最近、便利な家計簿アプリが沢山出ていますが、家計簿の手書き投稿がインスタで人気になっています。
インスタには様々な家計状況の方が投稿しており、自分の状況と近い人の内容を参考にできます。
また、インスタへ手書きの家計簿を投稿していた方が書籍を出版することも増え、今あえて「手書きの家計簿」が注目されているのです。
家計簿を手書きするメリットは「家計と向き合う時間を作る」、「レイアウトや項目を自由にできる」などでした。
私は手書きの家計簿が全く続かず、現在はアプリで家計簿管理をしています。
アプリはどこでもすぐに入力できるので便利ですが、今回のリサーチでは手書きの良さも改めて感じました。
この記事では家計簿を続けるコツやポイントも解説していますので、あなたの参考になると幸いです。
家計簿の手書き投稿がインスタで人気!数は78万件以上!
「インスタ」こと「Instagram」というサイトを聞いたことはありますか?
インスタは写真投稿をメインとしたSNSで、風景や食べ物、ファッションや美容など様々なジャンルの写真が投稿されています。
私は1日1回必ずチェックしていますが、好きな芸能人やイラストレーターの投稿を見る目的で使用しています。
中には手書きの日記帳や家計簿を投稿しているユーザーもおり、インスタの中でも人気ジャンルの1つです。
実際に「家計簿」というキーワードで検索すると、78.1万件の投稿がヒットしました(2022年6月時点)。
家計簿は手書きの人もいれば、エクセルにまとめている人もいます。投稿者それぞれの個性が見えて、見ているだけでも楽しいです。
手書き投稿はかわいいだけじゃない!上手な活用方法
私もインスタはよく見るのですが、手書きの家計簿は手帳の外見を含めて可愛らしい写真の投稿が多い印象です。
マーカーの色がカラフルだったり、ワンポイントにシールを使うなど、レイアウトが上手でまとめ方の参考になります。
こうした写真を見る度に、「どれも丁寧にまとめられていてすごいな」と思います。
私は自分の家計簿の付け方を見直す時に、レイアウトだけでなく、投稿されているものの実際の金額から家計のやりくりを参考にすることがあります。
インスタには様々な家族構成や年齢、年収の方が家計簿を投稿しているので、自分の状況と近い内容を見つけやすいです。
しかし投稿の中には「本当にそんなに食費を安く抑えられるの!?」と思う投稿もあるので、内容を良く見ることが大切です。
主婦向け雑誌でも読者の家計簿が紹介されるけど、よく見ると「実家から仕送り」とか結構あるわね……。
投稿されている内容を全て参考にするのではなく、自分のライフスタイルに合わせて部分的に取り入れて上手に活用しましょう。
手書きのメリットは家計と向き合う時間を作れること
家計簿は手書き以外にスマホでも管理ができます。ネットが繋がっていれば入力したデータが同期されるため、非常に便利です。
私も家計簿アプリを使用していますが、入力した内容に応じて品目を分類してくれるので、重宝しています。
でも、インスタでは手書きの家計簿が人気なのでしょう? メリットは何かしら?
インスタに手書きの家計簿を投稿し、その内容を書籍として出版された方のインタビュー記事がありました。
あえて手書きで家計簿をつけるメリットについては、以下のような回答でした。
- ノートにまとめることで、1ヶ月の収支が一目で分かる。
- 書き込んでいる間を、振り返る時間に充てることができる。
- 頑張っている結果が目に見えやすく、モチベーションが上がる。
ポイントの2つ目については、1つ1つの項目を書く際に「これは買い過ぎたな」など、必要な出費だったかを振り返えれるのです。
確かにアプリは手軽に入力できますが、いつの間にか「作業」になり、1つ1つの収支を振り返れていなかったなと感じました。
手書きは作業に手間がかかりますが、その分お金の流れについて向き合えるのが最大の魅力ですね。
家計簿を手書きで続けるための3つのポイントを解説
家計簿を手書きするメリットは、「家計と向き合う時間を作れること」です。
家計簿をつけ始めた際は、多くの方が「きっちり収支をつけるぞ!」と意気込むのではないでしょうか。
私もその1人ですが、3日もすれば「めんどくさい……」と家計簿を放り出していました。
インスタで手書き家計簿を投稿をしている方のインタビュー中でも、投稿者は元々めんどくさがりで「最初の数年は挫折を繰り返していた」と回答されています。
家計簿って、基本的に面倒なのよね……。項目は多いし、計算が合わないとイライラするし……。
どうすれば手書きの家計簿を継続できるのでしょうか? 次項より、続けるためのコツを紹介していきます。
手書きのポイントは書く目的をハッキリさせること
あなたが家計簿をつける理由は何でしょうか? おそらく「お金の流れを把握するため」と答える方が多いと思います。
お金の流れを把握して「どうしたいか」まで決めると、それが家計簿を続ける目的になります。
主婦の方だと「子どもの将来のために貯金したい」など、明確な理由を持って家計簿を付けている人が多い印象です。
漠然と「お金のことはきっちりしなきゃ」と思っていたけど、確かに目的がないと続けられないわね……。
これは私の経験なのですが、可愛い家計簿の写真に触発されて「私も書いてみよう!」となることが多かったです。
しかし、どれも長続きせずに途中で投げ出していました。原因は「家計簿を書く目的がなかったから」です。
今は「将来に備えて貯金したい」、「家計の浪費を減らしたい」という目的があるので、私は家計簿を続けられています。
家計簿も手書きならレイアウトが自分の思い通り!
