コートフィルムを大切な本に貼って傷や汚れから守りましょう。
何回も読み返す本や子供の絵本は表紙が破れたり傷が付いたりボロボロになりやすいです。
子供に絵本を買ってあげてもお気に入りの本ほど手にする回数が多いので、カバーが外れたり折れ曲がったり落書きしてしまったり、すぐにボロボロになってしまいストレスです。
そこでお気に入りの本は沢山触っても傷みにくいものは無いかと探していたところ、コートフィルムの存在を知りました。
これを貼ることによってカバーごと本をキレイな状態に保つことができます。
コートフィルムを貼ったおかげでカバー付きの本はカバーが外れなくなり、子供が少々乱暴に扱っても気にならなくなりました。
この記事ではコートフィルムの種類や貼り方を紹介していますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
本を傷や汚れから保護してくれるコートフィルムを紹介
本にコートフィルムを貼ると傷や汚れから守ることができます。
お気に入りの本や子供の絵本などはきれいなまま使いたいですよね。
子供はすぐに本に落書きしたりカバーを外してぐしゃっとしていたり、キレイに保管したい私にはストレスです。
今回はそんなストレスを減らすために、コートフィルムを取り扱っているおすすめの3社紹介します。
- 社会福祉法人 埼玉福祉会(サイフク)
- キハラ株式会社
- ニチバン株式会社
どのメーカーもロールタイプ、平判タイプ(コピー用紙のような1枚の紙になったタイプ)があります。
近くの文房具屋でロールタイプ、平判タイプどちらがいいのか店員さんに聞いてみました。
ロールタイプの方がサイズを自分で決められるので無駄が無いし、価格も安いですよ
初めて貼るなら安い方にしておいた方がいいですよと言われ、ロールタイプを購入しました。
ロールタイプの方が中途半端に切れ端が残らないのでもったいない思いをしなくて済みます♪
3社のコートフィルムを簡単に解説
光沢の有無や使用している材質について3社のコートフィルムを簡単に紹介します。
埼玉福祉会のコートフィルム【ブックコートフィルム】は全てエンボス加工(ザラザラした加工)とUVカットが施されています。
ポリプロピレン(少し硬めの材質)と塩化ビニールの2種類あります。
ポリプロピレンの方は抗菌仕様で適度な柔軟性と丈夫さを備えているので本の保護に適しています。
塩化ビニールの方は本以外にもポスターや図面の保護やメニュー表などにも使えるので、色々な用途に使えてお得感がありますね。
キハラのコートフィルム【アメニティB-コート】はポリプロピレンで、つやの無いマットタイプとツルツルで光沢があるタイプがあります。
埼玉福祉会とキハラは文庫判から1mを超えるサイズまであり、使用用途に応じて大きさを選べます。
ニチバンのコートフィルム【カバーフィルム】の材質は全てポリプロピレンです。
平判タイプはA5、B5、A4サイズがあり、ロールタイプはA5からB4サイズまであります。表面はツルツルで光沢があります。
どのサイズを買ったらいいの!?
私はどれを購入したらいいのか迷ってしまうので、1番サイズの種類が少ないニチバンのカバーフィルムが選びやすいなと感じました。
ブックコートフィルムとは本を保護するフィルム
ブックコートフィルムとは図書館の本に貼られている透明なシールのようなもので、傷や汚れ、紫外線から本を守ってくれます。
本に直接貼り付けるのでビニールや布のブックカバーのように外れてしまうこともないし、違和感無く本を利用できます。
こんな便利なものがあるのね~!
