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絵本うんちっちを読んで家族みんなで大笑い!!あらすじや意味を解説

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絵本『うんちっち』は、家族で大笑いしながら楽しめる、幼児から小学生におすすめのユーモア絵本です。

読み聞かせでも必ず子どもたちにウケる絵本なので、読み聞かせに慣れていない方にもおすすめですよ。

インパクトの強いタイトルに、私が司書として働いている小学校でも、大変人気があります。

「なんだか下品そう」と敬遠している保護者の方は、ちょっと待ってください!!

この絵本、実は「うんち」自体は一度も登場せず「うんちっち」という言葉だけを軸に進んでいきます。

起承転結がはっきりしているので、物語としても十分に楽しめますよ♪

この記事では、絵本『うんちっち』のあらすじや「うんちっち」という言葉の意味についてご紹介します。

家族みんなで楽しめる絵本『うんちっち』を読んで、楽しい時間を過ごしてくださいね!!

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絵本うんちっちで大笑いしてストレス発散!!

引用 『うんちっち』 作 ステファニー・ブレイク/訳 ふしみみさを/あすなろ書房

絵本『うんちっち』は、幼児から小学生に人気の笑える絵本で親子で読めばきっと楽しい時間を共有できますよ。

私が司書として働いている小学校の図書室でも大人気で、読み聞かせをすると必ず大爆笑が巻き起こります!!

本のタイトルを聞いて、くすっと笑える子は大体気に入りますよ♪

子どもに絵本を与える際、どうしても「何か役に立つか」考えてしまう方も多いのではないでしょうか。

実際に小学校の先生方から問い合わせがあるのも「お友達関係の本」や「思いやりが育まれる本」などが多いです。

しかし、私たち大人が本を読むとき、映画やテレビを観るとき、そんな風には考えませんよね。

何かに役立つわけではないけど、楽しい気持ちになったり、大笑いすることも、読書の楽しみの一つです。

純粋にお話を楽しみ、読んでいるみんなで大笑いをする・・・そんな楽しい経験をくれるのが、この絵本の魅力なのです。

原作の『Caca boudin』はフランスの子どもたちにも大人気で、現在では世界15ヶ国で翻訳され、300万部をこえる人気作になっています。

公式ホームページでは、対象年齢は4歳からと紹介されていますが、はっきりとした鮮やかな絵やリズミカルな文章なので、4歳以下の子どもも十分に楽しめますよ♪

汚い言葉を使いだすのが怖いという低評価もあり

絵本『うんちっち』の口コミを見ていると、汚い言葉を話し出すのが怖いという意見も、少数ですが見受けられました。

  • 子どもが本を読んでから、うんちっちという言葉を意味もなく連発している。
  • 子どもは喜んでいるけど、親としては微妙。
  • メッセージ性のある絵本ではない。

絵本を子どもに与える理由は、ご家庭や保護者の方でそれぞれの理由があると思います。

確かに深いメッセージ性や、感動、情緒性を求めるのであれば、この絵本は不向きであるといえそうです。

しかし私は、保護者と一緒に大笑いする楽しい読書経験は、その後の子どもたちの読書量に繋がるのでは、と考えています。

もちろん、深いメッセージ性がある絵本も素晴らしいですが、そればかり読んでいても読書の面白さには気付けないのではないでしょうか。

子どもたちには、いろいろな表情のある絵本や物語に、幼い頃から慣れ親しんでほしいなと思います♪

確かに絵本を読んだ後に「うんちっちー!!」と連呼する子どもがいることは否めませんが、子どもの飽きは早いので、そこまで心配しなくても大丈夫ですよ。

絵本や読み聞かせに何を求めるのかは人それぞれですが、単純に子どもの楽しむ姿が見たい方にはおすすめの絵本です。

主人公が話すのはうんちっちだけ!?あらすじを紹介

『うんちっち』は、子うさぎシモンが主人公の物語で、タイトルに反して「うんち」自体は一度も登場しません。

主人公の子うさぎのシモンが話せる言葉は唯一「うんちっち」だけでした。

お母さんがおやすみの挨拶をしても、お父さんに「ほうれんそうをおたべ」と言われても、どんなときも「うんちっち」しか言いません。

「うんちっち」しか言えないのか、言わないのかは本では明らかにされていませんが、家族とシモンのやりとりに子どもたちは大喜びしますよ。

絵本『うんちっち』のあらすじ

「うんちっち」しか話さない子うさぎのシモンの前に、あるときオオカミがやってきて、シモンを食べてもいいかを尋ねます。

それでも、やっぱり「うんちっち」と答えたシモンは、オオカミに丸飲みにされてしまいます!!