多くの家計簿アプリは、レイアウトや入力できる内容に限りがあります。
私は市販の家計簿を使ったこともありますが「この項目はいらないな」、「レイアウトが使いにくい」と感じることも多かったです。
一方、手書きの場合はレイアウトだけでなく、「どんなルールで記録するか」など、あらゆることを自由に決めることができます。
インスタに投稿されている手書き家計簿は、使用しているものや書き方なども個性が出ています。
私はスケジュール帳に予定・家計簿・日記を書いています。登録中のサブスクも記録して、定期的に見直しています。
方眼ノートに自分で線を引いて使っています。ページごとにラベリングもしています。
Aさんのようにあらゆることを1か所に集約する人もいれば、Bさんのようにレイアウトを1から考えている人もいます。
家計の状況は人によって違うため、自分に合ったツールや使い方を見つけることが大切になります。
インスタで「#家計簿ノート」と検索すると、本当に多くの写真が表示されます。
視覚的にも分かりやすいので、ぜひあなたの家計簿づくりの参考にしてみてください。
手書きだと収支の項目も自分で自由に決められる
家計簿が続かない理由の1つが、「収支の項目が細かすぎる」ことです。
収支の流れを掴むためには、「何にどれだけの金額を使ったのか」を把握する必要があります。
家計簿アプリでも「食費」や「日用品」など、分類項目を選択できるようになっています。
ただ、この分類が細かすぎると記録が大変です。よって、まずは下のようにざっくり分類するのが良いそうです。
- 固定費:毎月金額が変わらない支出(例:家賃・共益費、駐車場代、携帯電話代、習い事など)
- 変動費:毎月金額が変動する支出(光熱費、食費、日用品、交通費など)
私は一度、FP(ファイナンシャルプランナー)の方に家計相談をしたことがあります。
皆さん変動費を削ろうとしますが、まずは固定費を見直す方が良いですよ。
そうなんですか? 固定費というと……家賃とかですよね?
そうです。固定費は毎月必ず発生する費用なので、そこを安く抑えると節約効果が高いです。
①固定費→②変動費の順番で見直す方が、節約しやすく家計管理が楽になるとアドバイスを頂きました。
また、家計簿は「自分が何にどれだけお金を使っているか」を見えるようにするものなので、自分が把握できればそれで良いのです。
手書きが苦手ならテンプレートを活用しよう!
家計簿が続かない理由の1つとして、「使いにくさ・不便さ」は大きい割合を占めます。
手書きの家計簿は、レイアウトや項目を自由に決められるのがメリットです。
ただ、中には「レイアウトを考えるのが苦手」、「手書きに興味はあるけど、めんどくさい」という方もいらっしゃると思います。
そんな方にぜひオススメしたいのが、「テンプレート」と呼ばれる雛形の利用です。
テンプレートはある程度書式が決まっていますが、項目などにカスタマイズを加えて印刷することができます。
PDFやExcel形式でテンプレートを配布しているサイトも多くあります。
作成者によって個性が出るので、自分に合ったものを見つける過程も楽しいかもしれませんね。
手軽に項目を変えられるから、定期的に見直して修正するのも簡単ね!
姉妹サイトでも、家計簿のテンプレートを作る方法が紹介されていますので、気になる方は下のリンクも要チェックです。
手書きには無印良品のリフィルノートがおすすめ!
無印良品
家計簿を手書きするなら、無印良品のリフィルノートがオススメです。
本体(表紙)とリフィル(中身の用紙)が別々に販売されており、自由に組み合わせて使用できるのが特徴です。
本体はプラスチック素材「ポリプロピレン」のものと、固い段ボールのような素材「クラフト」のものがあります。
リフィルは無地やドット方眼など定番タイプがありますが、なんと「家計簿」も販売されています。
家計簿のリフィルは、シンプルに品目と金額を記録できる仕様です。
また、クリアポケットタイプのリフィルもあり、レシートなどの保管に使用している方もいらっしゃいます。
無印のリフィルノートシリーズは用途や好みに合わせて使うことができるため、カスタマイズの幅が広がりそうですね。
まとめ
- 家計簿の手書き投稿がインスタで人気を集めており、2022年6月時点で78万件以上の写真が投稿されている。
- インスタには様々な年齢や経済状況のユーザーが手書きの家計簿を投稿しているため、自分の状況と近い人の投稿を参考にできる。
- 手書きで家計簿をつけるメリットとして、①収支が一目で分かる、②書き込む時間を振り返りに当てられる、③家計管理のモチベーションが上がる、の3つが挙げられる。
- 書籍を出版した家計インスタグラマーもおり、手書きの最大のメリットは「家計と向き合う時間を作れる」ことだとしている。
- 手書き家計簿を続けるコツは、①家計簿を書く理由を明確にする、②自分にあったツールや使い方を見つける、③収支の分類を簡潔にする、の3つが挙げられる。
- 手書きの家計簿はレイアウトを自分で決められるのもメリットで、スケジュール帳に家計簿を一緒につけたり、方眼ノートに自分で線を引いて記録するなど、方法は人それぞれ。
- 自分でレイアウトを考えるのが苦手な人は、テンプレートを活用して家計簿ノートを作成するのもアリ。
- 無印良品の「リフィルノート」シリーズは、本体(表紙)とリフィル(中身の用紙)を自由に組み合わせて使えるので、手書きの家計簿にオススメ。
- 無印良品のリフィルには「家計簿」タイプのリフィルも販売されている。
今回のリサーチでは、家計簿の手書き投稿がインスタで人気を集めている理由が分かりました。
便利な家計簿アプリではなく、あえて手書きで家計簿をつけることが「家計と向き合う時間」になるという考えは目から鱗でした。
また、家計簿を長続きさせるコツも「なるほど」と思えるものが多く、もう一度手書きで家計簿に挑戦してみようという気持ちになりました。
手書きの家計簿で、あなたもぜひ家計と向き合う時間を作ってみてください。