今回このようなフィルムがあることを知り、大切な本や絵本はブックコートフィルムを貼った方が傷も付きにくく、きれいな状態が長持ちするのでいいなと思いました。
ただし、コートフィルムを貼った本は古本屋さんでは買い取りしてもらえないことが多いので、手放す可能性がある場合は貼るかどうかを考えた方がいいです。
よっぽど珍しく手に入りにくい本は買い取ってもらえるようですが、そうでない場合は難しいようなので気をつけましょう。
やっぱりいらなくなってしまったわ・・・
もしも貼った後に手放したくなった場合は、フリマサイトを利用するという手もあります。
商品の説明のところにコートフィルムを貼り付けている事を記載しておけば大丈夫みたいです。
コートフィルムの上手な貼り方を解説
今回はニチバンのカバーフィルムを購入してみたので、実際にフィルムを貼ってみました。準備するものはこちらです。
- ブックコートフィルム
- フィルムを貼りたい本
- やわらかいハンカチや布
- ものさし
- はさみ
- テープ
ハンカチは子供が赤ちゃんの頃に知人からもらったガーゼハンカチを使用しました。
やわらかいのでフィルムを抑えるのに調度良かったです。
はさみはフィルムの粘着がベタベタ付いて切れ味が悪くなりやすいです。
こまめに除光液や消毒用アルコールで拭くといいですよ。
テープはセロハンテープやマスキングテープなど何でもいいですが、仮止めに使うだけなので粘着力が強いものは避けましょう。
準備物はコートフィルム以外はほとんどの家庭にあるものなので、ちょっと貼ってみようかなという気になりますね。
それではコートフィルムの貼り方を説明していきます♪
本のカバーが無い場合のコートフィルムの貼り方
絵本はカバー付きだったのですが、子供に破かれてボロボロだったのでカバーを外してフィルムを貼ることにしました。
福音館書店の【てぶくろ 絵:エウゲーニー・M・ラチョフ、訳:うちだ りさこ】に貼ってみました。
- 1剥離紙の面を上にしてテープで止める
- 2余白を2㎝ほどあけながら本を動かしてサイズを測り、ハサミで切る
- 3本の開く側を自分の方へ向くように向きを変える
- 4端を2㎝折って剥離紙をはがす
- 5さらに剥離紙を5mmほどずらして折り目をつける
- 6はがした5mmのところに本を置く(本が少しだけフィルムについている)
- 7本がフィルムから離れないようにひっくり返す
- 8端からハンカチで気泡が入らないように貼る
- 94~5㎝貼ったら定規をスライドさせて一気に貼る
- 10本をひっくり返してハンカチで手前を貼り付ける
- 11表と同じで4~5㎝貼ったら定規で一気に貼る
- 12表紙を開き、フィルムを斜めにカットする、背表紙のところは上下とも斜めに切り込みを入れる(赤線部分)
- 13ハンカチでフィルムを全て貼り付ける
- 14背表紙の余分なフィルムはカットする
- 15完成(左が貼る前、右が貼った後)
初めてなので上手く貼れるか不安でしたが、貼り直しOKと書いてあったので焦らずゆっくり作業できました。
元々光沢のある本だったので、フィルムを貼ってもあまり変化がありませんでした。
エンボス加工のフィルムなら違いがわかったかもしれない
「はさみはよく切れるものにしましょう」とあったのですが、その辺に置いてあった子供のはさみを使ってしまい、背表紙部分のフィルムを切る時に少しガタガタになってしまいました。
カバー無しの場合はそこまで難しくなく、思ったよりきれいに貼れたなと満足です♪
本のカバーがある場合のコートフィルムの貼り方
本にカバーが付いているものはカバーの無いものとやり方が少し違いますが途中までは同じです。
日本図書センターの【はじめての「よのなかルールブック」あんしんえほん 監修:高濱正伸 絵:林ユミ】に貼ってみました。
- 1カバーの折り返し部分上下を5mmカットします(4ヶ所)
- 2剥離紙の面を上にしてテープで止める
- 3上下左右余白を2㎝ほどあけながら本を動かしてサイズを測り、ハサミで切る
- 4本の開く側を自分の方へ向くように向きを変え、端を2㎝折って剥離紙をはがす
- 5さらに剥離紙を5mmほどずらして折り目をつけてフィルムの上に本を置く
- 6本がフィルムから離れないようにひっくり返す
- 7端からハンカチで気泡が入らないように貼る
- 84~5㎝貼ったら定規をスライドさせて一気に貼る
- 9本をひっくり返してハンカチで手前を貼り付ける
- 104~5㎝貼ったら定規で一気に貼る
- 11表紙を開き、本を外してカバーだけの状態にする
- 12フィルムを斜めに(約160度)カットする、背表紙のところは上下とも斜めに切り込みを入れる(赤線部分)
- 13切り込みを入れた背表紙の部分を貼る(上下両方)
- 14カバーに本を戻して残りのフィルムを全部貼る
- 15完成
カバーありの方が本体とカバーがずれないように気をつけないといけないので貼るのが難しかったです。
フィルムを貼ることに一生懸命になっていて、少しカバーと本体がずれてしまいました。
本の上下部分のフィルムを貼る時は本を閉じ気味にしてから貼るとカバーとの隙間ができないので上手に貼れます。
少し失敗しましたが、完成したので嬉しいです。カバーがずれないのがとても快適です♪
もしも、自分で貼るのに自信が無い方、めんどくさいと感じる方は本を購入する時に【フィルムコートサービス】というラミネートフィルムを貼ってくれるところもあります。