ところが、今度はシモンを丸飲みしたオオカミが「うんちっち」しか言えなくなってしまうのです。

具合が悪くなったオオカミは、うさぎのお医者さんを呼びますが、答えられるのは「うんちっち」だけでした。

そこで、うさぎのお医者さんは、このオオカミがシモンを丸飲みしたことに気が付きます。

はたして、飲み込まれてしまったシモンは助かるのでしょうか・・・?

助け出されたシモンと、シモンのお父さんのやりとりや、シモンの最後の言葉も、予想外の展開で、とても面白いのです♪

読み聞かせしていると、物語前半の家族とシモンのやりとりには大笑いですが、中盤のオオカミに飲まれたところでは「どうなるの!?」と静まり返ります。

起承転結がはっきりしているので「うんちっち」という言葉だけに引っ張られすぎず、物語にも集中できる子どもが多いですよ♪

読み聞かせ初心者やお父さんの読み聞かせにも大人気!!

絵本『うんちっち』は読み聞かせ初心者や、お父さんからの読み聞かせにもおすすめです。

お母さんが読み聞かせをすることがあっても、お父さんがすることはあまりないご家庭も多いのではないでしょうか。

長いお話や、詩的な物語の読み聞かせはハードルが高いかもしれませんが『うんちっち』ならば心配ありません!!

読み聞かせは、親子のコミュニケーションや絆を深めるきっかけにもなりますし、様々なメリットがあります。

私は子どもはいないのですが、5歳と4年生の姪がおり、特に5歳の姪にはよく読み聞かせをします。

しかし夫はその姿を見ているだけ・・・なんとなく気恥ずかしいみたいなのです。

『うんちっち』は文章が短くリズムが良いので、そんな読み聞かせ初心者も安心して読めます。

文章も、文字に大小の違いがつけられているので、声の強弱など、読み聞かせしやすいつくりになっているのも嬉しいポイントです。

試しに、夫が『うんちっち』を姪に読んだところ、二人とも大爆笑で、夫も満足げにしていました(笑)

ぜひ、親子で楽しんで、この絵本を読んでみてくださいね♪

うんちっちの意味は?ダメなことほどしたくなる子ども心

『うんちっち』は、フランス語の原書だと『Caca boudin(カカ・ブゥダン)』というタイトルで、あまり上品ではない言葉です。

「Caca」はうんちのこと「boudin」はフランスの黒っぽいソーセージのことで、子どもたちはよく使うけれど、大人はあまりいい顔をしない言葉だそうです。

『Caca boudin』を『うんちっち』と語感良く訳した訳者のふしみみさをさんのセンスにつくづく感嘆してしまいます。

「うんち」という言葉を、下品にならず、少しの可愛らしさと楽しさを感じさせるものにする翻訳ですよね。

子どもたちは、大人にダメと言われたことを面白がってわざとやったりします。

走るなと言われた場所で走り、言うなと言われた言葉を使い・・・小学生と一緒にいると怒られるとわかっていてどうして?と疑問は深まります。

しかし、言ってはいけない言葉をひたすら繰り返す面白さは、子どもたちにとって世界共通のようです。

普段大きな声で言ってはいけない言葉を、主人公シモンが代わりに堂々とやってくれるところが、子ども心をくすぐる面白さなのかもしれません♪

うさぎの子シモンシリーズは全部で3冊

うさぎの子シモンが主人公の絵本シリーズは『うんちっち』の他に2冊あり、どちらも人気があります。

その人気ぶりに、2019年から2022年にはNHKのEテレでミニアニメが放送されました。

図書室では「テレビで見たことがあるうさぎのシモンだ!!」と借りていく子もいましたよ。

『うんちっち』以外の2冊も、シモンのいたずらっ子ぶりが発揮されている楽しい絵本です。

また、シモンの成長が感じられる絵本もあるので、お子さんの成長に合わせて読み進めるのもおすすめですよ♪

あっ、オオカミだ!はいたずら心満載の悪い子の絵本

引用 『あっ、オオカミだ!』 作 ステファニー・ブレイク/訳 ふしみみさを/あすなろ書房

『うんちっち』では風変わりな子程度だったシモンですが、この絵本では明らかな悪い子になっています(笑)

ハラハラドキドキもあり、嘘をついてはいけないという教訓もあり、しかし、子どもたちを裏切らないオチも用意されています。

やってはいけないことをやってしまうところは『うんちっち』と同じで、こちらも子ども心をくすぐるようです。

絵本『あっ、オオカミだ!』のあらすじ

いたずら好きのうさぎの子、シモンは、大人にやりたくないことを言われると「あっ、オオカミだ!」と答えます。

その度に、大人たちは大慌て!!その隙にシモンは、やりたい放題好き放題で、大人たちを困らせます。

あるとき、シモンの目の前に本物のオオカミが現れますが、お母さんはまた嘘をついていると思って信じてくれません。

オオカミに捕まり、絶体絶命のシモンですが、このオオカミが実は・・・?

