、子どもが気に入り何度も繰り返し読みたくなる絵本を選んであげたいですよね。

あらすじや、その絵本からどんなことが得られるかを知ったうえで、是非親子一緒に絵本を楽しみましょう♪

はじめてのおつかいは女の子の冒険と成長の物語

『はじめてのおつかい』 筒井 頼子・作 / 林 明子・絵 出版社:福音館書店 
福音館書店

「はじめてのおつかい」は主人公みいちゃんの緊張感と達成感がリアルに伝わる冒険と成長の物語です。

主人公のみいちゃんはママに頼まれてはじめて1人でおつかいにいきます。

ドキドキとハプニングの連続を乗り越え無事お店にたどり着きますが、お店には誰もいない様子です。

深く息を吸い込んで「ぎゅうにゅうください」と言うけれど、緊張で小さな声しか出ず、お店の人に気づいてもらえません。

このような内容の絵本ですが、みいちゃんの緊張感がリアルに伝わり、一緒にドキドキしながら読み進められます。

みいちゃんの頑張りや、ほっとして涙がおちる姿に、ほろりとくる大人も少なくないでしょう。

この絵本は、私が主人公のみいちゃんと同じ5歳の時に母が買ってくれた絵本です。私も母もこの絵本が大好きで、何度も読み聞かせてもらった思い出の一冊です。

当時、主人公と同じ『みいちゃん』と呼ばれていた私には、重なる部分が多く、かなり感情移入して読んでいました。

今では我が子も大好きな絵本の1つです。大人になってから読むとまた違った視点で読め、みいちゃんの成長と頑張りに毎回うるっときてしまいます。

大人にも子どもにも一歩踏みだす勇気を教えてくれる絵本

「はじめてのおつかい」は1人で挑戦する勇気、一歩踏み出す勇気をくれる絵本です。

また大人の方には、子どもの力を信じて見守る大切さを教えてくれますよ。

対象年齢
読んであげるなら:3歳から
自分で読むなら:小学低学年から
特におすすめ:4~5歳児

対象年齢は3歳からとなっていますが、心が大きく成長する4歳児・5歳児のお子様に特におすすめです。

特にこんな子におすすめ
  • 1人で挑戦する意欲が出てきた子
  • 一歩踏み出す勇気がなかなか出せない子
  • 主人公みいちゃんと同じくらいの子どもを育てる大人の方

我が家には6歳と4歳の2人の子どもがおり、この絵本を何度も読み聞かせています。

6歳の娘は活発で「何でもやってみたい!」という意欲が高いのですが、この絵本でさらに意欲が高まり、何度か一人でおつかいに挑戦してくれました。

我が家の娘のように、絵本の影響を受けて目に見える成長を感じる子もいるでしょう。

一方、4歳の息子は引っ込み思案で新しいことや挑戦することが苦手ですが、何も言わずに最後まで真剣に絵本の内容を聞いてくれます。

この絵本を繰り返し読み聞かせることで、心のどこかで一歩踏み出す勇気の芽が育ってくれたらいいなと温かく見守りたいですね。

子どもを信じて見守る大切さ、子どもが持つ想像以上のパワーに気付かされました。

子どもを育てる大人の方にも是非おすすめしたい1冊です。

「はじめてのおつかい」が気になった方は、是非手に取って、親子一緒にこの絵本の魅力に触れてくださいね。

てぶくろは相手を思いやる気持ちが育まれる民話

『てぶくろ』 ウクライナ民話・作 / エウゲーニー・M・ラチョフ・絵 / うちだ りさこ・訳 出版社:福音館書店
福音館書店

「てぶくろ」は相手を思いやる動物たちの優しさと、ハラハラドキドキの展開が魅力の絵本です。

元はウクライナの民話ですが昔から多くの人に愛され、現在でも絵本が出版されています。

この物語の始まりは、おじいさんが森の中で手袋を片方落としてしまったところからです。

降り続く雪の中、温かくて居心地のいい手袋をみつけたネズミは、ここに住むことに決めました。

そこへカエルがやってきて、ウサギがやってきて…次々と手袋の住民が増えてきます。

最後は大きなクマまでやってきて、手袋は今にもはちきれそうです!