書籍を購入する時に「これは特別な本だから貼ってもらいたい」と思う方は利用してみてもいいかもしれませんね。
フィルムを売ってる場所はホームセンターや文房具店
コートフィルムを購入するためにどこ売ってるのか調べた所、東急ハンズやカインズなどのホームセンター、ロフト、文具店にあるとのことで近くのホームセンターへ行ってみました。
私の住んでいる地域のホームセンターをはしごしたのですが、どこも売っていませんでした。
そこで近所の文房具店へ電話で問い合わせた所「ありますよ~」と返答いただき、はしごしたのにこんなに近くにあったのかと後悔しました。
まずは店舗にコートフィルムがあるかどうか電話して聞いてみると効率が良いですね♪
あとはネット販売しているのでそちらで購入する方が移動しなくていいので楽ちんかなと思いました。
しかし、実際に商品を手にして確かめてから購入したい場合は店舗に足を運ぶことをおすすめします。
100均にコートフィルムは無いがブックカバーはある
残念ながら100均にコートフィルムは販売されていないですがブックカバーがあります。
抗菌が施されたものや厚手のカバーがあり、サイズは教科書サイズ、週刊誌サイズ、コミック用、文庫本サイズと意外と種類があるなという印象でした。
クリアカバーは10枚以上入っていて税込み110円なので本をよく購入する方にはおすすめです。
今回は試しにA4サイズとB5サイズ、週刊誌B5サイズ厚手タイプを購入してみました。
あまり何も考えずに買ってしまったので、どの本を入れてみようかなと考え中です。
本にフィルムを貼るのはめんどくさいなと思ったらこちらのブックカバーも検討してみるといいですよ♪
ピッチンは水筒の保護フィルムとしても使える
埼玉福祉会のピッチンという商品は水筒の保護フィルムとしても使えます。
子供の水筒ってすぐに傷が付きますよね。買った次の日にはもう傷ついていたりへこんでいたり、悲しい気持ちになります。
そこで、少しでも傷や汚れを防ぐためにピッチンを貼るといいですよ。
シートを水筒に巻き付けて同じくらいにカットしておき、剥離紙(シートの台紙)の真ん中にカッターで切れ目をいれて貼っていくと初心者でも曲がったりせずに貼れるようです。
湿布を貼るようにシートの真ん中から水筒に貼るといいよ
私の子供もお気に入りの水筒を購入したにも関わらず、すぐに傷をつけてしまいます。
水筒を持ったまましゃがんで地面にガリガリ・・・
シートを貼ることで地面に水筒が当たってしまっても保護してくれるので傷がつきにくくなります。
私の住んでる地域では店頭に売っていなかったので、ネットで購入したいなと思いました。
水筒専用のコートフィルムも販売している
株式会社コアデ ドリンクボトル保護フィルム BIG
こちらは水筒専用の保護フィルムでステンレスやプラスチックなどの水筒に貼ることができます。
ドリンクボトル保護フィルム【直径65mm、高さ165mm以内】とドリンクボトル保護フィルムBIG【直径90mm、高さ200mm以内】の2種類あります。
購入した方のレビューを見てみるとドライヤーよりお湯で温めて貼り付ける方が上手くいったという情報がありましたよ。
お湯に浸けて貼るとフィルムがみるみる縮んでピタッとなるとのことで、単純に面白そうだな、挑戦してみたいなと購入意欲が湧きました。
ドライヤーやお湯で温めて密着をよくしてから貼るので簡単に貼れると紹介されていました。
こちらは「ピタッと貼れてとても良い」「貼るのが難しいから諦めた」など賛否分かれています。
初心者には少し難しいようなので、1度失敗しても良いボトルなどを使って練習をした方がいいみたいです。
まとめ
- 本にコートフィルムを貼ると傷や汚れから守ることができる。
- コートフィルムを販売している会社を3社紹介。フィルムにはロールタイプ、平判タイプがある。
- ロールタイプの方が低価格で欲しいサイズでカットできるので無駄なく使える。
- コートフィルムにはポリプロピレンと塩化ビニールがあり、塩化ビニールの方は本以外にも幅広い用途で使えとてもお得。
- ブックコートフィルムとは本を傷や汚れから守るもの。本に直接貼り付けるため違和感なく利用できる。
- フィルムコートを貼っている本は古本屋では買い取ってもらえない事が多いので、その場合はフリマを活用するといい。
- コートフィルムの上手な貼り方を紹介。自分で貼るのが難しい人は本の購入時にコーティングをしてくれるところを利用するといい。
- コートフィルムはホームセンターや文房具店で販売されている。地域によっては販売されていないので商品が置いてあるか、電話で問い合わせてみると効率が良い。
- 100均にコートフィルムは売っていないが、ブックカバーはある。文庫判や週刊誌、教科書用とサイズの種類が結構ある。
- 埼玉福祉会のピッチンは水筒の保護フィルムとしても活躍する。水筒専用のフィルムもあるが、初心者には難しいので練習が必要。
コートフィルムは本を傷や汚れ、紫外線から保護してくれるので、お気に入りの本や子供の絵本に貼るときれいに長く利用できます。
コートフィルムは本だけでなく、図面やメニュー表など様々なものに使えると知り、こんな便利なものがあるのだなと驚きました。
早速、子供の絵本にコートフィルムを貼ってきれいに管理したいと思いました。
大切なものをきれいに管理できるのは嬉しいですよね♪ぜひ参考にしてみて下さい。