題材は有名なイソップの童話のオオカミ少年だと思いますが、シモンはあまりへこたれません。

シモンのいたずら心を忘れないたくましさも、子どもたちから支持される理由かもしれませんね。

読み聞かせをしていると、子どもたちはにやにや、まるで共犯者のような表情で聞いてくれましたよ!!

大人としては少し困りますが・・・。

言葉だけで楽しめる『うんちっち』とは違い、物語がある程度理解できる3、4歳から読んであげるのがおすすめです♪

ちびちっちは妹や弟ができたら読んであげたい

引用 『ちびちっち』 作 ステファニー・ブレイク/訳 ふしみみさを/あすなろ書房

弟や妹ができた子にぜひ読んであげてほしいのが『ちびちっち』という絵本です。

なんと、この絵本では悪い子シモンに弟ができ、シモンの成長が感じられる1冊になっています。

弟や妹ができたときの、不安な気持ち、大切に思う気持ちが描かれているので、きょうだいができたときに、ぜひ読んであげてくださいね。

お兄ちゃんやお姉ちゃんになった子どもたちに、保護者の寄り添う気持ちが伝わると思いますよ。

絵本『ちびちっち』のあらすじ

一言目には「うんちっち」、嫌なことには「あっ、オオカミだ!」で世渡りしてきた、いたずらっ子シモン。

そんなシモンの家に、赤ちゃんのちびちっちがやってきます。

お母さんに「赤ちゃんがいるから静かにして」と言われたり、なんだか面白くありません。

いきなり弟ができたことを受け入れられないシモンでしたが・・・。

小学校の図書室でもやはり、弟や妹がいる子が、すすんで借りていく印象です。

ずっと両親を独り占めしてきたシモンのように、下の子が生まれて戸惑う子どもは多いのではないでしょうか。

最後には、眠れない弟と朝まで一緒に寝てあげるという、お兄ちゃんとしてしっかり成長したシモンの姿を見られますよ♪

「うんちっち」という言葉も出てきて、子どもたちの期待も裏切りません(笑)

まとめ

  • 絵本『うんちっち』は親子で楽しい時間を共有できる、幼児から小学生に人気の笑えるユーモア絵本。
  • 対象年齢は4歳からとされているが、鮮やかな色遣いと面白い言葉で、4歳以下の子どもたちも十分に楽しめる。
  • 深いメッセージ性や感動、情緒性はないが、単純に物語を楽しんだり、笑いたい人におすすめ。
  • 『うんちっち』は、何を言われても「うんちっち」としか答えないうさぎの子・シモンが主人公の物語。
  • 文章が短くリズミカルなので、読み聞かせ初心者にもおすすめ。特にお父さんからの読み聞かせには評判がいい。
  • 『うんちっち』は、原作のフランス語だと『Caca boudin』となり、フランスでも子どもがよく使うが、大人がいい顔をしない言葉のひとつ。
  • うさぎの子シモンが主人公のシリーズは日本では全3冊発売されており、人気ぶりからNHKのEテレでアニメ化されたこともある。
  • 2作目の『あっ、オオカミだ!』は、スリルや嘘をついてはいけないという教訓もありつつ、子どもを裏切らないいたずら心も満載の絵本。
  • 3作目の『ちびちっち』は、シモンに弟ができるお話で、弟や妹ができた子にぜひ読んであげたい1冊。

絵本『うんちっち』は、家族で笑いながら、楽しい時間を過ごせる絵本です。

子どもが喜ぶのはもちろんですが、独特の絵や言葉回しは、大人が読んでも笑ってしまいます。

子どもは、保護者が楽しそうにしている姿を、大人が思っているよりもよく見て、そして嬉しく思っているものです。

ぜひ、この絵本を読んで、日常のストレスを吹き飛ばし、お子さんと思いっきり楽しんでくださいね!!