次から次へとやってくる動物たちに、大人でも「いや、もう無理でしょ!」とつっこみたくなってしまいますが、動物たちはあきらめません!

手袋の中は一体どうなっているのだろう!?と想像力が掻き立てられ、動物たちの相手を思いやる優しさに心がじんわり温かくなりますよ。

そんな賑やかな物語ですが、とあることで突然の終わりを迎えます。

ただ悲しい終わり方ではなく、温かさの余韻が残るような幕引きです。その後の展開を想像するなど、何度も読みたくなる面白さがあります。

私は雪国出身だったので、冬に片方落ちている手袋を見つけるたびに、中に動物が入っているのでは…?としばらく手袋を観察してしまうほど、想像力を掻き立てられた一冊です。

物語が進むほど、大きな動物の登場にハラハラドキドキし、手袋の中はどうなっているのか想像したり…読めば読むほど魅力に引き込まれる物語です。

相手を思いやる心や譲り合う喜びを学べる絵本

動物たちの「いれて」「どうぞ」のやり取りから、相手を思いやる心が学べ、みんなで一つのものを譲り合う喜びや楽しさを学べる一冊です。

絵本の後半では、手袋の物理的な限界を超えて、どんどん動物たちが入るシーンに想像力も掻き立てられます。

対象年齢
読んであげるなら:3歳から
自分で読むなら:小学低学年から
特におすすめ:3~4歳

対象年齢は3歳からです。集団生活が始まり、他者とのかかわりが増える3歳、友達と楽しくコミュニケーションが取れるようになる4歳ごろが特におすすめですよ。

特にこんな子におすすめ
  • 友達との関りが増えてきた子
  • 動物が好きな子
  • 平和を願う全ての人

最近書店で見かけましたが、この絵本は【平和について考えるコーナー】に置かれていました。

その国や民族が昔から大切にしてきたものが、今でも民話として受け継がれています。

私も久しぶりにこの絵本を読みましたが、動物たちの心の広さや受け入れる姿勢など、大人になって忘れていたことに気づかされました。

どんな相手でも受け入れて仲間になっていく動物の姿に、子どもだけでなく大人も学ぶものがあります。

寒い季節にも、温かい気持ちになれる作品です。是非子どもと一緒に読んでみてはいかがでしょうか♪

っぽいは幼児向けだが大人にこそ読んでもらいたい物語

『っぽい』 ピーター・レイノルズ 著 / なかがわちひろ 訳 出版社:主婦の友社

主婦の友社

「っぽい」は、絵をかくことが大好きな男の子が主人公の『正しいとは何か』を考えさせてくれる絵本です。大人こそ、得るものが大きい1冊です。

この絵本の主人公は、絵を描くことが大好きな男の子・ラモンです。

ラモンは自分の絵を笑われたことがきっかけで、思いのままに絵が描けなくなってしまい、絵を描くことをやめてしまいます。

そんなラモンは、妹の一言がきっかけで、正しく書く必要がないことに気付き、自信を取り戻し、自分の好きなことを自由に楽しめるようになったのでした。

大人の狭い価値観にとらわれることなく子どもを見てほしいという、大人に向けてのメッセージ絵本でもあります。

私は最近この絵本の存在を知り、図書館で借りてきました。自分の生き方や、子どもへの接し方を振り返るきっかけになりました。

「こうしなければいけない」と、私の偏った価値観で子どもに接していたことに気づかされました。

我が子も、ラモンのようにのびのび育ってほしいと気づかせてくれた1冊です。

そのままの自分でいいんだよと教えてくれた絵本

子どもへの接し方だけでなく、自分の生き方についても考えさせられ、個性を大切にすることを教えてくれる絵本です。

自分の好きなことを見つけ、自分の好きなように楽しめるラモンの生き方は、子どもだけでなく、大人にとってもお手本となる生き方だと感じました。

対象年齢
3歳から

特におすすめ:5歳~大人まで

絵本の内容はシンプルなので、3歳頃から読み聞かせできますが、特に、周りとの違いを意識しだす5歳頃から大人まで、幅広い世代におすすめの絵本です。

特にこんな子におすすめ
  • 周りの目を気にするようになってきた子
  • 子どもを育てる大人の方
  • 「自分らしさ」について考えたい全ての方

最近少しずつ周りの目を気にするようになってきた娘にも、繰り返し読み聞かせてあげたいと思いました。

自分を認められ、他人も認められる子に育ってほしいです。その為にも、まずは親である私が、そのままの我が子を認めてあげたいですね。

自分の生き方を見つめなおす本は、多数出版されていますが、「っぽい」は、子どもと一緒に楽しめ、子どもも大人もきっと何か感じるものがある絵本です。

気になった方は、是非「っぽい」を手に取ってくださいね。

タイトルが分からない絵本をあらすじから検索する方法

我が子は、幼稚園で読んでもらった絵本の内容を教えてくれますが、何の絵本なのか分からないことが多々あります。

今日幼稚園でこんな絵本読んだよ!○○が出てきて△△して…面白かったから図書館で借りたい!

え!何の絵本か全然わからない…

「Googleブックス」は、タイトルが分からない本を、書籍内の文章やあらすじを対象に検索し、当てはまる本を見つけ出してくれる便利なサービスです。

Googleブックスの検索方法
  1. Googleで【Googleブックス】と検索する
  2. Googleブックスにアクセスする
  3. 書籍内の文章などキーワードをヒントに検索する
  4. 検索結果から求めていた本を探す

子どものつたない説明の言葉を拾ってGoogleブックスで検索をかけると、高確率で見つけ出してくれる、とても頼りになる助っ人です。

一部書籍は、中身の閲覧が可能なものもありますよ。

娘の説明の言葉から拾った、「マヨネーズの蓋、ケチャップの蓋、冷蔵庫、絵本」を検索窓に入れたら、求めていた絵本が1番に表示され、娘も「これこれ!」と喜んでいました。

初めて見るようなマイナーな絵本もヒットしたので、タイトルが思い出せないときには、是非Googleブックスを活用してみてはいかがでしょうか。

まとめ

  • 絵本を選ぶとき、あらすじを知っていると好みの絵本を選びやすく、失敗が少なく済む
  • 「はじめてのおつかい」は主人公みいちゃんの緊張感と達成感がリアルに伝わる冒険と成長の物語
  • 「はじめてのおつかい」は、1人で挑戦する勇気、一歩踏み出す勇気をくれる絵本
  • 「てぶくろ」は相手を思いやる動物たちの優しさと、ハラハラドキドキの展開が魅力の、昔から多くの人に愛されてきたウクライナ民話
  • 動物たちの「いれて」「どうぞ」のやり取りから、相手を思いやる心が学べ、みんなで一つのものを譲り合う喜びや楽しさを学べる1冊
  • 「っぽい」は、絵をかくことが大好きな男の子が主人公の『正しいとは何か』を考えさせてくれる絵本で、大人こそ得るものが大きい1冊
  • 「っぽい」は、我が子への接し方だけでなく、自分の生き方についても考えさせられ、個性を大切にすることを教えてくれる
  • 「Googleブックス」は、タイトルが分からない本を、書籍内の文章やあらすじを対象に検索をし、見つけ出してくれる便利なサービス

親子で一緒に何度も読みたい、大人も子どもも心に響く絵本をご紹介しました。

私は、この記事を書くにあたり、何冊か絵本を手に取り、じっくり読んでみました。

懐かしい気持ちを思い出し心が安らいだり、絵本の登場人物の清らかさに心が洗われたり、絵本は子どもだけでなく大人にも意味があると感じています。

興味をひくあらすじの絵本があったら、是非手に取ってみてくださいね。